ロンドンで鬱になった漱石

公開日 : 2010年02月28日
最終更新 :

日本の近代文学における文豪として知られる漱石が、かつてロンドンに留学していました。しかも、慣れない異国での生活がこたえて、鬱になっていたというのです。

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文部省から英文学研究を目的とした英国留学を命ぜられて、ロンドンに留学。しかし、聴講生としてユニバーシティー・カレッジ・ロンドンで英文学関連の講座に顔を出すと、「日本の大学の講義とさして変わった事もない」と判断し、出席は最初の数回のみ。また家賃の高さや大家との契約トラブルによって5度にわたる引越しを経験するなどして、神経衰弱に陥ったようです。最後には、英国留学を手配した文部省からの緊急帰国命令に従い、日本に帰国させられています。

ちなみに、21世紀のロンドンでも、大家との契約トラブルを抱える留学生はたくさんいます。海外で暮らすって、やっぱり大変なんですね。

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