大きな水車とマナローラ(チンクエ・テッレ)
今回はマナローラをご紹介します。列車でトスカーナ方面から来られる方にとってはチンクエ・テッレの2番目の駅。散策を始める前にチンクエ・テッレ ポイントに寄ってこの町の地図を頂きました。
40年以上前から毎年クリスマスシーズンになるとキリスト誕生場面を模した(プレゼーペ)イルミネーションが、町を囲む山一面に点灯されるのです。これを一人で創り上げたアンドレオーリさんは今年91歳になられました。この町は以前BS日テレの「小さな村の物語 イタリア」で紹介されたこともあるそうです。
さて駅を出たところにあるトンネルを進むとその先がマナローラの町。トンネルを出てまずは左手にある港のほうに歩いていきましょう。
カラフルな建物はチンクエ・テッレのトレードマークです。一説によると色の違いは船乗りや漁師たちが海からでも自分達の家を見分けられ易くするためと言われています。
これがマナローラの港。見ての通り海にせり出した岩に囲まれとても小さく、特に冬の間は海が荒れることも稀ではないので船は地上に上げられ道端や海前の広場におかれています。
港から海沿いの道を進みその先にある岬に上ると、遊具やピクニックゾーンを備えた公園があり、そこからは素晴らしい景色を見ることができます。個人的には夕日が海に沈むころの時間帯が特に気に入っています。冬場は雪を頂いたフランスアルプスが薄っすらと水平線の向こうに見えることもあるんですよ。
さて港のほうへ戻り今度は町の上部にあるサン・ロレンツォ教会に向かって歩いていきましょう。
途中、国立公園によって修復された大きな水車があり、かつては急流の水力が利用されていたことを思い起こさせます。ここからさらに道なりに5分ほど歩くと教会のある小さな広場に着きます。
"DANGER"屋根の上に飛び乗ったりする人がいたのでしょうか。
教会の前を通り過ぎ右手の狭い道(Via Rollandi)では、所々で視界が開けマリオさんのプレゼーペが向いの山の斜面に見えたりします。点灯期間は終わってしまいましたので、もうすぐ解体されて山から降ろされるそうです。毎年12月8日頃から1月末辺りまで夕方になると点灯されます。
点灯中のイルミネーションは素朴でまるでおとぎ話の挿絵のような雰囲気。
途中で見晴らしのいい箇所がいくつかあります。
チンクエ・テッレの町はどれも小さいので、裏道、横道、細い道に迷い込んでも迷子になる危険はほぼありません。ただ石段などを降りるときはくれぐれもご注意を。
マナローラのプレゼーペ
期間
毎年12月8日(8日が月曜日の場合は7日)から1月末~2月初めまで
点灯時間
日没後
どれくらいの規模?
約300体の型(人、動物、魚‥)、電球15000個、電線7000m
例年点灯期間初日には、点灯式にあわせてクリスマスマーケットが出たり花火が打ち上げられたりします。
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