まだまだ寒いドイツ。イースターが過ぎても典型的な4月の気候です。

公開日 : 2021年04月09日
最終更新 :

ドイツでは変わりやすい天候のことを「アプリル・ヴェッター(4月の天気)みたいだ」といいますが、先日のイースターからずっとその典型的な4月の天気が続いています。

また、「4月の天気はあてにならない。イースターに雪が降るときもあるからね」という話を耳にするのですが、その通り、今年2021年のイースターは雪も降りました。

そして、ここ数日も青空になったと思ったら、猛吹雪という変わりようです。気温はずっと一桁で夜は氷点下になる日もあります。

さて、イースターはドイツではクリスマスと同じぐらい重要な祝祭日ですが、その前後は学校が休みになることもあり、多くの家庭が旅行に出かける時期でもあります。しかし今年もコロナのため、基本的には自粛モードでしたから、自宅で過ごした人が多かったようです。

イースターの日程は毎年同じではありません。ある年は3月だったり、ある年は4月だったりとまちまち。

これは、春分の日のあとに満月になった日の、次の日曜日をイースターの日曜日と定めることになっているからです。

そして、その日曜日の翌日の月曜日はイースターの月曜日、また、その前の金曜日はキリスト受難の日ということでいずれも祝日になります。

イースターの飾りというと、なんといっても卵。復活祭にちなんで再生の象徴となるからです。

陶器でできたものや木でできたものなどいろいろな飾りがありますが、最もポピュラーなのが卵の殻に絵を描いたもの。

IMG_8450.JPG

ある芸術家が見事に描いた卵です。

それから、ドイツのイースターでは何を食べるのかといいますと、まずキリスト受難の金曜日は魚類を食べます。

わが家も一応魚料理を食しました。

IMG_8432.JPG

そして、イースターの日曜日にはラム肉を食べるのが典型的です。

ただ、最近はほかの肉料理などを作る家庭も増えているようですが。

わが家はラムが大好物ということもありますが、毎年イースターの週末には一度はラム肉料理を食します。

今年は、ラムのもも肉のローストを焼きました。

IMG_8463.JPG

イースターは、ちょっぴりご馳走を楽しむときでもありますね。春が待ち遠しい毎日です。

筆者

ライプツィヒ特派員

シェーファー 玲子

2008年夏よりドイツ中東部の町ライプツィヒ在住。現在はライプツィヒにてフリーランスと主婦業に従事している。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。