カケハシプロジェクトでラスベガスでも日米の高校交流!
先月の話になりますが、カケハシプロジェクトによりラスベガスを訪問した高校生の歓迎会に参加する機会がありました。「カケハシ(架け橋)プロジェクト」というのは、外務省の進めている北米地域との青少年交流プログラム。
国際交流基金(ジャパンファウンデーション)によって実施されているこのプロジェクトは、
日米の高校生や大学生たちが、お互いの国を訪問し合い、学校交流などを通じて日米の相互理解を深め、
グローバル人材を育てようという目的なのだとか。今回ラスベガスを訪れたのは、宮崎県立宮崎西高等学校と群馬県の高崎経済大学付属高等学校。
アメリカ国内での全行程10日間のうちラスベガス滞在は11月15日からの4日間でしたが、各高校から参加の25名
(生徒23名と先生2名)が、それぞれスプリング・バレー高校、クラーク高校と交流・ホームステイを体験しました。
ホームステイのホストファミリーは、各高校の日本語クラスで勉強している生徒さんたちの家庭なのだそうです。初日の歓迎会はスプリング・バレー高校のカフェテリアにて。
歓迎会では日本の高校生たちによる、日本の紹介、学校の紹介などのプレゼンテーションも行われ、
一生懸命マイクを握って英語でプレゼンテーションする姿には、ちょっと感動。
会場のホストファミリー達からもあたたかい拍手が絶えませんでした。
シックな色合いのブレザーとタータンチェックのスカートというこの学校の制服はとても印象的だったようで、
こちらの校長先生も「ウチの高校もこういう制服を作りたいねー♪」と言って、生徒に大ウケしていました。
歓迎会での夕食は、カフェテリアの外でグリルされていた熱々のハンバーガーやホットドッグをいただきました。
実は今年3月にもカケハシプロジェクトによるラスベガス訪問が行われていまして、
この時には愛知県の南山国際高等学校とクラーク高校との交流が行われています。
ところで、このカケハシプロジェクトの一環で、この夏ラスベガスの各ホスト高校の生徒さんたちは
日本を訪問したそうです。
あいにく台風のために、スプリング・バレー高校のグループは宮崎まで行くことはできなかったそうですが、
クラーク高校のグループは群馬を訪れ、高崎経済大学付属高校の生徒さんたちと交流を深めてきたそうですよ。
(上記4枚の写真は実際に同行された先生からお借りしており、掲載の許可は得ています。)
同行された先生によれば、旅館に宿泊した時には、温泉に入ることを最初尻込みをしていた人もいたものの、
最後にはすっかり気に入って温泉を楽しんでいたそうです。
(あかの他人もいる温泉に裸で入っていくというのは、そういう習慣のない人にとってはかなりの勇気がいることでしょう!)
アメリカの高校生って、多分アニメやJ-POP, お寿司やラーメンなどから日本に興味を持ち始めたんだと思いますが、
初めての日本訪問はきっとそれだけではない、もっといろいろな「Japan」を発見する旅だったのではないかと思います。
ラスベガスで4日間を過ごした日本の高校生たちも、短い滞在ではあったものの、
たくさんの「プライスレス」な体験や感動をお土産に帰国されたことでしょう。
いつかこの経験が日米の「架け橋」に繋がっていきますように、と思わずにはいられません。
筆者
アメリカ・ネバダ州特派員
石川 葉子
ラスベガスに来て20年ちょっと。ローカルツアーオペレーター出身のフリーランスライターです。
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