【はじめまして】ご挨拶/レオンのシンボル、レオン大聖堂

公開日 : 2019年01月16日
最終更新 :
筆者 : 石田妙

はじめまして。この度スペインのレオン特派員として、ブログを担当することになりました、石田妙です。

大学時代に交換留学で一年間住んでいたレオンに、アメリカ、日本、スペイン国内はイビサやマヨルカなどで生活した後、数年ぶりに戻ってきました。まるで里帰りしたような気分です。

スペインは日本人に最も人気の海外旅行先の一つではありますが、レオンを始めとする北西部の魅力はあまり知られていません。古代ローマ時代や中世の街並み、自然、食や生活の文化が、本来の形で多く残されているのが自慢です。

このブログを通して、より多くの方々にこの地域に興味を持っていただけるように、様々な情報を現地から発信していきますので、楽しみにしていてください。

Catedral de Leon 1.jpg

今回は初回の投稿にふさわしく、これを見にレオンに来る価値があると、自信をもって言えるレオンのシンボル、レオン大聖堂をご紹介します。

カテドラル・デ・レオンまたはレオン大聖堂は、レオンの旧市街に位置します。13世紀に建てられたフランススタイルのゴシック建築ですが、古代ローマ時代の公衆風呂の跡の上に建てられているということは意外と知られていません。

レオン大聖堂の一番の特徴は、"デスマテリアリサシオン"といって、壁面の石の使用を限界まで減らして、色鮮やかなステンドグラスが張り巡らされていることです。ガラスは石よりも強度がよっぽど低いので、少ない石で聖堂の重さを支えるために、柱の作りなどにはいろいろな工夫が施されています。

Catedral de Leon 2.jpg

ステンドグラスの数は125枚とされ、世界の中世の建築の中で一番です。そもそもステンドグラスが多用されているのは、自然の光を多く取り込んで、明るいカテドラルにするという意思があったからといわれています。そのため、メインの建材である石も、白がかった明るい色のものが使用されています。

昼間に入場すると、ステンドグラスから入る光がふんわりと大聖堂全体を照らしているのがわかり、"カサ・デ・ラ・ルス" 光の家 といわれているのも納得です。ぜひ実際にレオンにいらして、雰囲気を体感していただきたいものです。

レオン大聖堂の外側も、内部に負けない美しさを誇ります。西側の入り口がメインになっていて、65メート以上の高さがある2本の塔がそびえ立っています。その少し下の中心部には直径8メートルのバラ窓が存在感を放っています。

2018年を通して大規模な清掃復旧作業が行われており現在は、足場で囲われていますが、2019年初旬には終了する予定とされています。写真は作業前のものです。

Catedral de Leon 3.jpg

レオン大聖堂はその美しさや歴史だけでなく、その周りを囲むように発展したレオン旧市街のメインとして訪れる価値のある遺跡です。レオンの旧市街は昔ながらのお店や、タパス巡りが格安で楽しめるバル街、興味深い伝説などが溢れるなかなか深いエリアですので、こちらのブログで少しずつご紹介していきます。

Catedral de Leon 4.jpg

レオン大聖堂の入場料、入場時間は以下の通りです。 入場時間 10月から5月  月曜日~土曜日 9:30-13:30, 16:00-19:00 日曜日・祝日  9:30-14:00 6月から9月 月曜日~金曜日 9:30-13:30, 16:00-20:00 日曜日・祝日  9:30-10:30, 14:00-20:00 入場料  一般 5ユーロ 学生 4ユーロ(国際学生証などを提示)

さらにレオン大聖堂について知りたい方、実際にレオンを訪れて詳しい説明とガイドで楽しみたい方、スペイン旅行や留学のためにスペイン語を学習したい方は、ウェブサイトメールにてお問い合わせください。

初回のレオン特派員ブログを読んでくださりありがとうございます。これからもレオンとその周辺の情報を現地からお届けしていきますので、どうぞお楽しみに。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。