地球を感じる自然の宝庫、カナリア諸島の島テネリフェ
先日、カナリア諸島のテネリフェに行ってきました。素敵なところなので、ご紹介したいと思います。
日本ではあまりポピュラ-な旅行先ではないかもしれませんが、一年中春のような穏やかな気候に恵まれていることから、ヨーロッパでは人気のある旅行先の一つです。
アクセスも、ヨ-ロッパ主要都市からチャ-タ-便が飛んでいますので便利。
私が住むライプツィヒからもルフトハンザドイツ航空の関連会社Condorがテネリフェ南空港まで飛んでいます。所要時間は5時間弱。ちょうど良い移動時間です。
テネリフェは北アフリカ近くの大西洋に浮かぶ島。3月でも日中の気温は海辺では25度ありました。
ちょうどこの時期はア-モンドの花がそこらじゅうで咲き乱れていて、目を楽しませてくれます。
花自体も桜によく似ていますね。テネリフェの人達は口をそろえるかのように「今ア-モンドの花が咲いてるよ!」と言っていましたので、日本の桜のような春を象徴する花なのでしょうね。
テネリフェの海は大西洋ですので波が高いため、海水浴は限られた海岸でないと危険なようです。また、火山活動でできた島のため、砂浜も灰色をしていますね。
その火山の一つ、El Teide (エル テイデ)が島の中央部にそびえています。
3717mの高さですから、富士山より少し低いだけ。頂上まで登ることもできますが、
その周りがナショナルパ-クになっており、ハイキングコ-スがいくつも整備されていて、魅力的なトレッキングが楽しめます。
周りはすべて、溶岩。
まさに長い年月を経た地球の大地を感じます。
さて、私達が滞在したところは、テネリフェの北西部、標高900mにたたずむ小さな村、
Santiago del Teide。
海辺に比べると、気温が低く20度を割るときもありましたが、
浜辺には大型ホテルがひしめき合っているため、静かに過ごせるのがメリットです。
この村から車で少し走ると、Mascaいう美しい隣村があります。
この村からは、ガイド付きで海までトレッキングツア-があり、到着地点からは
船で迎えに来てくれて、海辺のLos Gigantesまでトランスポ-トしてくれます。
私達もそれを今回の旅の目的の一つにしていたのですが、残念ながら今はしばらくトレッキングコ-スは閉鎖されているとのことでした。
夕日もとても幻想的。
とにかくカラッとさわやかな気候のテネリフェ。真夏でもそれほど暑くならないそうです。
トレッキング好きの自然派の方には、お勧めの島です。
筆者
ライプツィヒ特派員
シェーファー 玲子
2008年夏よりドイツ中東部の町ライプツィヒ在住。現在はライプツィヒにてフリーランスと主婦業に従事している。
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