ラスベガスのファーマーズマーケット

公開日 : 2010年05月10日
最終更新 :

ラスベガスとファーマーズマーケットって、ちょっとしっくりこないと思いますが、

定期的に開かれているものがいくつかあるんですよ。

今日は、最近お気に入りのファーマーズマーケットをご紹介します。>

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昨年夏から始まった、Molto Vegas Farmers Market.

このマーケットは、かなりはっきりしたコンセプトがあります。

"Organic and Sustainable"

さかのぼること3年前、レストランのディレクターやシェフたちが、お店で使うために地元産の食材を探し集めてマーケットを始めたものが昨年5月に一般にも開放されたもので、

今は訪れる人の半分がレストラン関係、残りの半分が私たちのような一般人なのだそうです。

ここではラスベガスから半径120マイル以内で獲れたモノ・作られたモノだけを集めているのだとか。

120マイルっていうことで、地元産のほかにもカリフォルニアやアリゾナからの生産物者が集まってきていて、売られている野菜や果物はすべてオーガニックものだそうです。

マーケット会場は、味も素っ気もない倉庫の中。

だだっ〜とテーブルが並べられて各農家の人たちがダンボールやバスケットに山盛りの生鮮品を売っています。

なんとなく、「産直野菜即売会」みたいなノリかも。

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売られているのは・・・

・・・野菜・果物・キノコ類・たまご・ハーブ・チーズ・牛乳・ジュース・オリーブオイル・ワインなど。

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メイド・イン・ラスベガスのアップルジュースもあります!

ノースラスベガスで収穫したリンゴをしぼって作られたもの。

これは1度買ってからはまってしまいました!

ほんとに素朴なりんごの味で、これ以外のアップルジュースは飲めなくなったくらい。

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果物は味見用にカットしている店もありますが、味見用のセットがないところでも

いちごやブドウだったら、売られているものを1粒つまんでさくっと味見できちゃったりします。

デイツを使ったクッキーやカップケーキなどを売っているお店もありました。

ちっちゃなサイズのデイツブレッドを買ってみましたが、甘すぎず、しっとりしていておいしかった〜。

デイツって、ナツメヤシの実なんですね。知らなかったです。

その下は、水栽培でハーブを作っている農園のお店。バジルやルッコラ、かいわれ(みたいなもの)や、

自家製バジルペースト。

クラッカーと一緒にお味見をどうぞ♪

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実は、このマーケットを始めたレストランのスタッフというのは、あの鉄人シェフ・Mario Batali が

ラスベガスに展開している3軒のレストランのスタッフのみなさんなんですね。

(3軒のレストランというのは、パラッツォのCarnevino、ベネチアンのB&B RistoranteとEnoteca San Marco)

で、これらのレストランはGreen Restaurant Associationから"GreenRestaurant"と認定されています。

しかも、レストランが入っているホテル--ベネチアンとパラッツオ--はどちらもストリップ沿いで初めてのLEED認定ビルディング。

つまり、こういった背景が今回のファーマーズマーケットのコンセプトに繋がっているわけなんですね。

**GRAというのは、NPOでサービス業界のエコ認定団体。

このGRAが認定するGreenRestaurantっていうのは、水の効率的な利用とか、ゴミの削減&リサイクル、持続可能(sustainable)な食品(半径160km以内からの非加工食品の調達)、使い捨て食器類を減らす等、7つの項目のポイント数によって"グリーン"であると認められたレストランということなのだそうです。

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買って帰ったものは、イチゴや桃、グレープフルーツなどの果物と、野菜を少々。

イチゴも桃も甘くてみずみずしかった。

グレープフルーツはアリゾナ産で、すっごく甘くてジューシー。

お店の人曰く、「テキサス産よりずっとおいしいんだよっ。」だそうです。(笑)

なんていうか、見た目もスーパーの果物に比べて、

ぷっくりして果汁いっぱいで元気!っていう、そんな感じです。

Molto Vegas Farmers Market

【開催日】毎週木曜日 11:00-13:00

【場所】7485 Dean Martin Drive, Suite 106

ラスベガスアウトレットセンター(旧ベルツアウトレット)手前のWarm Springs Rd から

Dean MartinDr(Industrial Rd)に入ったら、最初の信号の手前右側の倉庫街です。

*基本的に買ったものは袋に入れませんので、おでかけには大きめのエコバッグが必需品です。

あと支払いはキャッシュのみです。

筆者

アメリカ・ネバダ州特派員

石川 葉子

ラスベガスに来て20年ちょっと。ローカルツアーオペレーター出身のフリーランスライターです。

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