まだまだ寒いドイツ。イースターが過ぎても典型的な4月の気候です。
ドイツでは変わりやすい天候のことを「アプリル・ヴェッター(4月の天気)みたいだ」といいますが、先日のイースターからずっとその典型的な4月の天気が続いています。
また、「4月の天気はあてにならない。イースターに雪が降るときもあるからね」という話を耳にするのですが、その通り、今年2021年のイースターは雪も降りました。
そして、ここ数日も青空になったと思ったら、猛吹雪という変わりようです。気温はずっと一桁で夜は氷点下になる日もあります。
さて、イースターはドイツではクリスマスと同じぐらい重要な祝祭日ですが、その前後は学校が休みになることもあり、多くの家庭が旅行に出かける時期でもあります。しかし今年もコロナのため、基本的には自粛モードでしたから、自宅で過ごした人が多かったようです。
イースターの日程は毎年同じではありません。ある年は3月だったり、ある年は4月だったりとまちまち。
これは、春分の日のあとに満月になった日の、次の日曜日をイースターの日曜日と定めることになっているからです。
そして、その日曜日の翌日の月曜日はイースターの月曜日、また、その前の金曜日はキリスト受難の日ということでいずれも祝日になります。
イースターの飾りというと、なんといっても卵。復活祭にちなんで再生の象徴となるからです。
陶器でできたものや木でできたものなどいろいろな飾りがありますが、最もポピュラーなのが卵の殻に絵を描いたもの。
ある芸術家が見事に描いた卵です。
それから、ドイツのイースターでは何を食べるのかといいますと、まずキリスト受難の金曜日は魚類を食べます。
わが家も一応魚料理を食しました。
そして、イースターの日曜日にはラム肉を食べるのが典型的です。
ただ、最近はほかの肉料理などを作る家庭も増えているようですが。
わが家はラムが大好物ということもありますが、毎年イースターの週末には一度はラム肉料理を食します。
今年は、ラムのもも肉のローストを焼きました。
イースターは、ちょっぴりご馳走を楽しむときでもありますね。春が待ち遠しい毎日です。
筆者
ライプツィヒ特派員
シェーファー 玲子
2008年夏よりドイツ中東部の町ライプツィヒ在住。現在はライプツィヒにてフリーランスと主婦業に従事している。
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