スロヴェニアの意外なお土産〜塩・Piraninske Soline~
意外と思われるかもしれませんが、私が面白いと思ったお土産は塩です!
実はスロヴェニアの海岸地域(プリモルスカ地域)には塩田があります。
804年の書物に記載が確認されているほどとても伝統のある塩田です。
ローマ人は塩田をつくり良質の塩作りに昔から従事していました。給料の一部として小さな袋に入れて渡されていたことから分かる様に、昔塩は貴重品でした。中国でも支配者は塩が万人に必要な物とすぐに気づき、紀元前2200年前からそれに税をかけていた程。
今塩は機械で製塩されてますがこのPiraninske Solineの塩は昔ながらの製法で、ミネラルが豊富な未精製塩なんです。まさに良質。ここの塩の結晶は白またピンク色でピラミッド型です。少しでも塩田が波打つと得る事が出来ないそうです。この塩製品が一カ所に集まっているお店が旧市街にあります。
ヨーロッパにきて驚いたのが塩が用途別に分かれているんです。それぞれ料理用、サラダ用、そして更に細かく言うと肉料理そして魚料理、地中海料理に使う塩まで分かれています。このお店では塩の質にランク付けがされてありそれによって用途を分けているようです。
一番良質のものは、サラダやカルパッチョなど料理の仕上げ用に使用されるそうです。ほんのひとつまみ入れるだけで味が出るそうです。二番目の質の物は料理用に作られています。
各商品ギフトボックスに入っているものもあってお土産にいいなと思います。
そうそう、ミネラルたっぷりの塩が使われたチョコレートもとても美味しいですよ。
さらに塩を入れる容器やソルトミルなども売られていてとてもセンスがいいお店です。
旧市街は割とお店の入れ替わりが早いのですが、このお店は長く続いてほしいです。
私も今度日本に帰る時何点か買っていこうかと思いました。
場所はMestni trg 8で、旧市街にあります。リュブリャナのセンターにお店がありますので、プレシェーレン広場に来たらすぐたどり着けますよ。
6月のお題「お土産」
筆者
スロベニア特派員
菊地 由貴
スロベニアの首都リュブリャナで現地ガイド、通訳をしています。現地の魅力や生活の様子をお届けします。
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