【11月11日11時】Remembrance Dayはいったいどんな日?
毎年11月11日はRemembrance Day、戦没者を追悼する日として大切にされています。
11月になると町のあちこちで目にする赤いポピーの花も、このリメンバランスデーの象徴のひとつ。
今回はそんなリメンバランスデー歴史や、ポピーの由来などを紹介します!
第一次世界対戦の終戦を記念し、戦没者を追悼するリメンバランスデー。
始まったのは1919年11月1日。
100年以上たった今でも、第一次世界大戦で傷ついた人々や、戦没者を思う日として大切にされています。
リメンバランスデーの11時になると、戦死者の追悼するため、2分間の黙とうが行われます。
また、11月11日のリメンバランスデーに続き、毎年11月の第2日曜日に開催されるのがリメンバランス・サンデー。
この日はイギリス中で、戦没者追悼のためのセレモニーが行われます。
その中でも、ロンドンで最大規模に行われるのが、ホワイトホールにある戦争記念施設、The Cenotaph。
首相や女王も参加し、献花やパレードが行われます。
そして、この行事の中でも象徴的に使用され、11月になると町なかでみかける赤いポピーの花。
町を歩いていると、人々が胸元にポピーの花のブローチをつけているのを目にします。
このポピーのブローチは、ボランティア団体が販売しているもの。
その売上金は退役軍人のサポートとして寄付されています。
11月になると駅やお店などで、ポピーグッズを販売するブースが設置され、多くの人々がここから寄付を行います。
また、ボランティア団体は学校にも来て、子供たちも寄付ができるんです。
リメンバランスデーの歴史や寄付の理由を教えられ、数ポンドのコインを学校に持参して、赤いポピーのブローチを受け取ります。
学校でも寄付ができるなんて、子供たちへの歴史の継承が大切にされていることがうかがえますよね。
では、なぜ赤いポピーが象徴とされているのでしょうか。
その理由は第一次世界大戦の終戦時にさかのぼります。
戦争が終わり、平和が訪れたとき、荒れ果てた戦地に唯一咲いていたのが真っ赤なポピーの花だったと言われているためです。
また、最近では白いポピーや紫のポピーなども取り入れられています。
あまり多くは見かけませんが、それぞれの色のポピーは、このような意味を持っているようです。
・白いポピー:戦争反対
・紫のポピー:戦没した動物への追悼
ポピーを象徴として毎年大切にされているリメンバランスデー。
11月になると町なかにあふれる赤いポピーはイギリスならではの光景です。
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