五月の風の中、カキツバタが見頃「太田神社」

公開日 : 2021年05月02日
最終更新 :
筆者 : Akio

上賀茂神社の境外摂社にあたる太田神社では、杜若(カキツバタ)が見頃を迎えています。

境内では青もみじとツツジもきれいです。

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上賀茂神社と言えば例年5月15日に行われる「葵祭」ですが、昨年に続いて今年2021年もコロナで中止となっています。

来年の葵祭を楽しみに待ちたいと思います。

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「大田ノ沢」に咲くカキツバタは、例年4月末から5月初めが見頃です。

小雨の中、美しい花を咲かせています(5月2日撮影)。

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大田ノ沢では、約2万5000株が自生しています。

ここのカキツバタは、古代から咲き続けた花であり、古代京都の湖であった頃の面影を残すところのひとつとして、昭和14年に国の天然記念物に指定されています。

昨年は新型コロナウイルスの影響で池のほとりへの入口を閉鎖したため、開園は2年ぶりです。

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《平安時代から愛でられてきたカキツバタ》

見頃を迎えたカキツバタ。

平安時代の歌人・藤原俊成は、和歌に詠まれています。

「神山や大田の沢のかきつばた  深き頼みぞ色にみゆらむ」

カキツバタは、ひと株で3回花を咲かせ、花の形はあやめに似て色は薄紫色。

五月の風に花が揺れています。

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【太田神社】

・住所: 〒603-8047 京都府京都市北区上賀茂本山340

・拝観料: カキツバタの時期 育成協力金300円

・拝観時間: 日の出~日没

・アクセス: 京都駅から京都市営バス4号系統「上賀茂神社前」下車/四条河原町から京都市営バス46号系統「上賀茂神社前」下車

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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