ゆっくりと色づき始めた「嵯峨鳥居本」のもみじ
2021年10月31日の右京区・嵯峨鳥居本です。
京都の紅葉は、ここのところの朝夕の冷え込みにより、日一日と色づき始めています。
嵯峨鳥居本は、嵐山・嵯峨野エリアの中でも最も奥深い場所にあり、嵐山駅からは徒歩約30分ほどはかかります。
《嵯峨鳥居本の歴史》
奥嵯峨とも呼ばれる嵯峨鳥居元は、嵯峨野の西北、愛宕山のふもとに位置し、古い町並みと静かな時が流れています。
嵯峨鳥居本の歴史は古く、室町時代から、農業や林業や漁業を営みながら発展し、江戸時代には愛宕神社の門前町としてにぎわってきました。
このエリアは、国の重要伝統的建造物群保存地区のひとつです。
ここは、ゆっくりと歩きたいところ。
見上げると、青もみじと色づき始めたもみじがきれいです。
鳥居本を左に進めば1.9kmで落合。
まっすぐ進めば、1.2kmで清滝。
嵯峨鳥居本では、化野念仏寺に至るまでが下地区。
愛宕神社一之鳥居に至るまでが上地区と呼ばれています。
下地区には町家風の民家が多く、上地区に入るにつれ、町家風の民家から草葺き屋根の家が多くなります。
嵯峨鳥居本に広がるもみじの風景。
この辺りは山がすぐ後方にあり、午後四時位から日の暮れを迎えます。陽のあまり当たらないところの木々は、まだ青もみじ。
しっとりとした緑の中に見えるのは、「鮎のつたや」さん。
そして、こちらは「鮎の平野屋」さん。
陽の当っているところの木々から紅葉が始まっています。
人力車の似合うところですね。
京都の各観光地は緊急事態解除後、人のにぎわいが戻りつつあります。
どうかこのまま、コロナが収束してくれることを願うばかりです。
10月末の「嵯峨鳥居本」でした。
《嵯峨鳥居本》
・住所: 〒616-8439 京都市右京区嵯峨鳥居本
・アクセス: JR嵯峨嵐山駅から2.2km徒歩約30分/京福電鉄嵐山駅から2.2km徒歩約30分/阪急嵐山駅から3.1km徒歩約40分/京都駅から京都バス72番清滝行きバス乗車、約60分鳥居本下車3分
・鳥居本周辺の見所: 愛宕念仏寺、化野念仏寺、一之鳥居、平野屋、つたや、四季の花々、もみじ、古い町並み。
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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