スコットランドハイランドバスツアー会社の窮状
スコットランドハイランドバスツアー会社の窮状
2020年10月に開催されていたエディンバラからハイランドをめぐる1日バスツアーに参加してきました。参加者は1列空けて座る、マスクの着用、乗る前にはハンドジェルで手を殺菌するなどのウイルス対策が必須とされていました。
バス会社からは事前に何度もウイルス対策は万全に行っています、参加する意思は変わりませんか?と確認のメールが送られてきました。
エディンバラを出発し、イギリスで一番高い山とされるBen Nevisのふもと、Fort William など通り、ネス湖へ向かいます、そのあともう少し東のルートを通りまた、エディンバラに戻るという旅程です。
山と湖がきれいなハイランドエリア
きれいな山と湖が見える風景を見ながら、バスドライバーのガイドに従って進んでいきます。本日のバスドライバーはスコットさんという30前後の若い男性でした。この方は、エディンバラ大学の歴史学部を卒業したとのことです。それだけあって、何も見ずにすらすらと道行く道中での石碑や、山、町の由来や歴史をガイドしてくれます。その語り口がとてもたのしく、話が楽しい先生の授業を受けているような気分になりました。

ネス湖ボートツアー
ネス湖で2時間ほどお昼の休憩が取られます。ボートツアーはオプションで1名£15とのことでした。ボートツアーに参加しない限り、特にほかにやることもなく、せっかくのツアーのハイライトをスキップしてしまうのは、もったいないところです。

ボートでは、オーナーらしき人が、Uボートの位置を探すために使ったのと同じく超音波を使って測ったという、グラフで表されている水の深さについて解説してくれました。オーナーは、今年2021年に入ってからこの船を買い替えたそうですが、そのとたんにコロナが広まり、席の半分しか乗客を乗せることができなくなり、いままで紅葉の時期は観光客でいっぱいだったのに、閑古鳥が鳴いている状況でやりきれないと嘆いていました。
はっきりとしたイギリスアクセントで話す人だったので、もともとスコットランドの人ではないようでした。
エディンバラへの帰路
エディンバラへの帰路は、小雨が降り16時すぎには暗くなってきました、ドライバーのスコットさんが、紅葉の時期のすばらしさを語ってくれました。コロナが収まったらぜひまた来てほしいとのことです。
彼は結婚して2年で、最近男の子が生まれたそうです。普段はハイランドツアーのドライバーを手配するマネージャー的な仕事をしていたそうなのですが、35人いたドライバーのうち、32人がレイオフになってしまい、3人しか残っていないため自分もドライバー兼ガイドの仕事をやるようになったとのことです。 このツアーも3ヵ月ぶりに開催されるという状況で、2020年11月から会社が存続できるかどうかも不明な状況とのこと。ツアーの参加者に、もしこのツアーが気に入ったならできるだけ、Trip advisor や、Googleなどにいいレビューを書いてください、僕たちを助けるためにもお願いします、と伝えていました。
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