3月8日から少しばかりロックダウンが緩和。ライプツィヒでは事前アポを条件に商店が開店可能に!3月15日から動物園、博物館も事前申し込みの形でオープンとなります!
2021年3月3日にメルケル首相と各州の首相とでロックダウンの基本延長と新たな制限措置について合意されたのを受け、それを軸として各州が独自の制限措置を規定しました。
いずれにしろ、ドイツの規制措置の基準となるものが、人口10万人あたりの直近1週間の新規感染者数の合計で、その数が100、50、35というのが各地域における制限措置の基準値となります。
そして、ライプツィヒのあるザクセン州では、州と州内の各地域におけるその数が35以下、35~50、50~100である日が5日間続くかどうかで、制限措置の緩和が規定されています。
例えばライプツィヒ市の制限措置については、ザクセン州とライプツィヒ市の両方の値によって、緩和措置が可能か決まります。
ザクセン州及びライプツィヒ市の3月8日現在までの過去5日間の上記数値は、
ザクセン州 ライプツィヒ市
3月4日 77.2 41.6
3月5日 78.6 41.1
3月6日 77.9 43.2
3月7日 81.6 48.9
3月8日 86.7 48.4
となっていますので、ライプツィヒ自体は50以下ではありますが、ザクセン州がそうではないため、結局のところ100以下のカテゴリ-になります。
この場合のザクセン州独自の緩和措置により、ライプツィヒ市は8日から商店の開店が可能となりました。
ただし、40平米につきひとりの顧客が決まった時間帯に入店するという条件となり、しかも事前にアポをする必要があります。
また、3月15日からは、動物園、博物館、ギャラリ-なども事前の予約を条件に、オープンが可能になりました。
さらに、屋外でのスポ-ツは単独もしくはふたりで、もしくは15歳以下の子供は20人まで可能です。
ちなみに、同じザクセン州でもその中の地域(郡など)での上記の数値が100を超えているところは、ライプツィヒのような緩和措置はお預けとなります。
少し複雑なシステムで厳しい措置ではありますが、人の移動を考えるとやはり感染者数の多い地域は同じ州でも規制を緩めないのは妥当であるように思います。
ドイツ全国で共通して、理髪店、本屋、園芸店が上記の数値にかかわらず開店可能になりました。ただし、入店の人数制限は順守する必要があります。
また、自分の世帯以外のもう一世帯の人とともに合計5人までの人々が個人空間でともに過ごすことが可能になりました。
現在の、この100以下の数値が今後2週間安定して持続した場合、もしくは50以下になった日が5日間続いた場合は、それに応じた次の緩和段階に入ることができます。逆に、状況が悪くなった場合には、その前の段階に戻ることになります。
ただし、ザクセン州内の病院で、通常病棟で占めるコロナ患者のベット数が、1300床を超える場合には、上記の緩和措置は有効ではなくなります。
当然ながら医療状況を注視しつつの緩和措置ですね。
緩和されたとはいえ、まだまだ厳しい条件ですね。
皆様、引き続きご自愛ください。
筆者
ライプツィヒ特派員
シェーファー 玲子
2008年夏よりドイツ中東部の町ライプツィヒ在住。現在はライプツィヒにてフリーランスと主婦業に従事している。
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