ドイツ全土でワクチン未接種者に対する制限措置が拡大へ!

公開日 : 2021年12月05日
最終更新 :

新型コロナウイルス感染状況は依然として厳しいドイツですが、2021年12月2日にさらなる制限措置が決定されました。

それを基本として、各州でさらなる措置がそれぞれ行われることになります。

今回の決定は、おもにワクチン未接種者に対するロックダウンといった形となりました。

つまり、ワクチン接種者と感染からの快復者を2Gと称し、以下の事柄が同意されました。

1. 文化イベントや余暇イベントなど(映画館、劇場、レストランなど)においては、感染者数にかかわらず、ドイツ全土で2Gの人々のみ訪問可能。

2. 生活必需品店(スーパーなど)以外の小売店でも、ドイツ全土で2Gの人々のみ入店可能。

3. 2Gにあてはまらない、ワクチン未接種者が参加する公的・私的集まりにおいては、自らの世帯と最大2名のみ参加可能。ただし、2Gの人たちのみが集うところでは、制限されない。

4. 催し物開催時の制限

・屋内におけるイベントは、収容可能人数の30%〜50%までとし、最大でも5000人まで。・屋外におけるイベントは、収容可能人数の30%〜50%までとし、最大でも1万5000人まで。・2Gルール。2Gプラスルールも導入可能。・マスクの着用義務あり。・感染率が高い州においては、可能であればイベントを中止し、スポーツイベントは観客なしで実施。

5. 過去7日間の人口10万人あたりの新規感染者数(7日間指数)が350を超える地域では、屋内のクラブやディスコは閉鎖。また、私的な集会は屋内は2Gの人たちのみで50人まで、屋外は200人までに制限される。

6. 学校においてはマスク着用義務。

7. 大晦日と元旦はドイツ全土で人の集会は禁止。人のにぎわう公共の場所では花火は禁止で、原則として大晦日の花火の販売禁止。

ちなみに、ザクセン州については、上記の措置はすでに行われているため、これまでと大きな差はありません。

また、ワクチンのブースター接種については、ドイツ全土で基本的には2回目接種から6ヵ月経過して人、もしくはワクチンに余裕があれば5ヵ月経過した人も接種可能となります。ちなみにザクセン州においては、4ヵ月経過経緯かした人でも接種可能となっております。

やはり感染状況が悪い地域ですので、早い時期からでもブースター接種を認めるということなのでしょう。今回の措置が功を奏してくれることを願います。

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筆者

ライプツィヒ特派員

シェーファー 玲子

2008年夏よりドイツ中東部の町ライプツィヒ在住。現在はライプツィヒにてフリーランスと主婦業に従事している。

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