海外旅行・観光情報の「地球の歩き方」TOP > 特派員ブログ > ヨーロッパ  > ドイツ/ライプツィヒ特派員ブログ

ドイツ/ライプツィヒ特派員ブログ シェ-ファ-玲子

ドイツ・ライプツィヒ特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。


ベルリンの壁が崩壊したのが1989年11月9日。今年ではや29年になります。

そのきっかけとなったのが、ライプツィヒの平和革命だったことは日本ではあまり知られてないことかもしれません。

当時ライプツィヒではニコライ教会で毎週月曜日に行われていた「平和の祈り」への集会が、民主化運動へと広がっていきました。そしてベルリンの壁が崩壊するちょうど一か月前の10月9日には、「Wir sind das Volk! 我々こそが主権たる国民だ!」というスロ-ガンの元、7万人の市民と周辺から来た人たちが終結。アウグストゥス広場を埋め尽くして大規模なデモが起こりました。そしてこれをきっかけに東ドイツ平和革命の口火がきられ、東ドイツ全土に反体制運動が広まり、1か月後のベルリンの壁崩壊につながったのです。

この東ドイツ平和革命がライプツィヒからたはじまったことを記念して、毎年10月9日に、当時人々が埋め尽くしたアウグストゥス広場で、リヒトフェスト(光の祭典)が開催されます。


04_Lichtfest_Leipzig_co LTM_Punctum (Schmidt).jpg

© Copyright 2018 Leipzig Tourismus und Marketing GmbH

当時7万人の市民がロウソクの火を手にデモ行進したことにあやかり、「89」をかたどった場所にロウソクを置いて、ライプツィヒ市民が誇る歴史的な年を偲びます。

Licht.jpg

また、広場の特設ステ-ジでは、毎年さまざまなパ-フォ-マンスが行われます。

今年は、女性をテ-マとして、女性だけのオ-ケストラによる演奏と声優さんが東ドイツ時代の女性というものを映像と共に表現していました。

Stage.jpg

それにしても、当時の7万人の市民の勇気には脱帽です。警察からいつ発砲されるかわからない危険と隣り合わせの状況だったのですから。それに、同じ年に起こった中国の天安門事件では実際にデモ隊に死傷者が出たという事実を目の当たりにしていたわけですから、なおさら大きな恐怖だったことでしょう。

東西ドイツが平和的に統一される、まさにきっかけとなったライプツィヒの平和革命の日。この日の祭典は、ライプツィヒ市民にとっては誇りある最も重要な日なのです。

来年は平和革命30周年の記念の年になります。どんな祭典になるでしょうか。

来年、秋にドイツ旅行をご予定の方は、是非10月9日にライプィヒに来ていただき、感動の夜をライプツィヒ市民と共に味わって頂きたいと思います。

Gaikan.jpg



ライプツィヒ光の祭典

Lichtfest Liepzig

開催日: 毎年10月9日20時-

場所:   アウグストゥス広場ほか



2018年10月13日

二つの教会が世界遺産に指定されているヒルデスハイム。いずれの教会も見応えがりますが、聖マリア昇天大聖堂が所有する教会の宝物コレクション(一部ミヒャエリス教会所属のものもあり)も一見の価値があります。

Mariendom.jpg

まずは、教会内に所有する洗礼盤も一見の価値があります。

Taufbecken.jpg

撮影:ライプツィヒ特派員シェ-ファ-(承諾済)

高さ1.7m、直径96cmで、1226年に作られた銅製の洗礼盤です。



そして、その洗礼盤のすぐ後ろにある青銅の扉、ベルンヴァルド扉。

Tür.jpg

撮影:ライプィヒ特派員シェ-ファ-(承諾済)

ベルンヴァルド司教が西側の入口扉として、1015年に制作委託をしたもので、高さ4.72m。この時代のものとしては最大だそうです。

また、その巨大さだけでなく、扉に施されたレリ-フも目をみはります。

Tür mit Figure.jpg

撮影:ライプィヒ特派員シェ-ファ-(承諾済)

左側は、アダムとイブの話などの旧約聖書のスト-リ-が、そして右側には下から順に新約聖書のスト-リ-が描かれたレリ-フ。人物が形どられた中世の扉としても最古のものだそうです。





そして、ドームに併設するドーム博物館にも教会所有の貴重な宝物コレクションが展示されています。これら宝物コレクションも、世界遺産の一部ということですから、必見ですよ!

ド-ム博物館は5年間の改築の後、2015年から再オ-プン。

現在は回廊の一部も博物館として利用される作りになっています。

このド-ム博物館には世界的にも貴重な宗教芸術品が展示されていますが、その中でも見所の一つが、

「大きな金のマドンナ」と呼ばれる像です。

Museum Madonna.jpg

(c) Dommuseum Hildesheim, photo: Florian Monheim

ベルンヴァルド司教の時代からあるということですから、11世紀のもの。

気が遠くなるほど古いですね。頭の部分は残存しておらず、あとからつけられたものです。



そして、きらびやかな盤上の十字架も見所です。

Museum Scheibenkreuz.jpg

(c) Dommuseum Hildesheim, photo: Florian Monheim

こちらも12世紀前半に作られたとか。

その他、目を見張るような中世の宗教文化遺産に沢山出会えます。


Museum iroiro.jpg

(c) Dommuseum Hildesheim, photo: Florian Monheim



ヒルデスハイムに行かれたら、教会だけでなく是非ド-ム博物館も合わせて見学をお勧めします。

ド-ム博物館

Dommuseum Hildesheim

Domhof 4, 31134 Hildesheim

Tel.(05121)307-770

https://www.dommuseum-hildesheim.de/de/hildesheimer-dommuseum

開館時間: 10-17時(月曜休館、12/24及び31休館)

入館料: 6ユーロ、25歳以下は無料





2018年10月 8日

北ドイツ、ハノ-バ-近郊の都市ヒルデスハイムをご紹介いたします。



ハノ-バ-から電車で30分ほどで行けます。

町の中心にあるマルクト広場は可愛らしい装飾を施した木組みの建物が並び、人々の目を楽しませてくれます。


Marktplatz.jpg

とても小さな町ですが、なんと二つの教会が世界遺産に指定されています。

一つは、聖マリア昇天大聖堂。


Mariendom.jpg



11世紀に建てられたロマネスク様式の大聖堂は、その後時代と共にさまざまな様式になっていきました。

回廊にかこまれた中庭には、樹齢1000年といわれる薔薇の木があります。かつて、カ-ル大帝の子、ル-ドヴィッヒが失くした聖遺物容器が、薔薇の枝に絡まっている形で発見されたことから、そこに礼拝堂を建てたのが起源という伝説が残っています。


Nakaniwa.jpg



第二次世界大戦では大きな被害を受け、その後再建されていますので、教会自体は古くはありません。しかし教会内部にある洗礼台は13世紀のもの。また青銅の扉である、ベルンワルドの扉は、アダムとイブのお話やキリスト誕生のスト-リ-をモチ-フとされており、中世のブロンズ扉としては最古といわれています。

また、併設する博物館には、この大聖堂にあった多くの宝物コレクションを楽しむことができます。是非合わせて見学するのをお勧めします。




もう一つの世界遺産が、聖ミヒャエリス(ミカエル)教会。


St.Michaelis.jpg


こちらの必見は、13世紀に描かれたた巨大な天井画。キリストの系譜図が描かれており、戦争で大きく破壊された教会ですが、この天井画だけは取り外して保管していたそうです。(画像は教会から使用許可を得ております)


Dachgemelde.jpg

撮影:ライプツィヒ特派員シェ-ファ-玲子(承諾済)

この教会が世界遺産に指定されたのも、この天井画の存在が大きかったようです。

小さな町ですが、世界遺産の教会を二つも見学できるのは、魅力的です。

是非訪れてみてくださいね。



聖マリア昇天大聖堂

Mariendom Hildesheim

Domhof 4, 31134 Hildesheim

Tel.(05121)307-770 or 771

Fax.(05121)307769

https://www.dom-hildesheim.de/de

見学時間: 月-金10-18時

土 10-16時30分

日 12-17時30分

*5月-9月の土曜日12時15分-45分は、オルガン演奏会のため見学不可

入場料無料


聖ミヒャエリス(ミカエル)教会

St.Michaelis Hildesheim

Michaelisplatz 1, 31134 Hildesheim

https://michaelis-hildesheim.wir-e.de/churches/fd33bf4d-c92a-4956-96a6-54b5fab27145

見学時間: 4月-10月 毎日8-18時

11月-3月 毎日9-16時

*火曜日のみ10時から可。礼拝やコンサ-トの場合は見学不可

入場料無料





2018年10月 2日
2018年9月24日
2018年9月20日
2018年9月15日
2018年9月 2日
⇒すべての記事を見る

ドイツ旅行 旅スケジュール

旅行者の作る、新着!旅スケジュールをご紹介します。 ■ドイツの旅行記・口コミ「旅スケ」へ

ヨーロッパ特派員ブログ一覧

アイスランド/レイキャヴィークアイルランド/ゴールウェイイギリス/イーリーイギリス/エディンバライギリス/カーディフイギリス/ギルフォードイギリス/グラスゴーイギリス/ケンブリッジイギリス/コッツウォルズイギリス/ヒースローイギリス/ブリストルイギリス/ベルファストイギリス/ヨークイギリス/ロンドンイギリス/ロンドン2イギリス/ロンドン3イギリス/ロンドン4イタリア/アンコーナイタリア/アンドリアイタリア/シチリア島イタリア/ジェノバイタリア/トリノイタリア/ナポリイタリア/ナポリ2イタリア/パルマイタリア/フィレンツェイタリア/ボローニャイタリア/ミラノイタリア/ミラノ2イタリア/ラ・スペツィアイタリア/ローマイタリア/ローマ2ウクライナ/オデッサエストニア/タリンオランダ/アイントホーフェンオランダ/アムステルダムオランダ/デンボスオランダ/ライデンオーストリア/ウィーンオーストリア/チロルオーストリア/リンツキプロス/ニコシアギリシア/パロス島ギリシャ/アテネクロアチア/コルチュラ島クロアチア/ザグレブクロアチア/ドゥブロヴニクジョージア/トビリシスイス/アッペンツェルスイス/チューリヒスイス/ベルンスウェーデン/ストックホルムスペイン/イビサ島スペイン/バルセロナスペイン/バルセロナ2スペイン/バレンシアスペイン/バレンシア2スペイン/ビトリアスペイン/ビルバオスペイン/マドリッドスペイン/マドリッド2スロヴェニア/リュブリャナセルビア/ベオグラードチェコ/ブルノチェコ/プラハチェコ/プラハ2デンマーク/コペンハーゲンドイツ/ケルンドイツ/ケルン2ドイツ/シュタインバッハドイツ/デュッセルドルフドイツ/ハノーファードイツ/ハンブルクドイツ/フライブルクドイツ/フランクフルトドイツ/ベルリンドイツ/ボンドイツ/ミュンヘンドイツ/ミュンヘン2ドイツ/ミンデンドイツ/ライプツィヒドイツ/レーゲンスブルクドイツ/ワイマールノルウェー/オスロノルウェー/オスロ2ノルウェー/オスロ3ノルウェー/ベルゲンハンガリー/ブダペストフィンランド/サヴォンリンナフィンランド/トゥルクフィンランド/ヘルシンキフィンランド/レヴィ・サーリセルカフランス/アヌシーフランス/カンヌフランス/コートダジュールフランス/ストラスブールフランス/トゥルコアンフランス/ナルボンヌフランス/パリフランス/パリ2フランス/ボルドーフランス/マルセイユフランス/リヨンフランス/リヨン2ブルガリア/ソフィアブルガリア/プレヴェンベルギー/ゲントベルギー/ブリュッセルベルギー/ルーヴェンポルトガル/ポルトポルトガル/リスボンポーランド/カトビッツェマケドニア/スコピエマルタ/マルタ島モンテネグロ/ポドゴリツァヨーロッパ/バルカンラトヴィア/リーガルクセンブルク/ルクセンブルクルーマニア/ブカレストロシア/モスクワ

ヨーロッパにもどる

  • 特派員プロフィール
  • ライプツィヒ特派員

    ライプツィヒ特派員
    シェ-ファ-玲子
    2008年夏よりドイツ中東部の町ライプツィヒ在住。その前は12年間ベルリン、そして学生時代はミュンヘンに留学していた神戸生まれの関西人。日本でも神戸のドイツ総領事館に勤務するなど、ずっとドイツと関わってきた。ドイツ移住後は謀テレビ局ベルリン支局にて2017年秋まで勤務。現在はライプツィヒにてフリ-ランスと主婦業に従事している。個人ブログ「ライプチヒで独逸日記」もよろしければご訪問ください! DISQUS ID @disqus_vXOimP5ytn

  • リーダーに登録

地球の歩き方Web特派員募集