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イタリア/ラ・スペツィア特派員ブログ ノブ

イタリア・ラ・スペツィア特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。


6月に入って好天気が続いています。今年の春は雨がよく降り気温もなかなか上がらなかったのですが、やっと初夏の気配が感じられるようになりました。

モンテロッソからヴェルナッツァまでのトレッキングコースを久しぶりに歩いてきましたのでご紹介したいと思います。

SVA2(Sentiero Verde Azzurro)(通称センティエロ・アッズッロ)はチンクエ・テッレの5つの町を結ぶトレッキングコースで、チンクエ・テッレ国立公園内の数あるコースの中で最も人気があり、唯一入道が有料となっています。ですので事前に国立公園発行のチンクエ・テッレカードを購入しておくと良いでしょう。カードについてはこちらの記事 もしくは国立公園のサイト をご覧ください。モンテロッソ~ヴェルナッツァ~コルニリア~マナローラ~リオマッジョーレの4区間あり、2019年6月現在、コルニリア~マナローラ~リオマッジョーレの区間は通行止めとなっています。

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てモンテロッソからの通常の入道口は現在閉鎖されていますので、貼り紙の指示に従い海沿いにあるホテル・ポルトローカの方に歩いて行きます。IMG_20190605_090721201.jpg IMG_20190605_090725603.jpg

日はお天気も良いし海の水もとってもきれいです。IMG_20190605_090914547_HDR.jpg

分かれ道にもちゃんと"VERNAZZA"の表示があります。IMG_20190605_091414784.jpg

この赤と白の旗のような印はトレッキングコースを示す道しるべ。IMG_20190605_091709963.jpg

こちらのチェックポイントでチンクエ・テッレカードの提示を求められます。ここで購入もできるようです(現金払いのみ)。今回はヴェルナッツァまでの約3600m(2時間)の距離を歩きます。

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土地の耕作の際に出てきた石を利用して整備された道や石垣。IMG_20190605_092015097.jpg

ちょっと迷いそうなところにはちゃんと標識が立っています。IMG_20190605_092157428_HDR.jpg

コース沿いにあるブドウ畑。ここからは長い階段が続きます。IMG_20190605_092637796_HDR.jpg

かなり上がってきました。あともう少し。IMG_20190605_093531692.jpg

モンテロッソがもうあんなに遠くに見えます。IMG_20190605_093703934.jpg

この看板はこの区間だけでも20以上あり、救助要請のため緊急番号(消防115、救急118)に通報する際に自分たちの居る位置を伝えるために役立つ数字やサインが表示されています。IMG_20190605_093824619.jpg

こんな石の上にも道しるべが描かれています。IMG_20190605_093958375.jpg

山の中腹に沿って道は続いていきますが、時には視界が大きく開けてチンクエ・テッレの海岸線に突き出す岬たちがひょこひょこと見えたりします。IMG_20190605_094115690.jpg IMG_20190605_094020726.jpg

新緑の地中海マキに囲まれて歩くのは格別気持ちがいいです。IMG_20190605_094213407.jpg

々、道幅が狭くなっているので危険。足元に気を付けて慎重に進んでいきましょう。IMG_20190605_094420358.jpg

木の転落防止柵がある所はちょっと安心。IMG_20190605_094542184.jpg 野生のウイキョウ、触るといい香りが手に残ります。

IMG_20190605_094644357.jpg IMG_20190605_094904096.jpg IMG_20190605_094912085_HDR.jpg IMG_20190605_100808547_HDR.jpg IMG_20190605_101916031_HDR.jpg IMG_20190605_102721392_HDR.jpg コンクリートを使わず石を積み重ねはめ込んで造られた石垣。途中小川や、それを渡る石橋、海、天然の石段そしてようやくヴェルナッツァの町が垣間見えました。

IMG_20190605_103358473.jpg ブドウの段々畑が山の斜面を覆っています。

IMG_20190605_103954268.jpg どんどん町が近づいてきました。町の一番高い所にある城の見張り塔が、まるで船の煙突のように見えませんか。

IMG_20190605_104449028.jpg こちらはヴェルナッツァのチェックポイント。ここまで来れば町はもうすぐそこです。

IMG_20190605_104741104.jpg 猫の背中に迎えられて...裏道は静かで平穏です。

IMG_20190605_111012660_HDR.jpg トレッキングコース(モンテロッソ~ヴェルナッツァ)SVA2(592-4)通称センティエロ・アッズッロ

長さ 3668M

所要時間 約2時間

難易度 EE

チンクエ・テッレカード(有料)が必要

モンテロッソからでもヴェルナッツァからでも最初にある登りと長い階段が少しきついですが、それを越えると比較的緩いアップダウンのコースです。ただ道幅が狭くコンディションによっては滑りやすくなる場合も多々あるので、山歩きに適した靴が必要です(サンダル、滑りやすい靴等を履いてのコースに入ることは禁止されています)。

コースのコンディションに関する情報、天気注意報、混雑状況などを国立公園のサイト で出発前に確認することをお勧めします

Buona camminata!


2019年6月 7日

チンクエ・テッレ最西端の町、モンテロッソの港に突き出す小さな岬の上にフラーティ・カップッチーニ修道院があります。

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400年の歴史の中でモンテロッソの町と住人に寄り添うように存在し続けてきました。その間何度か修道院としての機能を失った時期もありましたが、2006年より再び修道士たちの手に戻り、さらには心の平和を求める一般の方が宿坊として利用することも可能になりました。

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その修道院が案内付きで見学できるというので早速行ってきました。

convento stanza.jpg修道院の建物の中で唯一フレスコ画で装飾された部屋です。

convento porta.jpg院内はいたって簡素で、修道士たちが貧しさを尊いこととして暮らしていた時代を思い起こさせます。

convento chiosco cortile 2.jpg内装の簡素さとは対照的に色とりどりの植物で飾られた中庭は手入れがとても行き届いていました。

convento orti.jpg修道院敷地内の畑には院での食事に使われる野菜、果物が栽培されています。

convento giardino 1.jpg今日は見学会の為たくさんの人で賑わっています。

convento vista mare 2.jpg屋外のテラスに出ると見慣れた海のはずなのに、(高さのせいでしょうか)あまりの迫力に思わず息を呑んでしまいました。

convento gatti.jpg『修道士たちの天国』呼ばれるこの施設は猫たちにとっても居心地が良いみたいですね。

convento san francesco.jpg一般の宿泊施設のコンフォートは無いでしょうが、心と体がとても休まりそうな場所でした。こちらの修道院での見学、宿泊に興味のある方は修道院のホームページから問い合わせてみて下さい。

https://www.conventomonterosso.it/english/


2019年5月 2日

今回は私が住んでいる町をご紹介したいと思います。チンクエ・テッレの最西端の町モンテロッソ・アル・マーレです。IMG_20181211_090344606.jpg

ミラノから特急IC(インテルシティ)を利用すれば約3時間でモンテロッソに到着。ちなみにアル・マーレというのは〝海の〟とか〝海辺の〟とかいう意味でイタリア国内にある他のモンテロッソと区別するために使われている為、通称は”モンテロッソ”。チンクエ・テッレの他の町と比べると平地部が多い為、宿泊施設、飲食店、スーパーマーケットそれに雑貨、土産物、衣類、陶磁器、酒類など様々な店舗が充実している上、夏になれば幾つもの有料海水浴場が開かれるリゾート地としても国内外からたくさんの方がお見えになりとても賑やかになります。もちろんハイキングコースも複数あり、海、山共に満喫できますよ。

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町は比較的新しいフェジーナ地区と古い町並みが残るチェントロ・ストーリコ(歴史地区)の2つに分かれていて、フェジーナにはチンクエ・テッレの他の町では見られない長い砂浜があり海水浴シーズンにはビーチパラソルやビーチタオルが砂浜を彩ります。夏、海水浴場でカヤックやペダルボートを借りて岸辺から少し離れるだけで湾曲した表情豊かな海岸線を見ることができ、春から夏にかけてはイルカやクジラが目撃されることもあります。

海洋保護地区内にはIMG_20190408_103830662.jpg


チェントロ・ストーリコにある港には例年春から秋にかけてチンクエ・テッレ(コルニリア除く)~ポルトヴェーネレ~ラ・スペツィア間を運行している観光船が発着し、また少人数から利用できるレンタルボートやボートツアー等もあるので海からの絶景を眺めながらチンクエ・テッレを巡ることができます。IMG_20190112_121208565_HDR.jpg


道沿いの建物の1階は殆どが店舗で見て回るだけでも楽しいのですが、ちょっと横道に入りどこへたどり着くかわからないような路地や階段を探索してみるのも面白いですよ。小さな町なのでまず迷うことはないでしょう。IMG_20190204_112717542_HDR.jpg


見晴らしの良い高台に位置するサン・フランチェスコ教会はフェジーナとチェントロ・ストーリコを隔てるトンネルの上方にあり、その隣にあるカプチン会の修道院に属すこの教会にはヴァン・ダイクの作品とされる『キリストの磔刑』があります。IMG_20190412_115040757.jpg


モンテロッソで軽く食べるなら《フォカッチャ》。何ものっていないプレーンなものから野菜、ソーセージ、キノコ、アンチョビ、チーズ、ジェノヴァペースト等がそれぞれのせられたもの、プレーンなフォカッチャにハム、サラダ菜、トマト、チーズを挟んだものなど種類が豊富です。IMG_20190412_120528198.jpg



ひよこ豆の粉に水、塩、オリーブオイルを混ぜて鉄板に流し込みオーブンで焼いたリグーリア名物《ファリナータ》もフォカッチャ屋さんで買えますよ。今回写真を撮らせていただいたのは IL FRANTOIO(イル・フラントイオ)さんで、私のお勧めは玉ねぎの甘味が塩味の生地によく合う《玉ねぎのフォカッチャ》と香ばしい《ファリナータ》。 


まだまだ色々な見どころ美味しいものがありますので、また別の機会にお伝えしていきたいと思います。


2019年4月15日
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2019年3月 4日
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  • 特派員プロフィール
  • ラ・スペツィア特派員

    ラ・スペツィア特派員
    ノブ
    1997年よりイタリアのリグーリア州ラ・スペツィア県モンテロッソ・アル・マーレに在住。こちらに来るまでは、てっきりアルプスの山の上にある町だと思い込んでいたくらい何の予備知識もなく住み始めてから今日に至っています。その間子育てをしながら、仕事をしながら、ブラブラと散策しながら少しずつ発見したチンクエ・テッレとその周辺の魅力や役立つ情報を皆さんにお話ししていけたら嬉しく思います。 DISQUS ID @disqus_Us8mODmKYi

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