カキツバタ咲く「太田神社」へ

公開日 : 2022年05月15日
最終更新 :
筆者 : Akio

《上賀茂神社から社家の家並みを歩いて太田神社へ》

2022年5月15日の上賀茂神社です。

本来5月15日は、京都では「葵祭」が行われる日ですが、昨年に続いて今年もコロナで中止となっています。

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来年の葵祭を楽しみに待ちたいと思います。

神社境内に流れる明神川の景色を眺めながら、太田神社に続く通りへと出てみます。

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《社家の町並み》

太田神社へは、上賀茂神社からゆっくり歩いて15分くらいの距離です。

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道沿いには、上賀茂神社の神官さんの社家(しゃけ)と言われる風情ある家並みが続いています。

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川沿いの通りを歩くと、明神川の守り神として建つ藤木社と大きなクスノキが見えました。

大きなクスノキは、 樹齢五百年以上の大木です。

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いよいよ太田神社に着きました。

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まずは、お参り。

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太田神社は、天鈿女命(アメノウズメノミコト)をまつる神社です。

境内にある大田の沢では、杜若(カキツバタ)の群落風景が広がっています。

毎年4月末から咲き始めて5月初旬~中旬が見頃となります。

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カキツバタの花は、ひと株で3回花を咲かせ、花の形はあやめに似て色は薄紫色です。

広さ約0.2ha(1212畳分)の敷地に、約2万5000株のカキツバタが広がる光景は、とても風情があります。

平安時代の歌人・藤原俊成の和歌に詠まれています。

「神山や大田の沢のかきつばた  深き頼みぞ色にみゆらむ」

大田の沢の杜若(カキツバタ)は、国の天然記念物にも指定されています。

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例年、4月末から咲き始め、5月中旬に満開になるということで、5月15日の葵祭とともに楽しむ方も多いのですが、今年は開花が早かったのか、少し見頃を過ぎた感がありました。

【太田神社】

・住所: 京都府京都市北区上賀茂本山340

・拝観料: カキツバタの時期 育成協力金300円

・拝観時間: 日の出~日没

・アクセス: (バス)京都駅から京都市営バス4号系統「上賀茂神社前」下車/四条河原町から京都市営バス46号系統「上賀茂神社前」下車

 (地下鉄)北山(京都府)駅3出口から徒歩約18分/地下鉄 北大路駅1出口から徒歩約22分

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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