正しい鉄道の乗り方 IC(インターシティ)編 No.1
鉄道の旅と聞いてなんだかわくわくしてしまうのは私だけでしょうか?
オーストリアにも勿論鉄道が走っています。街中からちょっと離れるだけで自然が広がっているので、車窓からその自然を眺めるだけでも旅情たっぷりで、飽きません。
さて、今回からオーストリア国内で走っている長距離鉄道IC(インターシティ)についてご紹介していきましょう。
このICは高速長距離鉄道RJ(レイルジェット)より速度はちょっぴり遅く、停車駅もちょっぴり多いので、目的地に着くまではRJに比べると時間がかかりますが、RJが止まらない駅にこそ、見所のたっぷりつまった土地があるもの。
雄大なアルプスの山々を眺めながらの目的地までの列車の旅は良いものです。
これがICです。
リンツの駅のホームはこんな感じ。数年前に立て直された新しい駅ですが、オーストリアの鉄道の駅はこのように新しいところが多いです。
なので、重たいスーツケースを伴っての移動でも、エスカレーターやエレベーターの設備があるので、さほど心配することはありません。
駅の各ホームにはこのように電光掲示板があり、その列車の出発時刻や行き先などがすぐ分かります。
この写真の場合、左上隅のÖBB IC → (オーストリア連邦鉄道 インターシティ)
その下のSalzburg Hbf → その列車の到着駅。この場合はザルツブルク中央駅です。(Hbfというのはドイツ語で中央駅を意味する言葉Hauptbahnhofの略です。)
ab →出発
この列車は12時32分出発ということです。
一番右の「5」はホームの番号。5番ホームです。(オーストリアではホームのことをSteigシュタイク、ドイツではGleisグライスと言います。)
尚、各駅ではドイツ語の次に英語でのアナウンスもあります。
ホームには、その駅のホームに着く列車の詳しい説明がされた表が掲示されています。
この表を見てみましょう。
たとえば、写真上から2番目の列車についての説明の場合。
Abf 7.10 →出発時刻7時10分(Abfはドイツ語で出発を意味するAbfahrtの略)
REX →列車の種類。この場合はREXというほかの列車。ICだとここがICと書かれています。
3448 →列車の番号
Bstg 5AC →ホームの番号(Bstgはドイツ語でホームを意味するBahnsteigの略)
この列車は5番ホームのAからCの間に到着します。
Salzkammergut →ザルツカマーグート方面へ行くという意味。
これは上とは違う列車の表ですが、下から二番目の列車の場合をごらんください。
Wg.27 →27号車(Wg.はドイツ語で車両を意味するWagenの略)
その左に書かれてある1というのは1等車という意味。この場合左から4番目から2等車になっていますね。
München →行き先はミュンヘン。
乗車する前はこの表を参考に、だいたい列車がホームのどのあたりに止まるのか,座りたい座席がどのあたりかと予測ができます。
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