【今年は10月3日!】イギリス年間行事ハーベストフェスティバルってなに?

公開日 : 2021年10月01日
最終更新 :

どうもこんにちは。いほっちです。

イギリスの年間行事、ハーベストフェスティバルをご存知でしょうか?

ひと言でいうと秋の収穫祭です。

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今年、2021年のハーベストフェスティバルは10月3日土曜日!

それぞれの教会や学校でアットホームに収穫を祝う行事です。

町全体で盛大に祝う!という感じではないため、機会がない限りは、この行事自体を知らないという方も多いのではないでしょうか。

そんなハーベストフェスティバルについて、イギリス人の知人から詳しく聞いてみましたので、紹介したいと思います。

いったいどんな日で、どのように過ごす日なのでしょうか?

【ハーベストフェスティバルとは】

Harvest Festival、その名の通り収穫祭です。

冬の到来を前に、今年の食料の収穫に感謝して祝う日です。

時期は、中秋の名月「Harvest moon」の日から最も近い日曜日。

毎年9月下旬から10月上旬のどこかの日曜日に行われます。

ちなみに今年の中秋の満月の日、ロンドンの空はきれいに晴れていて、とても美しいまんまる満月を望めました。

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イギリスだとハーベストフェスティバルですが、世界各国では、それぞれの文化ならでは収穫祭が存在しています。

例えば、アメリカだと「Thanksgiving Day」(感謝祭)として家族や親戚で集まってターキーを食べる文化があります。神に収穫を感謝したことが起源だと言われています。

中国だと「中秋節」にあたります。Mooncakes(月餅)と呼ばれる伝統的なお菓子を家族で切り分けて食べる風習があるそうです。

また、イタリアのMagioneでは毎年オリーブの収穫を祝福する収穫祭もあるそうです。

そしてイギリスでは「Harvest Festival」。

この「Harvest」は、秋を意味する「hearfest」という言葉からきています。

【ハーベストフェスティバルの歴史】

ハーベストフェスティバルが始まったのは、ビクトリア朝の1843年。

収穫祭はそれよりも以前の時代から行われていたようですが、現在の「ハーベストフェスティバル」の形としてスタートしたのはビクトリア朝のはじめのことなんだそう。

コーンウォールのとある教会にて、人々を集めて収穫を祝したのが起源とされています。

【どうやって祝うの?】

では、具体的にハーベストフェスティバルの日はどのように過ごすのでしょうか。

場所は教会や学校、ときにはパブでも行われています。

当日になると、地域の人々がそれぞれ食べ物を持ち寄って集まります。

持ち寄る食料で多いのは缶詰やジャム、コーヒー紅茶など、長期保存が可能なもの。

集まった食料は寄付団体に送られることも多いようです。

わたしは幼い頃はイギリスの現地の小学校に通っていたのですが、先生に言われて缶詰を学校に持っていった日があったなぁと懐かしく思います(用意してくれたのは母ですが)。

当時は訳もわからずにやっていましたし、大人になって教会などに行く機会もないので、現在はハーベストフェスティバルは遠い存在となってしまいました。

ですが今回あらためてハーベストフェスティバルについて詳しく知り、当日はいつにも増して食べものに感謝し、気持ちだけでも参加しようと思いました。

2021年のハーベストフェスティバルは10月3日。

教会など、誰でもウェルカムな会場もあるので、のぞいてみるのもおもしろいかもしれません。

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