大理石の聖地カッラーラで大事故
皆さん、こんにちは!
久しぶりのブログ更新です!ラ・スぺツィアはもうすっかり春真っ盛りで、お昼は半袖で過ごしている元気な人もいます。
さて、日本では熊本で大地震が発生しました。
イタリアのテレビのニュースや新聞でもこの再び起こってしまった日本の大惨事を毎日伝えています。
実は、ラ・スぺツィアのお隣の街、大理石の聖地と言われているカッラーラで、先日大理石の山の大事故が起こりました。
大地震で大理石が崩れてしまったのではなく、作業中に起こった事故で、なんと現在は4人の死亡が確認されています。
以前は、そんなに値段は張っていないようでしたが、ここ十数年でかなりの高価な大理石としてアメリカやドバイ、インドなどへ輸出されているそうです。
日本の東京都庁もイタリアのホワイト大理石で作られていますよね。
でも、作業員の人たちは命を懸けて毎日働いています。
ここ数十年、作業中に死亡者や負傷者が増え続け、石山も石のカットが限界にきているのにも関わらず、リスクを負いながら仕事をしていた作業員たちが今回の大事故で憤慨し、とうとう今週からストが行われるそうです。
山から運ばれた大理石の原石
数千トンといわれている大理石
この山から爆弾で数千トンの大理石を切り倒していきます。
そして一つ一つこのように運んでいきます。かなりの重労働ですね。
亡くなった方の冥福を心よりお祈りいたします。
ケイコ
筆者
イタリア特派員
ピッパ
イタリアミラノへオペラ留学後日伊間を往復する暮らしを初め、結婚後はイタリア各地に移住。
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