感染者数が再び増加傾向のドイツで、新たな措置へ!
直近1週間の人口10万人あたりの新規感染者数(7日間指数)が一時一桁になり、もう完全に収束するのではと期待していたドイツのコロナの状況ですが、ここ数週間再び増加傾向にあります。
そのためドイツ政府は各州首相との協議を行い、新規感染者数を再び削減するためにはワクチン接種が重要であるとし、以下のような新たな措置を決定しました。
遅くとも2021年8月23日までに実施される、
・ワクチン接種者
・感染からの回復者
・コロナ検査実施者で陰性の者
に関する事項が以下のように規定されました。
1.7日間指数が35を超える市郡では、ワクチン接種を完了していない者や感染からの快復者と見なされない者は、以下の場合コロナ検査が必要となります。
・病院、老人ホーム・介護施設や障害者支援施設への訪問 ・飲食店の屋内部分の利用 ・屋内でのイベントや祝い事への参加(情報イベント、文化イベント、スポーツイベントなど) ・身体的接触を伴う各種サービスの利用(美容院・理髪店、コスメティック・スタジオ、マッサージなどのボディケア店など) ・屋内でのスポーツ(フィットネス・スタジオ、プール、そのほかの屋内スポーツ施設) ・宿泊施設の利用(到着時および滞在期間中は週2回のコロナ検査)
2.コロナ検査は、24時間以内に行われた抗原検査、もしくは48時間以内に行われたPCR検査のみ有効となります。
3.これまで無料提供されていた、コロナ検査は10月11日から有料となります。
ただし、ワクチン接種ができない人や推奨されていない人々(妊婦や子供など)については引き続き無料で検査を受けることができます。
4.コロナ接種者や回復者については、ドイツ政府が規定する隔離義務などが免除されます。
また、ハイリスク地域からドイツへ入国する際に課される隔離措置も免除されます。
ちなみに、8月13日現在のザクセン州の7日間指数は10.3、ライプツィヒ市で12と、既定の35を下回っていますので、上記の規定は現在のところは免除されています。
目下のところ、東京などのほうがコロナ感染状況はドイツよりもはるかに悪い状況です。しかしながら、いまだに外国からの入国はワクチン接種者であっても禁止されたままなのが現状です。
また、日本人の帰国の際には2週間の隔離がいまだに義務付けられています。
ドイツのようにワクチン接種者については、隔離なしで入国できるなど、日本側もワクチン接種者に関する措置を設けていただきたいものです。
筆者
ライプツィヒ特派員
シェーファー 玲子
2008年夏よりドイツ中東部の町ライプツィヒ在住。現在はライプツィヒにてフリーランスと主婦業に従事している。
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