12月16日からドイツ全国で再びロックダウンとなります!

公開日 : 2020年12月14日
最終更新 :

ライプツィヒが属するザクセン州は、2020年12月14日(月)から州独自でロックダウンを行うことになっていますが、16日(水)からはドイツ全国でロックダウンが行われることになりました。

これは、本日行われたメルケル首相と各州首相との協議の結果決まったもので、現在講じられている措置では十分ではないため、制限措置の強化が発表されました。

これまで決まった措置は1月10日まで有効となり、さらにおもに以下の点が強化されます。

・友人・知人、親族との私的な集まりは、自らの世帯およびもう1世帯に属する者による合計で最大5人までに制限(14歳以下の子供はこの制限人数には含まれない)。

・12月24日~26日までのクリスマス期間は、自らの世帯に加え親族4人までの私的な集まりは可能(この場合、2世帯を超える、または5人を超える集まりも可能。14歳以下の子供はこの制限人数には含まれない)。

ドイツでは12月24日の夜から26日までがクリスマス期間で、25、26日は祝日となります。たいていは家族で集まったり、時には帰省先で友人と会ったりすることがありますが、今回の規制強化で、クリスマス期間は少ない人数の親族でのみ可能ということになりました。一度に大勢の親戚が集まる家庭には、少し寂しいクリスマスになるかもしれません。

・大晦日および元日にはドイツ全土で群がり集まることおよび集会が禁止されます。さらに、人でにぎわう公共の場所での花火は禁止。原則として大晦日前の花火の販売は禁止。

ドイツの大晦日の花火は、毎年各地で大がかりに行われるのが常で、それ以外にも個人で購入した花火を家の前で打ち上げるところが多いのですが、花火が原則販売禁止ということになると、2020年は静かな年越しになりそうです。

・小売店(Einzelhandel)は閉鎖(食料品や生活必需品の販売を除く)。

・ボディケア分野におけるサービス業(理髪店、コスメティックサロン、マッサージ、タトゥースタジオなど)は閉鎖。

・原則として閉校または出席義務を免除。保育園も同様に閉鎖。

・会社を休みとするか,在宅勤務によって会社を閉鎖しうるか検討。

・デリバリーサービス、持ち帰りサービスのみ可能(その場での飲食は禁止)。公共空間におけるアルコールの消費は禁止。

・教会、シナゴーグ、モスクでの礼拝や集会は、最低1.5mの対人距離の確保、着席時も含むマスク着用義務および合唱の禁止が遵守される場合のみ、許可。

・ドイツ国内および国外への必要不可欠でない旅行の自粛。

以上がおもな点になります。

これまで経験したことのないようなクリスマス、そして大晦日になりますね......

ドイツは、第3アドヴェントになりました。

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皆様、引き続きご自愛ください。

筆者

ライプツィヒ特派員

シェーファー 玲子

2008年夏よりドイツ中東部の町ライプツィヒ在住。現在はライプツィヒにてフリーランスと主婦業に従事している。

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