霧が舞い降りて来た水無月の「嵐山」

公開日 : 2021年06月14日
最終更新 :
筆者 : Akio

《霧の嵐山》

13日、朝の京都は雨でした。

嵐山ではうっすらと霧が出ていました。

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嵐山と言えば、春は桜。秋は紅葉の美しいところですが、「山」「川」「木」といった自然の環境下からか「霧」がたびたび発生します。

気象現象としては、霧は雲と同じで、大気中に浮かんでいるものが雲。

地面に接しているものを霧と呼ぶそうです。

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霧の発生メカニズムは、水蒸気を含んだ大気の温度がなんらかの理由で下がり、その水蒸気が小さな水の粒になって空中に浮かんでいる状態のことを表すとの事です。

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《六月や 峰に雲置く 嵐山》

六月の嵐山と言えば、松尾芭蕉さんが詠まれた句が浮かんできます。

「六月や 峰に雲置く 嵐山」

松尾芭蕉は嵐山や嵯峨野辺りでも、幾つか句を残されています。

「嵐山 薮の茂りや 風の筋」

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また、嵐山近くの清滝が詠まれた句は......

「清滝の 水汲ませてや ところてん」     

「清滝や 波に散り込む 青松葉」   

以上、霧が舞い降りて来た水無月の「嵐山」でした。

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【嵐山】

・アクセス: 阪急嵐山線「嵐山」駅下車、徒歩約5分/嵐電嵐山本線「嵐山」駅下車、徒歩約5分

・嵐山周辺の見どころ: 中之島公園 亀山公園 法輪寺 天竜寺 宝厳院 竹林の小路 野宮神社

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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