一歩踏み込んで、スーパーボウルに賭けちゃおう

公開日 : 1999年01月24日
最終更新 :

今年の対戦チームは、デンバー・ブロンコスにアトランタ・ファルコンズ。何度スーパーボウルまで行っても「勝てない」とささやかれ、去年アンダードッグ(不利が予想されるチーム)と見られながらも、試合終了間際の手に汗握る逆転劇で優勝したブロンコスは、二年連続出場となり、王者の威厳もあり、今年はフェーバリット(優勢チーム-本命)。対するファルコンズは、今回が初めてのスーパーボウル出場。しかも準決勝にあたるNFCチャンピオンシップでは、アンダードッグだったにも関わらず、シーズン中、無敵に見えたミネソタ・バイキングスを試合後半追い上げ、延長戦で勝利を手中に収めました。

勝率状況は去年のスーパーボウルに似ていて、違いは去年アンダードッグだったブロンコスが、今年はフェーバリットで、ファルコンスは去年のブロンコスの立場に近くて、アンダードッグになっている事。

さて、そのどちらがフェバリットかアンダードッグを示すのが、ポイントとかスプレッドとか呼ばれる、一種のハンディキャップで、現在デンバーが約7~8ポイント・フェバリットとなっています。どういうことかというと、デンバーに賭けた人は、例えブロンコスが試合に勝っても、7から8ポイント差で勝たないと払戻金はもらえない(つまり賭けに負ける)ということです。同様にアトランタに賭けた人は、ファルコンズが試合に負けても得点差がそのポイント以下だったら、賭けには勝つことになります。

下の表は、ラスベガスのとあるスポーツブックの1月24日現在のオッズ・シートです。LINEとあるのが、そのスプレッドで、現在のスプレッドは「7」になります。TOTALというのは2チームの合計得点数を加算するとその数字以下になるか、以上になるか賭けるもので、現在の数字は「54」。MONEY LINEはストレート・ウィンとも呼ばれていて、ハンディキャップなしにどちらのチームが勝つかを賭けるもので、当然本命デンバーの掛け率は低くなります。このマネーラインの読み方はややこしいのですが、デンバー「-270」とあるのは、100ドル勝つためには、270ドルかけなくてはならないことで、それに対してアトランタ「+210」とあるのは、100ドル賭けると210ドル戻ってくる(元金は別)ということです。もっとわかりやすくこれを数字に直すと、デンバーの掛け率を1倍に換算すると、アトランタは5.67倍になります。これらの数字は、カジノによって多少違うほか、それぞれのチームに賭けられた金額によって変動します。最低掛け金は5ドルの所が多いですが、これもカジノによって違います。

ところで、本命のデンバーは、実はマイアミで開催される試合で勝ったことがないというジンクスがあります。ジンクスを吹き飛ばして、王者の貫禄を見せるのか、大ドンデン返しで、スタジアムが巨大ダーティ・ダンス会場と化すのか、もう楽しみです。試合開始は東海岸時間の午後6時、西海岸では午後3時になります。

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実力がありながらも、あまり機会に恵まれなかった、ファルコンズ・クォーター・バック、クリス・チャンドラー選手にも勝って欲しい。第一、選手とファン合同の巨大ダーティ・ダンス会場が見てみたいし。難しいノダ。ちなみに来年のスーパーボウル開催会場は、ファルコンズのホームである、アトランタのジョージア・ドーム。今年だったらもっと盛り上がったのにね。

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