イタリア発祥と言われている世界の代表有名衣類って?!

公開日 : 2015年03月23日
最終更新 :
筆者 : ピッパ

皆さん、こんにちは!

さて、20日の皆既日食も終わり、春分の日も過ぎて、ここラ・スぺツィアもすっかり春になってきました。

まだ朝晩は少し肌寒いですが、冬のコートは脱いで、スプリングコートで昼間はオーケ!ただ、日差しはきついので、サングラスは出需品です。

さて、今回は世界を代表するイタリアが発祥と言われている有名衣類をご紹介します。

いったい何だと思います?!

ファッション界でもイタリアは世界レベルですね!

そういえば、ラ・スぺツィアに住み始めて気付いたのですが、流行りに関係なく、子供も大人も皆さんよく着用してるなあと思っていました。

私は、普段はあまり着ませんが、この時期から秋ごろまでよく着られます。

(人によると一年中かも。。。)

学校でも子供たちがほとんど着てますね。さあ、だんだんとわかってきたでしょうか?!

誰でも一度は着たことがあると思います。

もし、最近着てなくてもクローゼットの中には必ずあるのではないでしょうか?!

日本では、今年このファッションが再ブレークするそうです。

引き伸ばしすぎですか?(笑)

ヒントは、皆、大抵の人はアメリカで生まれたと思っています。

実はイタリアなんですねえ。。。

第二のヒントは基本はブルーの色です。。。

さあ、わかってきましたね。。

そうなんです。ジーンズ(Gパン)のことなんです!

なんと、生産を初めてしたのは、リグーリア州の州都ジェノヴァだったのです。

さすが、ジェノヴァ!

ジェノヴァといえば、あのアニメ世界名作劇場(母を訪ねて三千里)が舞台になった街でもお馴染みですね!

マルコ!!!皆さん覚えてらっしゃいますか?

アメデオという名のお猿さんがマルコのそばにいつもいてましたね!

そして、マルコと一緒にアルゼンチンまでお母さんを探しに行くのです!

実は私、アメデオの縫いぐるみを持っていました!(笑)

エンディングテーマの歌でもちゃんとイタリア語を使っています。

ボンジョルノ・ミア・マードレと言ってます!

良かったらきいてみてください!

かあさん おはよう歌詞

朝ぼくを おこしたおひさまが ほら もう ま上

いまかあさんを おこしてるんだ はるかな国の 空にのぼって

かあさん おはよう ボンジョルノ ミア マードレ

明るくてらす おひさまの中 ほら 見て かあさん

泣き虫なんか もういない チビでもぼくは がんばりやだよ

かあさん おはよう ボンジョルノ ミア マードレ

会いたいな 大好きなかあさん あの 雲にのり

大空なんか ひとまたぎ とびこみたいんだ かあさんの胸に

かあさん おはよう ボンジョルノ ミア マードレ

なので、中学校の音楽の授業で習ったイタリアカンツォーネサンタ・ルチアや、帰れソレントよりも前に、母を訪ねて三千里を見た人は、イタリア語を知らず知らず聞いていたことになります。

さて、話は続きまして、布地のデニムという語源ははフランス語(serge de Nîmes セルジュ・ドゥ・ニーム)から来ています。

ニームの地のアンドレ一族が綾織りの布地を作っていました。

そして、その布地からイタリアのジェノヴァ人がジーンズ(Gパン)を作りました。

そもそも古代ジェノヴァ人、特に水兵さんたちが着ていたそうです。

その後、世界各国に輸出され始め、特にアメリカでは大ヒット商品となりました。

その切っ掛けは、ゴールドラッシュに湧く北米の鉱山で働く多くの鉱夫の作業着にジーンズを起用したことからでした。

今までのズボンはすぐに掏り切れてしまい、どうしたら丈夫な作業服ができるのかと、

1870年、仕立て屋のヤコブ・デービスが、既に設立されていたリーバイス社のリーバイ・ストラウスから仕入れたキャンバス生地を用いて銅リベットでポケットの両端を補強した仕事用パンツを発売し、これが鉱夫らの好評を得ました。

その後、素材はキャンバス生地からインディゴ染めのデニム生地へと変遷し、縫製技術の進化等により1940年代には現在のジーンズとほぼ同様のデザインとなりました。

そして、1953年の映画(乱暴者)で主演のマーロン・ブランドがLevi's 501XXを、1955年の映画(理由なき反抗)でジェームズ・ディーンがLee RIDERS 101を着用し、これを見た若者が影響を受けて、ジーンズは若者の第一ファッションとして普及していきました。

しかしながら、当時の米国では反抗的な若者の象徴と見なされたため、ジーンズの着用を禁止する学校が多かったそうです。

現在イタリアでは、この時期から秋にかけて大人から子供まで10人に約7人は着ています。

ラ・スぺツィアの青空メルカートでは、新品のジーンズがなんと3ユーロから売っています。。。

非常に安すぎます。。。

色落ちがちょっぴり心配。。。(笑)

昨年は、内ポケットも見えるくらい短かいジーンズが若い女性に流行っていました。

また、定番のジーンズは、裾はストレートで、小さく軽く折ったかんじに着こなしていました。

さらにそれに合わせてシューズは再復活したオールスターのシューズがお馴染みのコンバースか、イタリアンカジュアルシューズ、ホーガン、またはショートブーツ、夏はローヒールサンダルで合わせていました。

今年、イタリアはどんな着こなしになるのかしら。。。

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皆着ているジーンズ、でも意外とジーンズをきちっと着こなすのって難しいんですよねえ。。。

太くてもダメだし、ただ痩せていてもなんだかさまにならないし。。。

足が長くて、締まっているところは締まっていて、スタイルのバランスが大切ですね!

今年は、定番Gジャンやノーカラーデニムジャケットを着て、カジュアル過ぎず、少しエレガントに着こなしたいなあ。。。

ケイコ

筆者

イタリア特派員

ピッパ

イタリアミラノへオペラ留学後日伊間を往復する暮らしを初め、結婚後はイタリア各地に移住。

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