マーロウ〜テムズのほとりの小さな町

公開日 : 2006年09月02日
最終更新 :
テムズとマーロウブリッジ.jpg

そんな秋の小旅行にぴったりなのがマーロウ(Marlow)。テムズ川のほとりにある本当に小さな町。メインストリートも一本しかないような町です。古ぼけたパブが町の歴史を感じさせてくれます。

この町の魅力はなんと言ってもテムズ。

ハイストリートからのびるマーロウブリッジは1829年から1832年にかけて建設された吊り橋。橋の上からゆっくりと流れるテムズを眺めるのはとてもきもちが良く、イギリスの中でも大好きな景色のひとつです。きもちよさそうに泳ぐ水鳥やボートの練習風景、リバーボートなど、時の経つのを忘れてしまいそうです。

メインストイートを外れて小道を散策するのも楽しいですよ。古い家並みを眺めながら歩いているとすぐにテムズに逆戻りしたりしますが・・・。

そして忘れてはならないのがコンプリートアングラー(The Complete Angler)というテムズ川沿いに建つ古いホテル。どこかで聞いたことがあるぞという方はたぶん林望さんのエッセイを読まれたのではないでしょうか。ホテルの名前は「釣魚大全(Complete Angler)」という古い本から取られています。目の前はもちろんテムズでマーロウブリッジと橋の向こうに見える教会が目に優しいです。

このホテル最大の楽しみはなんといってもアフタヌーンティー。川沿いのティールームで楽しむアフタヌーンティーはロンドンのホテルで楽しむのとはまた違った素晴らしさ。そしてスコーンはと言うと、僕の中ではイギリスで一番おいしかった。もちろん宿泊可能です。朝食も素晴らしかったことを念のため付け加えておきますね(笑)。

マーロウはロンドンパディントン駅から電車で約1時間。途中メイデンヘッド(Maidenhead)駅で支線に乗り換えます。 支線が1時間に一本しかないので時間を調べてからお出かけすることをお勧めします(時刻表はこちらで調べられます)。また、もしレンタカーを借りているのならばヒースロー空港からもそれほど遠くないので便利です。

ちょっとロンドンを離れて午後の時間を過ごすのにお勧めの小さな町です。

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