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アメリカ/ラスベガス特派員ブログ 石川 葉子

アメリカ・ラスベガス特派員が現地から北米地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

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2021年4月も早や2週目。日本では桜の季節を楽しまれたところでしょうか。今日はここラスベガスのベラージオホテルにやってきた、花いっぱいの春の様子を届けます。


ボタニカルガーデンのテーマは世界の春の祭典

ベラージオホテルのボタニカルガーデンは、草花や樹木をふんだんに使った季節ごとの風景が楽しめる人気のアトラクション。3月12日からは「Springtime Celebrations Around the World(世界の春の祭典)」をテーマに、春の庭が展開されています。

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蝶や鳥が春の訪れを告げてくれるボタニカルガーデン

約3万本の草花で作り出された4つのガーデン。それぞれイギリス、オランダ、タイ、アメリカでの春のイベントがベラージオ風にアレンジされています。


イギリスのガーデンショーにインスパイアされたのは

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私たちを出迎えてくれるハミングバード

入場してすぐに目につくのが、大きなハミングバードと温室。ロンドンで毎年5月に開催される「チェルシー・フラワー・ショー」をイメージしたガーデンです。チェルシー・フラワー・ショーというのは、英国王立園芸協会による世界的に有名なフラワーショー。ガーデンデザイナーたちが腕を競い合って創作するフラワーガーデンを見られるとのことで、まさにこのボタニカルガーデンにおあつらえ向きのイベントのようです。


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高さ5mのグリーンハウス

ここでは2羽のハミングバードに囲まれたグリーンハウスが印象的。グリーンハウスの中では生きた蝶が飛び回っているのが見えます。ガーデンベッドにはイギリス国花のバラやスイセンが咲き、クローバーが敷き詰められて、まさに春のお庭といったところ。


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色鮮やかなハミングバードも花や葉っぱで造られています

グリーンハウスやハミングバードをバックにひとしきり写真を撮ったら、次のお庭に向かいましょう。


春を連れてくるタイの水かけ祭り

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ソンクラーンのように元気よく弾ける水

ところ変わってこちらはアジア。まばゆいばかりの仏像が鎮座するのは、タイのガーデンです。 象の鼻から勢いよく噴き出す水は、タイのお正月を祝う水かけ祭り「ソンクラーン」をイメージしているのだそう。春が来た!という喜びが伝わって来ませんか。

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赤を基調にしたガーデンに黄色い花が映えます

このように、噴水や池など水を生かしたディスプレイはベラージオのお手のもの。ここではホテル内で再生、再循環されている水が使われています。


ワシントンD.C.の桜祭りも

ボタニカルガーデン中央は、アメリカ・ワシントンD.C.で毎年開催される「National Cherry Blossom Festival(全米桜祭り)」。1912年に日本から約3000本の桜の木が贈られたことを記念するこの桜祭りは、全米最大規模。日米友好の印でもあります。

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桜とともに星条旗やバラ(アメリカの国花)に囲まれた通路。ここは特に"映える"写真が撮りやすいので、ソーシャルディスタンスを取りつつも長い列ができていました。


木靴と風車とオランダの花の公園と

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最後は巨大な木靴と風車が目を引くオランダのガーデン。アムステルダム郊外にあるキューケンホフ公園がモチーフとなっています。キューケンホフ公園というのは、毎年3月中旬から約2ヵ月間だけ開園する花の公園で、チューリップをはじめ、スイセンやヒヤシンスなどが咲き乱れる絶景が楽しめるのだそうです。

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ベラージオホテルのロゴ(「B」)が入った木靴

手描きのチューリップがかわいい真っ赤な木靴。そこから顔を出しているのは、たくさんのスイセンです。まだほとんどつぼみでしたが、これが満開になったらボタニカルガーデンならではのすてきな景色になりそうですね。


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チューリップやヒヤシンスがあふれる花壇には池もあり、鯉が優雅に泳ぎ回っています。ヨーロッパでも特にオランダは錦鯉の愛好家が多いのだそうですね(初めて知りました)。

その池のほとりにたたずむのは、色とりどりの花のオブジェ。バラのプリザーブドフラワーで造られている花です。まさに春の花づくしというところでしょうか。

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ボタニカルガーデンは、明るい光がさしこむ気持ちいい空間

急ぎ足でまわった世界の春のガーデン。いまはまだ遠くまで春を探しに行かれないけれど、写真を通してボタニカルガーデンの春を少しでも楽しんでもらえたらうれしいです。


ラスベガスの今、これから

さて、ネバダ州では4月5日から16歳以上の人は誰でもワクチンが接種できるようになりました。引き続き公共の場所でのマスク着用、ソーシャルディスタンスの徹底は必要です。

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ベラージオホテル前の噴水ショーにも活気が戻っています

ホテルの集まるストリップ通りやダウンタウンのフリーモントストリートには、他州からの観光客が増えてきました。一時は週末のみの営業となっていたホテルもあったのですが、いまは平常営業に戻っています。それに合わせて各ホテルのショールームも徐々にオープンし始めました。
ラスベガスのショーといえば気になるのがシルクドソレイユですが、7月に再開予定の"O"(オー)を皮切りにほかのショーも順々に戻ってくるようです(残念ながら"Zumanity"のショーは終了してしまいましたが)。

ロックダウンから1年が過ぎ、あともうひと息という気持ちです。「ラスベガスへようこそ!」とまた言える日を心待ちにしながら、これからも街の様子をお伝えしていこうと思います。


ベラージオ コンサバトリー & ボタニカル・ガーデンズ
(Bellagio Conservatory & Botanical Gardens)

住所: 3600 Las Vegas Blvd S, Las Vegas, NV 89109
URL:  https://bellagio.mgmresorts.com/en/entertainment/conservatory-botanical-garden.html
営業時間: 毎日24時間オープン(メンテナンス期間はクローズされます)
入場料: 無料(ホテルに宿泊していなくても入場できます)
・ホテル正面入口から入り、チェックインカウンターを左に見ながらまっすぐ進んだつきあたり



季節ごとに変わるボタニカルガーデンの風景は、こちらでも見られます!
巨大キティちゃん現る!ベラージオのボタニカルガーデン(室内庭園)(2020年7月)
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べラージオのボタニカルガーデンに日本の春がやってきた!そして和泉正敏氏による石の彫刻も必見!(2015年4月)


2021年4月13日

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ただいまアメリカから一時帰国しています。親戚や友人に一時帰国していることを伝えると、皆一様に「どうやって帰ってこれたの?」「帰ってきて大丈夫なの?」「ホテルで隔離中?」などと矢継ぎ早に質問をぶつけられました。

やむを得ない一時帰国とはいえ 、航空券予約の変更が手数料なしでできることを確認し、念のため出発1週間前にラスベガスでPCR検査を受け、日本への入国とアメリカへの再入国について直前まで情報を集めたうえで、ほぼ大きな問題はないだろうと判断しての帰国です。

とはいうものの、具体的な情報があまりなかったので「日本への入国ほんとに大丈夫かなぁ」と、曖昧なモヤモヤした不安があったのも事実。

せっかくの機会なので、一時帰国にあたりアメリカから日本への入国時の体験をお伝えしようと思います。いま日本への一時帰国を考えている方は、この記事を読んでそんな不安を少しても取り除いてもらえればうれしいです。


日本への入国時に行われることは?

まず現在、日本人が海外から日本へ入国する際には:
・入国後14日間の待機
・待機場所への移動には、公共交通機関を使用してはいけない
・加えて、特にコロナウイルスが流行している地域から来た人は検査を受ける
・検査結果が出るまでは空港内で待機する
ことが必要となっています。
特に流行している地域というのは、「入国拒否対象地域」として定められている地域。北米はアメリカとカナダがこれにあたります。


厚生労働省のウェブサイトから抜粋

全ての国・地域から入国される全ての方:

□検疫所長が指定する場所(自宅など)で入国の次の日から起算して14 日間待機する滞在場所を確保すること
□到着する空港等から、その滞在場所まで公共通機関を使用せずに移動する手段を確保すること
□入国後に待機する滞在場所と、空港等から移動する手段を検疫所に登録すること

加えて、入国した日の過去14日以内に『入国拒否対象地域』に滞在歴のある方:

□新型コロナウイルスの検査を受けること
□検査結果が出るまで、原則、空港内のスペース又は検疫所が指定した施設等で、待機すること

検疫における新型コロナウイルスの検査結果が陰性でも、入国の次の日から起算して14日間は、
ご自身で確保した滞在場所で待機することが要請され、保健所等による健康確認の対象となります。

**なお、12月26日より「変異種が見つかった国・地域からの入国者への検疫は強化する」となっています。




羽田空港到着後の流れは?

今回はデルタ航空を使って、ラスベガス→シアトル経由→羽田空港のルートで帰国しました。
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一時帰国はいつもラスベガス発が朝6時台のフライトなので、冬はまだ真っ暗

ラスベガスからの国内線は半分ほどの席が埋まっていましたが、シアトルからのフライトは、ざっと見渡して席の埋まり具合は2~3割といったところでしょうか。こんなに少ない乗客で国際線を飛ばしてもらって、申し訳ないと思ってしまうほど。でも「密」ではない空間に少しほっとします。

機内では食事するとき以外は常にマスク着用。マスク着用については離陸後何度かアナウンスがありましたが、特に強調して言われていたのが酸素マスクを使うときのこと。機内の気圧が変わるなどして酸素マスクが出てきたときは、まずフェイスマスクを外してから、酸素マスクをつけるようにとの注意です。

確かにー。マスクに慣れたはずのいまでも、ついマスク越しにアイスコーヒーのストローに口をつけようとしてしまう私は、気が動転していたらマスクの上から酸素マスクをつけてしまうかもしれず(笑えない!)肝に銘じた次第です。


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シアトル上空にて。出番のなくなった機体が駐機中?と書いたのですが、ボーイング社で修理待ちの機材が駐機しているのだそうです!(指摘いただきました)

出発してから9時間と少し、2回目の食事が終わり羽田へ向けて高度が下がり始めるころ、機長からのアナウンスがありました。それによれば、羽田到着後は検疫官の指示に従って降機後に検査を受けてからの入国となるとのこと。検査があることは知っていたものの、ちょっと緊張感が高まります(笑)

続いて質問票と健康カードなどの書類が配られ、到着前に記入を済ませるようフライトアテンダンドの方から説明がありました。質問票はおもに健康状態や14日間の滞在先・移動手段について記入するもので、健康カードの方は、入国後の待機期間についての諸注意が書かれています。

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羽田空港での検疫手順

着陸後はすぐに降りられず機内待機です。ほどなくして検疫官の方が乗り込んできました。これから行われる検査と入国の手順について、英語と日本語で説明したあと、いよいよ降機となります。飛行機を降りる際は、前の人との間隔を空けて順に進むよう注意を受け、検査場へ向かいます。


空港内のゲートからゲートへひたすら移動して検査と結果受取り

どうやらこれまでデルタ便で利用していた出発ゲートのいくつかを検査専用のエリアとして使っているようです。この日は入国審査場に近い112番ゲートに着いたものの、検査が行われている143番ゲートまで移動するように指示されました。

143番へ向かうには、普段到着ゲートから入国審査場へ向かって歩く通路を逆行することになり、動く歩道も使えないので10分ほど黙々と歩きます(手荷物をもっと軽くしておけばよかった!)。

検査会場では、まず機内で記入した必要書類がすべて揃っているかどうか確認されます。そして渡されたのが、蓋つきの小さな容器。唾液検査用の容器です。

周りにしつらえられたブースの中に入ると、目の前には梅干しやレモンの写真が。つばが出やすいようにという心遣いですね。容器に書かれたラインまでつばを入れたら終わりです(量は1~2mlとのこと)。

検体を提出してから移動した114番ゲートで書類審査。ここでは健康状態のほか、自主隔離の場所やそこまでの移動方法を訊かれます。自主隔離の場所は自宅で、レンタカーで移動することを説明すると、特に詳細は訊かれずOKになりました(なお、自宅ではなく空港周辺のホテルで自主待機を行う人のためには、ホテルへの移動に利用する周回バスが用意されているようでした)。

これで検査終了ですが、移動はまだ続きます。次は検査結果待合所となっている146番ゲートへ移動。ここにあるサインボードに結果の出た検体番号が次々と表示されていきますので、自分の番号が表示されたら窓口へ行って、結果を教えてもらうという流れです。質問などがあればここで対応してくれるようでした。


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146・147番ゲートのエリアで、検査結果を待つ人たち

今回、待合所に着いてから結果が出るまでの待ち時間は40分ほど。最低でも1時間は覚悟していたのですが、考えてみればシアトルからのフライトの乗客は少なかったので、待ち時間も短くて済んだようです。

結果は陰性でしたので予定通り家に帰れます。ほっとしました。足取りも軽く下の階へ降りて、入国審査場へ。入国審査後はいつもの通り、荷物を受け取り税関を通って帰宅です。飛行機が羽田に到着してから、唾液検査を受けて結果を聞くまでの所用時間は80分弱というとことろでしょうか。

次にやることは、帰宅のためのレンタカー確保です。


レンタカー利用なら、「乗り捨て」で出発前の予約がベスト

到着ロビーにあるレンタカー受付カウンターで、レンタカー会社からの迎えの車両との待ち合わせ場所を教えてもらいます。待ち合わせ場所のターミナル内の駐車場に着くとすでに係員の方がいらして、待つことなく迎えの車に乗れました。

10分ほどで、レンタカー会社に到着。係員の方が荷物を降ろしてくれている間に窓口で手続きを済ませ、車の確認をしたら一路自宅へ向けて出発です。

ところで、今回レンタカー予約はアメリカ出発前にオンラインで済ませておきました。トヨタレンタカーを羽田で借りて、自宅最寄りの支店で返す「乗り捨て」で、帰宅翌日に返却する1泊2日の利用です。

予約時間は、余裕を持ってフライト到着時刻の3時間後にしておいたのですが、検査が予想外に時間がかからなかったこともあり、予定よりだいぶ早めに借りることができました。空港内のレンタカー受付カウンターでも当日予約ができますが、乗り捨てで借りる場合は、自宅近くに支店のあるレンタカー会社でないと利用が難しいこともあり、予約できる会社をみつけるのに時間がかかるのではと思います。

実際、当日カウンターで乗り捨てのレンタカー予約をしようとしている方がいらっしゃいましたが、私がカウンターを離れるときもまだレンタカー会社を決められずにいましたので、やはり事前に予約をしておくに越したことはないと思います。


毎日かかってくる健康チェックの電話

さて、家に着いた翌日から、地元の保健所から電話による健康確認が行われます。自主隔離中の14日間毎日です。 いまはLINEを使って健康チェックのメッセージの受け取りと回答ができるそうなので、これは便利!と思ったのですが、日本国内の携帯番号がないと登録ができないそうで、泣く泣く電話連絡の方法を選びました(今回は滞在中のレンタル携帯やSIMカードなどは使わないため、日本の携帯番号がありません)。

到着翌日、電話のことをすっかり忘れていて、レンタカーの返却がてら買い物をして帰ってくると、留守電に保健所からのメッセージがありました。しまった!と思ってもあとの祭り。
次の日は電話に出られましたが体温を測っておらず、「体温は毎朝測ってくださいね。電話連絡は毎日午前中にしますので、必ず電話に出てください」と、やんわりと注意されてしまいました。電話ではその日の体温と体調不良の有無を報告して終わりです。


一時帰国はやっぱりちょっとたいへん

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ラスベガスの空港にて「運を天に任せずに、きちんと6フィート(約1.8m)のソーシャルディスタンディングを取りましょう」のサイン

私の場合、たまたま羽田空港からレンタカーを運転して帰れる距離に自宅があったので、14日間のホテル待機の必要がありませんでした。でも、自宅までの移動に国内線の乗り継ぎや電車での移動が必要な場合、14日間のホテル待機は時間もコストもかかり、一時帰国は現実的ではなくなるようにも思います。安心して誰でも一時帰国ができる日が来ることを願ってやみません。

この記事をアップした今日、晴れて自宅待機期間が終了します。安全に日本に入国できて滞在中も安心して生活できるのは、現場で検査に携わっている方々をはじめとして、保健所の職員の方などたくさんの人たちおかげだな、という気持ちをあらためて強くしたこの2週間でした。

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羽田空港、ひっそりと静まりかえった出発ロビー

*この記事の内容は、2020年12月14日時点のデルタ航空による羽田空港到着のものです。海外から日本への入国にあたっては関係省庁の最新情報を確認してくださいね。



2020年12月28日

ベラージオのハローキティ

2020年6月4日、ベラージオホテルが2ヵ月半ぶりに営業を再開しました。ラスベガスのあるネバダ州では、経済活動再開へのプランが5月29日から第二段階に進んでいます。これにより、飲食業をはじめとした一部のビジネスが制限つきで再開となり、ストリップエリアのカジノホテルも少しずつオープンし始めているところです。

その皮切りとなったホテルのひとつ、ベラージオホテルでは、オープンと同時におなじみのボタニカルガーデン(室内庭園)で夏の展示がスタートしています。「ぜひ見に来てください!」と言いたいところですが、日本からこちらへお越しいただくのはまだ難しいので、せめて写真で楽しんでいただければと思い、ご紹介します。
(記事の最後で、ラスベガスでのマスク着用についてもお知らせしています)


ベラージオのボタニカルガーデンはラスベガスでしかできない体験

ラスベガスに数ある無料アトラクションのなかでも、絶対に見逃してほしくないのが、ベラージオホテルにあるコンサバトリー&ボタニカルガーデン(室内庭園)。天井まで高さ15mほどの広々とした空間に、花や草木で作られた動物やオブジェ、トピアリーが展示されている温室のような場所です。

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このすてきなガーデンを作りだすのは、120名からなるベラージオホテルの園芸チーム。季節ごとに展示が変わるのが特徴で、年明けのチャイニーズニューイヤーに始まり、春、夏、秋、そして冬のホリデーシーズンと1年に5回、趣向をこらしたガーデンが楽しめます。




大阪城ふたたび~関西の魅力を伝える特別展

現在のガーデンのテーマは「Japan Journey: Magical Kansai」(日本の旅:マジカル関西)。有名な建物や自然景観を再現したディスプレイで、関西地方の魅力を伝えようというものです。大阪城を中心に、難波八阪神社の獅子殿、那智山青岸渡寺(せいがんとじ)の三重塔、熊野那智大社の那智の滝などが揃いました。

ベラージオ 室内庭園の大阪城

ガーデンの中心に威風堂々とそびえたつ大阪城。このレプリカは高さ約9mで、夜間はライトアップされてまた違った美しさを見せてくれますよ。

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色とりどりの花々に囲まれた大阪城はベラージオならでは

この大阪城、昨年春のディスプレイの目玉として初登場しており、今回は2回目のお目見えです。なぜ大阪城かというと、ベラージオホテルを運営するMGMリゾーツ社が、大阪府・大阪市のIR(カジノを含む統合型リゾート)事業への参入を目指している背景があります。ベラージオならではのボタニカルガーデンを通して、大阪をはじめとした関西エリアの魅力をたっぷりお見せしたいというところでしょうか。

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お城のとなりには、桜の花の間を泳ぐ鯉のぼり。鯉のぼりをこんなふうに飾るのもいいなぁ



大阪城に向かって右側のガーデンには、那智の滝を背にした那智山青岸渡寺の三重塔の絶景が。
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三重塔のてっぺんに結ばれている大きなリボン。これは西陣織の布を表しているのだそう。植物の種やスパイス、プリザーブドフラワーの花びらなどを使って、繊細で鮮やかな布地が表現されています。


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鉄骨造りの三重塔は高さ約8m。那智の滝は手描きで、完成まで40時間かかったそうです。


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三重塔を引き立てているカラフルな花は、バラの生花で造られたもの。


さて、三重塔の向かい側に目をやると、何やら獅子舞の獅子のような顔が。大阪・難波にある難波八阪神社のシンボル「獅子殿」です。
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本家の獅子殿は、神殿と獅子舞などが奉納される舞台なのだそうですが、この獅子殿は大きく開けられた獅子の口の中を通って、大阪城へ向かう通路になっています。

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インパクトたっぷりの獅子の顔




着物姿のキティちゃんは何で作られてる?

もうひとつ見逃せないのが、アメリカでも人気のハローキティ。今年創業60周年を迎えたサンリオとのコラボで、巨大キティちゃん初登場となりました。

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着物を着たキティちゃんの身長は約4.2m、3万本のバラの生花で造られています。バラのキティちゃんってめちゃくちゃかわいいんですけど。

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大きな蝶々の凧をあげてるキティちゃん

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着物の帯にはベラージオのロゴマークが。バラの花で作られてるのがわかりますか


キティちゃんが遊ぶガーデンでは、奈良公園の鹿の親子と大きな蝶々のトピアリーも目を引きます。
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鹿の体の表面を覆っているのは、米・大麦・フラックスシードやキヌアなどの穀物なのだとか。そして色鮮やかな蝶々の羽には、2000本のカーネーションが使われているのだそうです。




ソーシャルディスタンスを守ってゆったり楽しむのが今のスタイル

ボタニカルガーデンは、これまで2ヵ所の出入口から自由に出入りできましたが、現在は2ヵ所をそれぞれ入口専用、出口専用として人の流れをコントロールしています。入場人数の制限もあるため、入口では列に並び係員の指示を待って入場するようになりました。

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前の人との感覚を空けて並ぶ入場待ちの列

もちろんガーデン内でも、周囲の人とは6フィート(1.8m)の距離を取ることが必要です(そのため以前に比べると人混みがなくなり、ゆっくりと見学できるようになったのがうれしいです)。

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足元のステッカー「6フィートの距離を維持しましょう」

花や緑に囲まれてほっとひと息つけるのが、ベラージオのボタニカルガーデン。この「Japan Journey: Magical Kansai」の展示は、9月12日(土)までとなっています。

さて、現実に目を向ければ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大については、地球規模で予断を許さない状況が続いています。安全に安心して海外旅行ができるようになるにはしばらく時間がかかりますが、マスク着用・ソーシャルディスタンスを守って生活しながら、心置きなく旅に出られる日を待ちたいですね。
では皆さん、Stay safe!


追伸です! ラスベガスでのマスク着用義務について

アメリカでは、7月に入ってから1日の新規感染者数の記録がすでに7回更新されました。先週7月10日の新感染者数は6万6000人を超えています。*CDC(アメリカ疾病予防管理センター)のデータによる
特に感染拡大が進んでいるのは経済活動を再開している南部や西部の州で、ネバダ州も含まれています。

これを受けてネバダ州では、6月26日から公共の場所でのマスク着用が義務づけられています。旅行客も例外ではありません。ホテルやカジノ、レストラン、小売店などでも従業員はマスクやフェイスカバーを着けてサービスを行います。マスク着用のないお客さんに対してはサービスを提供することはできません。
マスクを着ける人が増えることで、感染拡大に少しでも歯止めがかかることを祈るばかりです。

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ベラージオ コンサバトリー & ボタニカル・ガーデンズ
(Bellagio Conservatory & Botanical Gardens)
住所: 3600 Las Vegas Blvd S, Las Vegas, NV 89109
URL:  https://bellagio.mgmresorts.com/en/entertainment/conservatory-botanical-garden.html
営業時間: 毎日24時間オープン
入場料: 無料(ホテルに宿泊していなくても入場できます)
ボタニカルガーデンは、ホテル正面入口から入り、チェックインカウンターを左に見ながらまっすぐ進んだつきあたりです



季節ごとに変わるボタニカルガーデンの景色は、こちらでも見られます!
今年も必見! ベラージオホテル・ボタニカルガーデンのホリデーツリーと冬景色(2019年12月)
クジャクが登場!この秋もやっぱり外せないベラージオのボタニカルガーデン(2017年11月)<
アクアリウム登場!ベラージオのボタニカルガーデンで海の中へ(2016年6月)
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    石川 葉子
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