今年は3月29日からサマータイム開始!

公開日 : 2015年03月26日
最終更新 :
筆者 : ピッパ

皆さん、こんにちは!

さて、今回は、お知らせです!

今年は、3月28日の土曜日から29日の日曜日にサマータイム(夏時間)が実施されます。

ora legale.jpg

イタリア時間の夜中2時に一時間進んで3時になります。

寝ている間に一時間早くなりますので、感覚があまり湧きませんが、

これで再び日本との時差は7時間差(日本が7時間早い)になり、10月末までの7か月間続きます。

でも、現在日本ではサマータイムがないため、馴染みがイマイチだと思います。

もともと、18世紀にベンジャミン・フランクリンが考え出したのですが、当時は時計の針は一切動かさずに、早寝早起きだけを提案したので、結局この案は受け入れてもらえず、その後、今のサマータイムの方式を考えたのがイギリスの建築業者であったウィリアム・ウィレットでした。

そして、実際に実行したのが第一次世界大戦中にドイツが、続いてイギリスもサマータイムを導入しました。

それがきっかけで、世界中がサマータイムのシステムを試みました。

しかしながら、国によってはバラバラで一度も実践したことがなかったり、または実施したけれど、現在は廃止になったり、またいったん止めて再び続けたりしています。

実は日本も第二次世界大戦後、占領軍の施政下にあった1948年〜1951年の間のみ実施されていました。

さて、サマータイムのメリットと言われているのは、節約、エコ!!!

日が長くなれば、明るい時間を有効に使えるために照明の節約になります。

そして、日中の活動時間が増えることによって交通事故や犯罪発生率の低下、経済の活

性化にもなり、午後の日照時間が増えることによる余暇の充実も考えられます。

でも、反対意見では、夏場では、日が長くなることで、クーラーなどの電気代がアップ

し、現在の温暖化では節約どころかかえって電気代がかかってしまうのではと考えがちですが、実際の毎年の調査によりますと、トータルすれば電気会社は約9000万ユーロの節約になっているそうです。

ただ、最近では年に一度の変更だけでなく、もっと取り入ればさらに節約できると言われています。

しかしながら、そんなに時間をコロコロ変更すると、人間のメンタルが追いついていけないのではと疑問の声もあります。

イタリアは今年もサマータイムを一回のみ実施します。

個人的には、時間が変更になった日は、朝起きてすぐに家にある時計を一時間早くして、テレビや携帯も確認しできるだけ早く慣れていくことでしょうか?!

それから、うっかりして約束の時間を間違わないようにと少し用心する程度ですね!

町にある時計はバラバラでほとんど時間があっていませんので、腕時計や携帯で確認されたほうがいいと思います。

この時期に旅行へ来られるときにはくれぐれも待ち合わせ時間などにご注意くださいね!

trekking la spezia.jpg

春になり、ここラ・スぺツィアはトレッキングの季節になりました。

la spezia trekking1.jpg

一度、ハイキングへぜひお越しください!

日も長くなって空気もよく気持ちがいいですよ!

ケイコ

筆者

イタリア特派員

ピッパ

イタリアミラノへオペラ留学後日伊間を往復する暮らしを初め、結婚後はイタリア各地に移住。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。