2020年6月6日以降のザクセン州の制限措置:老人ホ-ムや病院訪問も可能に!

公開日 : 2020年06月04日
最終更新 :

新型コロナウイルス感染防止のための規制がかなり緩和され、各地でかなり日常が戻ってきました。

各州で多少なりとも規制が異なるなか、ザクセン州では6月6日以降6月29日まで有効となる規制措置が発表されました。

保健衛生規制の順守を条件として、これまでの緩和からさらに、

・ 不特定多数の人の出入りをともなう施設、サ-ビス業、手工業、スポ-ツ施設の再開、利用および訪問、イベントの実施が大幅に可能となります。

・ さらに、新たに可能となる施設としては、プ-ル、入浴施設、サウナ、余暇施設、見本市、文化施設も再開が可能となります。ただし、衛生計画についての許可が当局から得られることが条件となります。

物理的接触についっては、以前と変わらず、1.5mの間隔をとることや、公共交通機関や商店などではマスクの着用などは義務となっています。

そして、ようやく独自の生活空間での私的な集まりが許可されることになりました。

しかし、公共空間においての集会などについては、以下のような規制がまだあります。

・ 単身

・ 同一世帯に属する者やパートナ-の同伴

・ 扶養権および面会交流権を有する者

・ 別の同一世帯に属する者

・ 最大10人までの他者と会う場合

さらに、飲食店などの空間での家族行事が可能なのは、家族、友人、知人関係50人以下で行う場合のみとなります。

そして、今後老人ホ-ムや病院、介護施設などでは訪問が可能となります。ただし、入館・退館時の規定が義務付けられており、その際の衛星措置や訪問時間が決められ、万が一の場合に備えて感染経路の特定が可能となるよう対処される必要があります。

引き続き、許可されないところは、以下のとおりです。

・ 市民祭り、年の市、ディスコ、クラブ、ダンスイベント、ミストサウナ、観客をともなうスポ-ツイベント。

・ 1000人を超える大規模イベント

今後新規感染が増加した場合の対応も決まっています。

遅くとも7日間累計で10万あたりの新規感染者が35人となった場合に、最初の感染防止措置が取られます。

さらに、一地域において、7日間累計で10万人あたりの新規感染者数が50人に達した場合には、さらなる措置が取られます。

この10万人あたりの新規感染者数に対し50人という数値は、連邦が規制措置再開の基本とする数値として規定したものですが、ザクセン州はさらに、厳しく規定したことになります。

50人ではなく、35人としていますね。

ちなみに、日本の緊急事態宣言が再度発令されるかどうかの基準となる数値が、直近7日間の新たな感染者数の合計が人口10万人あたり0.5人ということですから、ドイツの連邦政府の提示した数字50というのは、日本よりも100倍緩いものとなっていますね。

ライプツィヒ市民もどんどん外に出始めました。

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ヨ-ロッパではすでにイタリアが国境を再開しました。

ドイツも今月再開の予定ですので、ヨ-ロッパ内での人の往来が始まる模様です。

残念ながら日本からの入国はまだ可能ではありません。。はやく正常化してもらいたいですね。皆さま、引き続きお元気でお過ごしください。

筆者

ライプツィヒ特派員

シェーファー 玲子

2008年夏よりドイツ中東部の町ライプツィヒ在住。現在はライプツィヒにてフリーランスと主婦業に従事している。

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