ケンウッドハウスからハムステッドへ

公開日 : 2006年04月17日
最終更新 :

 天気予報の晴天が続くとの予想を信じて、キューガーデンや郊外へ一日遊びに行こうかといろいろ計画していたのですがふたを開けてみると毎日どんよりとした天気ばかり。結局計画は断念。イギリスの天気予報が当たると信じた自分がバカでした・・・と自分に突っ込みを入れながらちょっと消化不良の休日を過ごしています。

 しかし、折角の連休、どこにも行かないのはしゃくなので昨日はハムステッドヒースへ出かけてきました。ハムステッドヒースはロンドン北部に広がる広大な公園(791エーカー、とにかく広いということです!)。ロンドン市民の憩いの場所として人気で週末ともなると多くのロンドンっ子たちがピクニックに訪れる場所でもあります。

 僕たちはまずヒースの北の端にあるケンウッドハウス(KENWOOD HOUSE)を目指すことにしました。ここから公園を横断してブティックやカフェの並ぶハムステッド(Hampstead、Northern Line)駅まで行く作戦です。ケンウッドハウスは白亜の美しい館で現在の姿になったのは1779年のこと。新古典様式の重厚な建物です。現在イングリッシュ・ヘリテッジが管理していますが無料で見学できるのがうれしい!

また昨年7月にレポートしたように夏はピクニックコンサートが開催されることで有名です。

 建物自身の美しさに加え館内には幾つかの美術作品も展示されています。中でもフェルメールのギターを弾く女は必見。現存する作品は30数点と言われているフェルメール作品のひとつです。ちなみにロンドンには全部で4点のフェルメールがあります(ナショナルギャラリーに2点、バッキンガム宮殿のクイーンズギャラリーに1点)。

 映画好きの方には「ノッティングヒルの恋人」の舞台として有名。ジュリア・ロバーツ扮するアナが映画の撮影に訪れ、それを知ったヒューグラント演じるウィリアムが会いに出かけるシーンです。広々とした緑が印象的なシーンなのでまさかロンドン市内とは想像できないかもわかりませんね。

 さらに併設されているThe Brew Houseでは気軽にイングリッシュブレックファストが楽しめます。オープンテラスで緑を眺めながらの朝食も素敵ですよ。パンが美味しいと評判で、ちょっとしたランチにも利用価値大です。

 ハムステッドヒースは公園というよりは森、目的がないまま歩いていると迷子になるほど広いので注意が必要です。北から南に緩やかな傾斜になっているので北のケンウッドハウスから南のハムステッド駅まで歩くのがお勧めです。ケンウッドハウスにはハムステッドの1つ先のゴルダーズグリーン(Golders Green)駅から210番のバスが便利です。

 緑の中をのんびりと散歩するのは本当に気持ちが良いですよ!

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