今年は今月だけある <17日の金曜日>

公開日 : 2016年06月18日
最終更新 :
筆者 : ピッパ

皆さん、こんにちは!

只今、テレビのサッカー<ヨーロッパカップ2016>をリアルタイムで見ながらブログを書いています。。。

さて、今日は17日の金曜日。。。(日本はそろそろ日付けが変わって18日ですね。)

それがなにか?!と日本の皆さんには思われるかも知れませんが、イタリアでは17日の金曜日が不吉な日として伝えられています。

えええ?!13日じゃないの?!と思われますが、イタリアは17日なのです。。。

なぜ、17日の金曜日が不吉なの?!と質問が日本の皆さんからありましたので、ここでお伝えしたいと思います。

アメリカやフランス、ドイツ、イギリスなどは、13日の金曜日が不吉なんですよね。。。

個人的には、実母が私を身ごもっているとき、それも臨月だったそうで、たまたま13日の金曜日にお買い物に出かけたら、お財布を落としたらしいのです。。。毎回この日が来ると、その話をします。。。

なので、母は13日の金曜日はよっぽどの用事がない限り、家でおとなしくしてます。

幸い私は、13日の金曜日になにか嫌なことがある経験は一度もありません。

さて、本題に戻りますが、金曜日はキリストが亡くなった曜日とされているため、不吉な曜日になるそうです。

なので、カトリック教のイタリアでは、金曜は不吉となるわけです。日本では、金曜日といえば<花の金曜日>とも言われていますので、国によって全然違いますね。。。

そしたら、17という数字はどうしてかといいますと、イタリア語で<Eptacaidecafobia>意味は、17番の数字恐怖症といいます。なんとも覚えにくく舌が噛みそうな言葉ですね。

個人的には、1番は1(トップ)の数字があるし、7番はラッキー7だし、1と7を足すと、8になって末広がりだし、どうして恐怖なんだろう?!と日本人の感覚では理解に苦しみます。

実は、昔々古代ローマ時代から、お墓にはVIXI(イタリア語のvissi(私は生きた)つまりイタリア語のsono morto(私は死んだ)と書いていたそうです。<死ぬ>ことが書かれてありますし、この略語VIXIは、なんとローマの数字で17なんですね!(苦笑)

その上、更に古代ギリシャ時代には、ピタゴラスの弟子たちから、四辺形の16(4x4)と18(3x6)を絶対的な数字と考えられていたために、その間にある17が不吉な数字になったわけです。

だから17番の意味は不名誉、不運など様々な意味になっています。

ですので、イタリアへ旅行の際はまずアリタリアの飛行機に乗るときには17シートがありませんし、イタリアのホテルも大抵17階や17番号のお部屋がありません。

日本でいう4番と同じ意味があると思われます。

だから17日の金曜日はダブルで超不吉な日となるわけですね。。。

しかしながら個人的には忘れもしません。。。17日の金曜日にイタリアで行われました歌の国際コンクールで、初めてセミフィナーレからフィナーレに残った日でした。(日本人には関係ないのかも。。。でも、赤のワンピースで歌ったなあ。。。)

そして先ほど<ヨーロッパカップ2016>サッカーを観ていますと、今日17日金曜日、17番がゴールを決めて、現地時間の17時頃(ちょっと無理やりかも。。。)イタリアがスウェーデンに1-0で勝ち進みました。

ですので、これはあくまでも迷信なので、いろんな言い伝えが広まったわけで、信じるか信じないかは本人次第です。。。

このような不幸の日に、どうしても大事なことをしないといけない時の対処法があるのですが、

1.家からなるべく出ないようにする。

2.赤い物を身につけておく。

3.鉄(toccare ferro)を触っておく。

4.馬の蹄鉄(ferro di cavallo)を握っておく。

5.赤い角(corno rosso)を握っておく。

だそうです。

なので、イタリアサッカーチームは密かにこのことをおこなっていたのかも?!知れません。

私も偶然に今日は赤のトレーナーを着用しています。

イタリアでは、キーホルダーなどで、魔除けによく売っています。

corno-napoletano-586x434.png

これが赤い角

ferro di cavallo 1.jpg

馬の蹄鉄

あとは、四つ葉のクローバーやテントウムシ、鍵は幸運があるそうです。

四つ葉のクローバーに関しては摘まないで触って眺めていればいいそうです。

porta chiave.jpg
chiave di fortuna.jpg

これが、幸運を呼ぶキーホルダー

お土産にいかがですか?

ケイコ

筆者

イタリア特派員

ピッパ

イタリアミラノへオペラ留学後日伊間を往復する暮らしを初め、結婚後はイタリア各地に移住。

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