海外旅行・観光情報の「地球の歩き方」TOP > 特派員ブログ > ヨーロッパ  > ロンドン2特派員ブログ > スコットランドハイランドバスツアー会社の窮状

イギリス/ロンドン2特派員ブログ 櫻木 さとみ さん

イギリス・ロンドン2特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2021年1月 9日

スコットランドハイランドバスツアー会社の窮状


スコットランドハイランドバスツアー会社の窮状

2020年10月に開催されていたエディンバラからハイランドをめぐる1日バスツアーに参加してきました。参加者は1列空けて座る、マスクの着用、乗る前にはハンドジェルで手を殺菌するなどのウイルス対策が必須とされていました。

バス会社からは事前に何度もウイルス対策は万全に行っています、参加する意思は変わりませんか?と確認のメールが送られてきました。
エディンバラを出発し、イギリスで一番高い山とされるBen Nevisのふもと、Fort William など通り、ネス湖へ向かいます、そのあともう少し東のルートを通りまた、エディンバラに戻るという旅程です。

Map.jpg
Hiland explorer bus opening.jpg

山と湖がきれいなハイランドエリア

きれいな山と湖が見える風景を見ながら、バスドライバーのガイドに従って進んでいきます。本日のバスドライバーはスコットさんという30前後の若い男性でした。この方は、エディンバラ大学の歴史学部を卒業したとのことです。それだけあって、何も見ずにすらすらと道行く道中での石碑や、山、町の由来や歴史をガイドしてくれます。その語り口がとてもたのしく、話が楽しい先生の授業を受けているような気分になりました。
Hiland explorer bus.jpg スコットさんは、自分のプライベートのことも全然躊躇せずに語ります。本当は、ガイドはドライバーの仕事ではなく、以前は専門のガイドいたそうですが、コロナの関係で全員レイオフになり、ドライバーがガイドの仕事も兼任するようになったそうです。
Hiland explorer bus1.jpg

ネス湖ボートツアー

ネス湖で2時間ほどお昼の休憩が取られます。ボートツアーはオプションで1名£15とのことでした。ボートツアーに参加しない限り、特にほかにやることもなく、せっかくのツアーのハイライトをスキップしてしまうのは、もったいないところです。
Ness.jpg Highland ness sonner.jpg

ボートでは、オーナーらしき人が、Uボートの位置を探すために使ったのと同じく超音波を使って測ったという、グラフで表されている水の深さについて解説してくれました。オーナーは、今年2021年に入ってからこの船を買い替えたそうですが、そのとたんにコロナが広まり、席の半分しか乗客を乗せることができなくなり、いままで紅葉の時期は観光客でいっぱいだったのに、閑古鳥が鳴いている状況でやりきれないと嘆いていました。

はっきりとしたイギリスアクセントで話す人だったので、もともとスコットランドの人ではないようでした。 Ness lake.jpg

エディンバラへの帰路

エディンバラへの帰路は、小雨が降り16時すぎには暗くなってきました、ドライバーのスコットさんが、紅葉の時期のすばらしさを語ってくれました。コロナが収まったらぜひまた来てほしいとのことです。


彼は結婚して2年で、最近男の子が生まれたそうです。普段はハイランドツアーのドライバーを手配するマネージャー的な仕事をしていたそうなのですが、35人いたドライバーのうち、32人がレイオフになってしまい、3人しか残っていないため自分もドライバー兼ガイドの仕事をやるようになったとのことです。
このツアーも3ヵ月ぶりに開催されるという状況で、2020年11月から会社が存続できるかどうかも不明な状況とのこと。ツアーの参加者に、もしこのツアーが気に入ったならできるだけ、Trip advisor や、Googleなどにいいレビューを書いてください、僕たちを助けるためにもお願いします、と伝えていました。
Hiland explorer bus tour 2.jpg ツアーから帰ってきてから、Trip advisor にレビューを書きました。2021年1月現在、ロンドンのタクシードライバーもまったくお客さんがおらず、それでも日々の経費は払わなくてもいけないので、とても厳しい状況という記事を読みました。ハイランドツアーがいまどんな状況になっているのか心配です。スコットさんは小さい子供ができたばかりで、このような災禍に見舞れたことは不運ですが、人生にはいろんな困難がつきものです。早いうちに生活を脅かすような困難に直面したことは、そのあと強く生きるための助けとなるかもしれません。

記事の商用利用を希望される際はコチラからお申し込みください。
カテゴリー
2021年1月 9日
« 前の記事「自分だけのロリポップが作れる体験型チョコレートミュージアム」へ
»次の記事「イギリス発のキムチ Shedletskys Kimchi」 へ
ロンドン2特派員 新着記事
イギリス発のキムチ Shedletskys Kimchi
スコットランドハイランドバスツアー会社の窮状
自分だけのロリポップが作れる体験型チョコレートミュージアム
小便小僧のXmas衣装
Eurostarの運行状況(ロンドン)
ロックダウン後のロンドン
Coal Kitchen
17世紀Civil Warの舞台にもなったBasing Houseでネイチャートレイル

イギリス ツアー最安値


2021/1/21更新

イギリス 航空券情報


イギリス旅行 旅スケジュール

旅行者の作る、新着!旅スケジュールをご紹介します。 ■イギリスの旅行記・口コミ「旅スケ」へ

ヨーロッパ特派員ブログ一覧

アイスランド/レイキャヴィークアイルランド/ゴールウェイイギリス/イーリーイギリス/ウェルシュプールイギリス/エディンバライギリス/カーディフイギリス/ギルフォードイギリス/グラスゴーイギリス/ケンダルイギリス/ケンブリッジイギリス/コッツウォルズイギリス/ヒースローイギリス/ブリストルイギリス/ベルファストイギリス/ヨークイギリス/ロンドンイギリス/ロンドン2イギリス/ロンドン3イギリス/ロンドン4イタリア/アンコーナイタリア/アンドリアイタリア/シチリア島イタリア/ジェノバイタリア/トリノイタリア/ナポリイタリア/ナポリ2イタリア/ナポリ3イタリア/パルマイタリア/フィレンツェイタリア/ベネチアイタリア/ボローニャイタリア/ミラノイタリア/ミラノ2イタリア/ラ・スペツィアイタリア/ローマイタリア/ローマ2イタリア/ローマ3ウクライナ/オデッサエストニア/タリンエストニア/タルツオランダ/アイントホーフェンオランダ/アムステルダムオランダ/デンボスオランダ/ライデンオーストリア/ウィーンオーストリア/ウィーン2オーストリア/チロルオーストリア/リンツキプロス/ニコシアギリシア/パロス島ギリシャ/アテネクロアチア/コルチュラ島クロアチア/ザグレブクロアチア/ドゥブロヴニクジョージア/トビリシスイス/アッペンツェルスイス/チューリヒスイス/ベルンスウェーデン/ストックホルムスペイン/イビサ島スペイン/バルセロナスペイン/バルセロナ2スペイン/バレンシアスペイン/バレンシア2スペイン/ビトリアスペイン/ビルバオスペイン/マドリッドスペイン/マドリッド2スペイン/レオンスロヴェニア/リュブリャナセルビア/ベオグラードチェコ/ブルノチェコ/プラハチェコ/プラハ2デンマーク/コペンハーゲンドイツ/ケルンドイツ/ケルン2ドイツ/シュタインバッハドイツ/デュイスブルクドイツ/デュッセルドルフドイツ/ハノーファードイツ/ハンブルクドイツ/フライブルクドイツ/フランクフルトドイツ/ブレーメンドイツ/ベルリンドイツ/ボンドイツ/ミュンヘンドイツ/ミュンヘン2ドイツ/ミンデンドイツ/ライプツィヒドイツ/レーゲンスブルクドイツ/ワイマールノルウェー/オスロノルウェー/オスロ2ノルウェー/オスロ3ノルウェー/ベルゲンハンガリー/ブダペストフィンランド/サヴォンリンナフィンランド/トゥルクフィンランド/ヘルシンキフィンランド/レヴィ・サーリセルカフランス/アヌシーフランス/アンボアーズフランス/カンヌフランス/コートダジュールフランス/ストラスブールフランス/トゥルコアンフランス/トゥールーズフランス/ナルボンヌフランス/パリフランス/パリ2フランス/パリ3フランス/ブールジュフランス/ボルドーフランス/マルセイユフランス/リヨンフランス/リヨン2フランス/レンヌブルガリア/ソフィアブルガリア/プレヴェンベルギー/アントワープベルギー/ゲントベルギー/ブリュッセルベルギー/ルーヴェンポルトガル/ポルトポルトガル/リスボンポーランド/カトビッツェマケドニア/スコピエマルタ/マルタ島モンテネグロ/ポドゴリツァヨーロッパ/バルカンラトヴィア/リーガルクセンブルク/ルクセンブルクルーマニア/ブカレストロシア/サンクトペテルブルグロシア/モスクワ

ヨーロッパにもどる

  • 特派員プロフィール
  • ロンドン2特派員

    ロンドン2特派員
    櫻木 さとみ さん
    中国やマレーシアなどアジアの国での滞在を経て、ロンドンに来て2年になります。Webライターなどをやっています。 イギリスに来て、散歩したり公園に行くだけで、楽しい時間を過ごせるということを発見しました。アウトドア好きが多いイギリス、昔と変わらず散歩をしたり、サイクリングをしたりすることが娯楽になっている生活環境で過ごしていると、心が豊かになる気がします。散歩スポットやガーデンなど町歩きを楽しめる場所を紹介したいと思います。 DISQUS ID @disqus_VjBNghrxgs

  • リーダーに登録

地球の歩き方Web特派員募集