イタリア雑誌記者達とトスカーナ州"ピエトラサンタ、ピストイア"アート&植物の研修旅行へ!前半

公開日 : 2014年11月03日
最終更新 :
筆者 : ピッパ

皆さん、こんにちは!

今日は日本では文化の日ですね

実は、先週の週末、フィレンツェ在住の日本某雑誌ジャーナリストYさんからのお誘いで、イタリアのエスプレッソ、アディ、ドヴェ、ベルイタリア各雑誌のジャーナリストと共にマルモ(イタリアン天然大理石)やモザイクでお馴染みのピエトラサンタとヨーロッパ1の園芸と植物園を誇るピストイアの街2泊3日アートと植物研修の旅へ行ってきました!

イタリアは当日の2日前から10度近く気温が下がり、朝はとても冷え込んでいて気温も8度、さらにバスや地下鉄、列車の24時間ストとかち合いましたが、幸いお天気にも恵まれ秋晴れで、お昼になると22,3度程度にまで上がりハーフコートを脱いで大丈夫でした。ミラノやボローニャから来られるジャーナリストさんたちとフィレンツェの駅で待ち合わせでしたが、思ったよりもスムーズに到着できました!

それから、マイクロバスに約1時間15分ほど乗って、ピエトラサンタへイタリアンマルモ(天然大理石)会社GBCへ直行しました。

(ラ・スぺツィアからだと、約40分ほどで着きます。)

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以前からイタリアンマルモの見学へ一度は行ってみたいと思っていましたので、大満足でした!

ようこそいらっしゃいました!と会社の方々より、マルモに囲まれたランチの立食パーティーでおもてなし!

社長は"夏は本当に大変なんだ、マルモと太陽が反射して日焼けしてしまうんだ!"と

一段と日焼けした社長や社員さんたちの顔を見て私も納得しました。(笑)

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テーブルはなんと、クレーンで運ばれた巨大な原石マルモでした。

(いったい何トンあったのかしら?!)

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この会社の一押しのマルモはアクアビアンカです。

とけるような白さでしかも品があり、天然大理石のわりには丈夫で世界各国、特にアメリカやフランス、ドイツ、インド、ドバイ都市に人気があるそうです。

その他、アクアゴールド、アクアシルバー、バルデイーリオインぺリアーレ(少し濃い目のシルバー)、ビアンコカラッラ(カララ)、カラカッタカラッラ(カララ)(少し黄色)、黒、ブルー、グリーンなど色目のほかに微妙に違った模様も自由に選択できます。

さて、このイタリア大理石、以前から世界の大理石業界の中では有名で、生産量も世界一、日本では東京都庁の内装にイタリアンマルモを大量に使われているのは皆さんもご存じのはず!

他では、赤坂プリンスホテル、幕張メッセ国際会場、赤坂東急ホテル、JR大阪駅地下1階コンコース、住友会館、大丸百貨店大阪店、三越本店、銀座和光、日本橋高島屋、松坂屋上野店、福岡ビル、日本橋松坂屋、名鉄メルサ、八重洲ビル、名興ビル、農林年金会館、その他で使われています。

しかし、日本は今も昔も基本は木の文化、家の建物は床も殆ど木でできていますね。

石で建物を作るという文化ではなかったのが、鉄筋高層ビルやコンクリート造りのマンションが建ち始めた頃から、家も鉄筋コンクリートを使った建物が建つようになりました。

しかしながら、ヨーロッパでは、基本は石の文化、建物も教会も、ありとあらゆる建物は基本石からできています。

しかし、最近イタリアでも、木の床がいいとわざわざマンションのリフォームをした時に、パケ(フローニングのこと)を埋め込んだりして、私の叔母や義理の弟はパケ(フローニング)の部屋を作っていました。

個人的には、石のお家はお掃除が楽です。

絨毯だとほこりがついてもなかなか取れませんが、石だと掃き掃除、吹きそうじでオーケー。

でも、パケ(フローニング)のお部屋が一つあればいいなあと思うときもあります。

やっぱり日本人なのか木の部屋はなぜかホッとします。

石のお部屋は時々冷たくひんやりした感じがします。

夏はいいのですが、冬は非常に冷え込んで寒く感じますね。

イタリアンマルモは15年前までは世界ではそれでもそんなに注目されていませんでしたが、最近では、売れ行きも上昇、ここの社長も先週ドバイへ行きホクホク顔で帰国されたそうです。契約がうまくいったんだろうと思います。

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さすがトスカ―ナ地方の山から切り掘られた巨大マルモ達!

"自然の富とはなんて素晴らしいんでしょう!"と大感動し、私も一つ購入することにしました!

さて、なんでしょう???ヒントは小さいもので、お料理で使うのものです!

以前から買いたいと思っていたものです。またブログで書きたいと思います!

今から楽しみだなあ~

イタリアンマルモにご興味のある方は、" GBC marmi srl " www.gbcmarmi.comまで!

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そして、現代彫刻家で有名なピストイア出身のジュゼッペ・バルトロッツィ、クララ・テージご夫婦の作品を見せていただきました。彼らの作品の基本のテーマは、"月"と、"卵の形"、彫刻をするときにはいつも頭の中にポエジア(詩)を思い浮かべながら掘るそうです。大変な芸術家肌の方でしたが、とても気さくで慎ましい方でした。ジュゼッペ氏は1970、1971年に日本へ滞在されたことがあるとおっしゃっていました。

その後、銅作りの工場へ行き、こんなにいい空気の街なのに、工場の中は、空気が非常に悪く、独特の臭いもあり、うるさくて働いている人たちも疲れている様子でした。。。

工場で働く人たちって本当に大変だなと痛感しました!

(写真は何枚か撮りましたが未完成の作品ばかりで企業秘密のために残念ながら公表はしないでほしいと言われました。)

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それからモザイク(小片を寄せあわせ埋め込んで、絵(図像)や模様を表す装飾美術の手法)の手作り工場へ見学に行きました。

色を選ぶだけでなく、まず微妙に大きさが違う形を作り、その形が決まるまでなんどもなんども小片を割って一つ一つ埋め込んでいく作業をしていました。なんて、手間のかかる作業なんだろうとひしひしと感じました。今では、モザイクを作る職人さんがかなり減ってきているようです。しかしながら、モザイクつくりの職人さんたちは、皆さん穏やかな感じの人たちで、本当にモザイクを作るのが大好き!ということがよく伝わりました!

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その日の夕食は当日泊まったホテルの中のお庭付レストラン、アットフォームな雰囲気で、居心地のよいパーティーでした。つい皆さんの話に集中し、またジュゼッペバルトロッツィ氏と席が近くて会話に夢中になりました。

沢山の素敵なお話を聞かせて頂きました。

いつもと違う分野の人たちと過ごすことができてとても幸せでした。

インフォメーション

Residenza Palazzo レジデンツァ パラッツオ

Visdomini Luxury Suite ヴィスドミニ ルクシースイート

Via Stagio Stagi,83 55045 Pietrasanta (Lu) Italia 

スタージョスタージ通り83、ピエトラサンタ

Tel, 058470479

www.residenzapalazzovisdomini.com

後半もどうぞお楽しみに!

ケイコ

筆者

イタリア特派員

ピッパ

イタリアミラノへオペラ留学後日伊間を往復する暮らしを初め、結婚後はイタリア各地に移住。

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