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ドイツ/ライプツィヒ特派員ブログ シェ-ファ-玲子

ドイツ・ライプツィヒ特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。


毎年5月中旬から6月中旬頃にある聖霊降臨祭の祝日の週末には、ライプツィヒで世界最大のゴシック・サブカルチャ-の祭典が開かれます。

これは、1992年から始まったもので、世界中から黒い衣装をまとった約2万人のゴシック愛好者たちがここライプツィッヒに集合。町の各地で、ゴシック音楽の演奏会、朗読会、演劇パ-フォ-マンスなどが開催されます。

今年は、6月7日(金)から10日(月)までの4日間です。
早速、町の様子を見てきました。

とにかく町中が彼らの洋服の黒一色が目立ちます。

ゴシックといっても、色は黒でも衣装はさまざま。

ゴシック時代の衣装を再現したものもあれば、ヴィクトリア朝風のドレスを装った人も多く見られます。


Zwei Frauen.jpg



一方で、今風の若いスタイルの女性。

zwei Fraune innenstadt.jpg


また、パンク系や異色なファッションも。

Haltstelle  Fraumit kunsthaar.jpg



中には羽根の付けた衣装もお目見えです。


Frau mit Fluegel.jpg



ちなみに、この二万人の参加者の皆さんが集まってピクニックをする公園があります。

ものすごい数の独特の雰囲気を味わいたい方は、その公園にいかれるのがお勧めです。

アグラ農芸公園(agra-Park)
所在地
Bornaische Straße 210, 04279 Leipzig
最寄り停留所
► Dölitz, Straßenbahnof(デーリッツ・シュトラーセンバーンホーフ):路面電車11号線
(中央駅からの場合:駅前停留所2番ホームよりMarkkleeberg-Ost行き、14番目の停留所。所要時間約25分。)



なんとも異様な光景ではありますが、今ではライプツィヒの風物詩となりつつあるウェイブ・ゴシック・フェスティバル。

この時期にライプツィヒに来られた方は、何事かとびっくりされることでしょう。

また、このフェスティバルの参加者とそれを見に来る観光客もいるので、ホテルが予約しにくくなる時期でもあります。

このウェイブ・ゴシック・フェスティバルの期間にライプツィヒに来られるか方は、できるだけ早くホテルを予約することをお勧めします。

来年は5月29日から6月1日の予定です。




ウェイブ・ゴシック・フェスティバル

毎年5月中旬から6月中旬頃開催(聖霊降臨祭の祝日の週末。毎年

日が違います)



2019年6月 8日

ルタ-が宗教改革を行ったのが1517年。免罪符を販売するなど腐敗したカトリック教会に疑問を抱き、「95か条の論題」を発表して抗議したのが始まりなのは、皆さん世界史の教科書などでご存知かと思います。

Luther.jpg

(ルタ-が生まれたアイスレ-ベンの広場に佇むルタ-像)


ちょうど2年前の2017年は、その500周年にあたり、ルタ-の町ヴィッテンベルグなどでは町をあげてさまざまな記念イベントが開催されました。

そのルタ-の宗教改革に関連した史実に、「ライプツィヒ宗教論争」というのがあるのをご存知でしょうか?

1519年6月27日から7月16日にザクセン公ゲオルクの下、ライプツィヒで行われた、宗教改革者ルタ-とその反対者エックとの間の宗教討論です。

この討論の結果、ルタ-は教皇も公会議(コンスタンツの公会議 1414-18)も誤りを犯したとし、またその公会議で異端とされたフスの教えにも福音的なものがあると明言したことで、ルタ-は異端とされました。

そして、カトリック教会との決裂が決定的なものとなったのでした。



前置きが長くなってしまいましたが、今年はこの「ライプツィヒ宗教論争」からちょうど500年に当たります。そこで、プロテスタントの教会音楽も500年の歴史であるともいえることから、500分間という長い演奏会「500 Minuten Bach ( バッハ500分)」が開催されます。

csm_500minBach_e5e7d98ab9.jpg


中でも最も有名な作曲家は何といってもヨハン・セバスチャン・バッハ。

1723年から1750年の間バッハが従事したト-マス教会で、この演奏会が行われます。

Bach Statue.jpg


ちょうどバッハフェストが始まる前日、6月13日(木)の15時19分に開始。

23時39分までの8時間20分に渡り、バッハのみならず、重要な作曲家やこれまでのト-マス教会音楽監督らの曲が演奏されます。

ト-マス教会聖歌隊のトマ-ナはもちろん、その他オルガンや器楽演奏、声楽などそれぞれの演奏者が20-30分ほどの持ち時間で演奏されます。

そして、入場料は、なんと無料!!

Thomaskirche.jpg



バッハが眠るト-マス教会で、教会音楽をお気軽に、そしてたっぷりと楽しめるまたとない機会です。

是非お立ち寄りください。

Thomaskirche2.jpg



500 Minuten Bach (バッハ500分)

場所: Thomas Kirche (トーマス教会)

Thomaskirchhof 18

04109 Leipzig

時間: 15.19 - 23:39

入場料: 無料





2019年6月 6日

ミュンスタ-の歴史ある教会、聖パウロ大聖堂。700年頃にカ-ル大帝がザクセンをキリスト教化したことを記念に建てられ、1200年以上の歴史を誇ります。

Dom Gaikan.jpg


第二次世界大戦で、大きな損傷をうけましたが、その後再建され、13世紀当時のままの姿をしています。


Dom Naibu.jpg

撮影:ライプツィヒ特派員シェ-ファ-玲子(承諾済)

教会の内部には、13世紀ごろに作られた石像など芸術品の傑作が並んでいますが、とりわけ目を見張るのが、天体時計。

Astronatuhr.jpg

撮影:ライプツィヒ特派員シェ-ファ-玲子(承諾済)

1540-42年に制作されたものです。

高さ7.8m、幅4.1mの大きな仕掛け時計で、毎日正午には仕掛けが動き出します。

是非それに合わせて見学してくださいね。




さて、この大聖堂は800年頃のカロリング朝時代の宝物などを、700点ほどを所有しておりますので、本来それらを見学するのがこの大聖堂のハイライトになります。

しかし、残念なことに2017年7月から宝物館は閉館しています。

空調設備が老朽しており、またそれを修理するのが非常に困難ということで、開館のめどがまだ立っていないようです。

宝物館での貴重な文化遺産を見学できないのは、とても残念なこと。早く打開策をたてていただいて、また一般公開を再開してもらいたいものです。



ところで、この大聖堂には戦時中、立派な枢機卿がおられました。

「ミュンスタ-の獅子」とよばれたフォン・ガーレン枢機卿は、ナチス独裁に対して勇敢に立ち向かったことで知られています。

Von Galen Bild.jpg


このフォン・ガ-レン枢機卿の石像が、大聖堂の向かって右側の広場に立っています。


von Galen Statue.jpg



ちなみに、ナチスによるユダヤ人の抹殺、ホロコ-ストは良く知られた悪の歴史ですが、このホロコ-スト以前に実はナチスは自国民をも抹殺していたのをご存知でしょうか。T4作戦と呼ばれるいわゆる安楽死作戦で、知的障がい者の多くがガス室に送り込まれて、殺害されたのです。

フォン・ガ-レン枢機卿はこれらナチスの蛮行に果敢に対抗し、この安楽死作戦を一時的に中止させることにも貢献したそうです。



聖パウロ大聖堂

St.paulus-Dom zu Münster

Domplatz 28

48143 Münster

開館時間: 日曜日及び祝日 6:30 - 19:30

平日 6:30 - 19:00

入館料 無料


大聖堂宝物館

Domkammer der Kathedralkirche
閉館中



2019年6月 3日
2019年5月24日
2019年5月14日
2019年5月 7日
2019年5月 2日
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  • 特派員プロフィール
  • ライプツィヒ特派員

    ライプツィヒ特派員
    シェ-ファ-玲子
    2008年夏よりドイツ中東部の町ライプツィヒ在住。その前は12年間ベルリン、そして学生時代はミュンヘンに留学していた神戸生まれの関西人。日本でも神戸のドイツ総領事館に勤務するなど、ずっとドイツと関わってきた。ドイツ移住後は謀テレビ局ベルリン支局にて2017年秋まで勤務。現在はライプツィヒにてフリ-ランスと主婦業に従事している。個人ブログ「ライプチヒで独逸日記」もよろしければご訪問ください! お問合せ・ご連絡はこちらまで。 DISQUS ID @disqus_vXOimP5ytn

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