ようやくビールをバーで楽しめるように。

スロベニアはワクチン接種が6月集中的に行われ、感染者数も大幅に減少し、飲食店も通常経営に戻ります。

昨年の秋頃からおよそ半年飲食店などの「不急不要」なお店の営業は停止となり、食料品などが売っているスーパーマーケットと薬局のみ開いている状況でした。それに夜の9時から朝の6時まで外出禁止になったり、とにかく感染を防ぐためにおよそ半年は閉じた状態でした。

正直最もスロベニアらしくなく、門限があるなんて第二次世界大戦以来だね、なんてジョークともショックとも言える言葉が私の周りでかわされておりました。実際この門限はあってもなくても意味がなかったような気がしています。

個人的にはワクチン接種が始まってからは状況が一転したように思います。高齢者の方から優先に始まり、その後オンラインで予約ができるようになり、続々私の周りでも接種する人が増えてきました。いまはワクチン接種を（1回でも）終えた人のみに飲食店の屋内利用が許可されていますが、そのうちすぐに普通に利用できるようになると思います。

今日は家族でクラフトビールのお店「LAJBAH」に行ってきました。いつものウェイターさん、アクティブな雰囲気、春の天気、これこれコレー！という感じで本当にうれしかったです。

このお店は生き残りましたが、実は愛用していたお店がけっこう閉っていて悲しいです。飲食店が通常営業になったとき、あそこに行こう！と張り切って出かけたら閉まっていたことが数回あってびっくりでした。あんなににぎわっていたのに......やはり半年の休業はたいへんなことなんだなと思い知らされました。

しかし一方でずーっと自分の仕事、経営を改善しようと頑張っている人もたくさんいます。私の本業観光業では、残念ながら辞めてしまった人もたくさんいたのですがオンラインツアーをやったり、自分のウェブサイトを作ったり、もっと地元の人向けのプログラムを作ったりなど挑戦を続けている人もたくさんいます。

私もそのひとりです。コロナでより旅の価値や意義を考えることができ、自分の仕事にも誇りを持てるようになりました。まだまだ皆さんがスロベニアへくるのは先のことかもしれません。ですが自分のやれることは全部やろうと今は燃えています。