「この40年で一番寒かった5月」
オーストリアは緯度は北海道と同じくらいだそう。
通常なら5月や6月は、長かった冬が去り、やっと暖かくなって、緑がまぶしく、非常にすごしやすく、美しい季節。北海道に住んだことがないから分からないけど、北海道も5月というと良い季節なのかな?
しかし、今年2013年はちょっと様子が違うのです。
先日の新聞には「過去40年で一番寒い5月だった」と大きな見出しが。
5月に入ってからというもの、お日様が顔を見せるのはごく稀。
曇りや雨の天気が続き、しかも寒い!
最高気温が9度なんていう日もありました。
なので、せっかく衣替えして、しまった冬物の服をまたごそごそ出してきたり、暖房をまたつけたり・・・と今年は全く美しい5月ではありません。
シューマンの歌曲集「詩人の恋」の中にハイネ作詞の「美しい5月に」という、えも言われぬ名曲がありますが、今年に限り、この歌がぴったりくる5月ではありませんでした。
思い返してみると、今年は冬も大変長く、春が来るのが遅かったのです。それで、ちょっと暖かくなったと思っていたら、また季節が逆戻りしたかのようなこの寒さ。
せめて、これからやってくる、夏の観光シーズンには良いお天気が続くようになってほしいものです。
オーストリアはアルプスの山々に囲まれているので、トレッキングやハイキングが好きな方にとったらもってこいの土地柄。
この夏日本からもアルプスの山に登りに来る方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
しかしながら、ただでさえ変わりやすい山のお天気。その上、もしかしたら今年は冷夏かもしれないので、山登りに来られる方(そうでない方も)は防寒具を用意しておいたほうが安心かもしれません。
という記事を書いたのは、ちょっと前になりますが、その後、今年の夏は7月下旬ころから日中の最高気温が40度になることもあるほど暑い日が続いたそう。
(ただ今日本に一時帰国していて、私はその暑さを体験していません...でも日本も今年はものすごく暑かったですよね~)
40度はさすがに大変ですが、基本的にオーストリアは日本と違い、空気が乾燥しているので、夏ある程度気温が高くなっても、日本のようにムシムシするようなことはあまりありません。
まさに「さわやか」な夏です。
しかし、日差しはきついので、夏にお越しの際には、日焼け対策は万全にお願いします。余談ですが、オーストリアの人たちは、夏日差しがきつくても日傘をさすという習慣がありません。
今年ウィーンに行ったときに、日傘をさしていたのはアジア系の観光客のみなさんでした。
私は日差しに対して日傘をさすというのは素晴らしい日焼け対策だと思うのですが。。。
なので、夏暑いときにオーストリアに行って、誰も日傘をさしていなくても驚かないでくださいね。
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