ドイツ国内で、日本へ帰国の際に必要なコロナ検査証明書が取得できる機関

公開日 : 2021年10月31日
最終更新 :

このところ、ドイツは日本と違ってコロナ新規感染者数がまた増加してきました。

とりわけ、ライプツィヒのあるザクセン州と、チュ-リンゲン州がワースト2州。

どうやら、ワクチン接種を拒否している人がこの2州では多いのが一因になっているようです。

さて、目下のところ、ワクチン証明書、コロナ快復証明書、コロナ陰性証明書があれば、日本からドイツへの入国は隔離や検査などは要求されず、入国が可能となっています。

ただ、日本へ帰国の際に出発の72時間以内に行われたPCR検査証明書を日本の検疫に提出する必要があるため、その書類をドイツ国内で作成する必要があるのがハードルとなります。

しかも、その書類は日本の厚生労働省指定の書式に記入することが推奨されています。

これまでのところ、所定の書式以外の検査証明書がドイツ出国時に認められず、搭乗を拒否された例や、帰国後検疫で認められず上陸拒否となった例もあるようですので、ご注意ください。

ここで懸念されるのは、ドイツの町にいろいろな検査機関があるものの、この所定の書式にすんなりと記入してくれかどうかは、定かでないことです。

そこで、日本大使館の情報によると、以下の検査機関では厚生労働省の定める有効な検査方法による検査を実施し、厚生労働省指定のフォ-マットへの記入も可能とのことですのですので、参考にしていただきたいと思います。

(1) BCRT(ベルリン渡航・熱帯医学センター) https://www.bcrt.de/75-1-Corona-PCR-Tests.html○ベルリンのほか,ドレスデン,ケルン,フランクフルト,ハンブルク,ミュンヘン,シュトュットガルト,ヴィースバーデンにテストセンターあり。(ただし,ベルリン・ミッテ以外の検査センターは,ロックダウン期間中は臨時休館しています)○日本政府が指定する検査フォーマットへの記入可(予約・検査時に依頼)。○鼻咽頭ぬぐい液(Nasopharyngeal Swab)による核酸増幅検査(RT-PCR)を選択。○検査から結果までの所要時間:通常24~48時間(PCRテスト)(2)MEDICARE Testzentrum https://www.covid-testzentrum.de/○ベルリン空港,ドルトムント空港のほか,ドイツ全国に96拠点(新たに8拠点開設準備中) https://www.covid-testzentrum.de/standorte○日本政府が指定する検査フォーマットへの記入可(予約時に明示的に依頼するとともに,検査フォーマットに氏名等必要事項を記入の上,事前にテストセンターにメールにて送付)。○鼻咽頭ぬぐい液(Nasopharyngeal Swab)による核酸増幅検査(RT-PCR)を選択。なお,抗原検査は日本が指定するCLEIA法ではないため選択不可。○検査から結果までの所要時間:通常24~36時間(PCRテスト) https://www.covid-testzentrum.de/faq(3)Corona Test Point https://corona-test-point.de/○ケルン,デュッセルドルフ https://corona-test-point.de/standort-koeln/ https://corona-test-point.de/standort-duesseldorf/○日本政府が指定する検査フォーマットへの記入可(オンライン予約時に英語のフォーマットを選択すると,日本を含む各国のフォーマットが選択可能)。○鼻咽頭ぬぐい液(Nasopharyngeal Swab)による核酸増幅検査(RT-PCR)を選択。なお,抗原検査は日本が指定するCLEIA法ではないため選択不可。○検査から結果までの所要時間:通常24時間(PCRテスト) https://corona-test-point.de/faq/(4)Frankfurt Flughafenklinik(フランクフルト空港クリニック)(新規) https://www.fraport.com/de/geschaeftsfelder/betrieb/medical-center/corona-testmoeglichkeiten.html○日本政府が指定する検査フォーマットへの記入可(予約時にその旨依頼)○検査から結果までの所要時間:通常24時間(追加費用により6時間)

これらの検査機関へのアポをとって、検査を受けに行くといった段取りも、ドイツに初めて来られる方にとっては、けっこうたいへんなことかもしれません。

ちなみに、現地の日系旅行会社がPCR検査予約代行を行っているようです。

こちらをご参考ください。

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筆者

ライプツィヒ特派員

シェーファー 玲子

2008年夏よりドイツ中東部の町ライプツィヒ在住。現在はライプツィヒにてフリーランスと主婦業に従事している。

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