【英国】再ロックダウン詳細 11月5日〜【新型コロナウイルス】

公開日 : 2020年11月04日
最終更新 :
筆者 : ふじはる

2020年10月31日、ジョンソン首相は,イングランドにおける新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、11月5日(木)から12月2日(水)までの1ヵ月間、イングランド全体におけるロックダウンを行う予定であると発表しましたので、発表のうち重要な部分について以下のとおりお知らせします。

発表の詳細については、次の英国政府ウェブサイトをご覧ください。

1. 11月5日(木)からは皆が家にいなくてはならない。以下のような特別な理由のみ外出が可能である。

(1)教育。

(2)在宅勤務ができない仕事。

(3)屋外での運動やレクリエーション。その場合でも同じ世帯内同士で行うか、別の世帯と一緒に行う場合はあなたひとりとその別世帯のひとり(サポートバブル)と行うこと。

(4)医療や診療、ケガや危険から逃れるためのもの。

(5)食品や必需品の購入。

(6)脆弱な人々のため、またはボランティアとしてケアを提供するため。

例外については法律で規定されている。また、単身世帯は別の世帯と排他的なサポート・バブルを形成できる。また、子供は両親が別居している場合、相互の家へ行き来が可能である。

2. 非必需品の店、レジャーおよびエンターテインメント施設はすべて閉鎖される。ただし、クリック&コレクト型のサービスは継続できる。スーパーマーケットなどの生活必需品の店は開いたままであり、買いだめの必要はない。パブ、バー、レストランも持ち帰りやデリバリーを除いて閉じなければならない。

3. 可能であれば、自宅で仕事をする必要がある。ただし例えば建設業や製造業など、自宅で仕事ができない場合には、職場は開いたままでよい。春(前回)に実施された遮蔽は今回導入されない。臨床的に脆弱な人、または60歳以上の人は、規則に従いほかの人との接触を最小限に抑えるよう特に注意する必要がある。また、臨床的に非常に脆弱な人は、ほかの人との接触を最小限に抑えるだけでなく、自宅で仕事ができない場合は仕事に行くべきではない。

4. 休日に家から離れることに対する免除はない。仕事、教育、または、そのほかの法的に許可された免除がない限り、海外または国内を旅行できないことを意味する。仕事を含む特定の例外を除いて、主たる住居から離れて一晩滞在することは許可されない。インバウンドの海外旅行は引き続き旅行回廊アプローチ(Travel Corridor Approach)によって管理され、現在国内で休暇を取っている人は休暇を終えることができるが、合理的な理由なしに外出しないという要件が適用される。

5. 職業紹介所、裁判所、市民登録事務所などの公共サービスは引き続き営業する。葬儀と個人の祈りを除く礼拝所での共同礼拝、組織化されたチームスポーツ、または子供たちの活動について免除はない。

エリートスポーツは、現在のように観客なしで継続することは認められる。

6. 一時解雇制度として知られるコロナウイルス雇用維持スキームは12月まで継続される。従業員は現在の非就労期間分の給与の80%、最大£2500までを受け取ることができる。労働者を維持する雇用主の費用は、本日終了する現行制度と比較して削減されることになる。

7. 若者を教育にとどめることは国家の優先事項であり、学齢前施設、学校、専門学校、大学はすべて開いたままとなる。親と保護者は子供たちが学校に通い続けることができるようにすべきである。ただし大学や成人学習提供の場合は、可能ならばオンラインでの提供を増やすことを検討すべきである。

8. 親は自分たちが働くことができるように合理的に必要な場合は、認定されたチャイルドケア、あるいは別の育児活動に引き続きアクセスすることができる。親は子供が13歳またはそれ以下の場合、非公式の育児を目的として、ほかの世帯と育児バブル(Childcare Bubble)を形成することができる。

9. 新型コロナウイルス以外の医療ニーズに対する備えを継続することが不可欠である。臨床医が別のことを言わない限りは、引き続きNHSを利用し、スキャンあるいはそのほかの検査、診察、薬や治療を受けることができる。

筆者

特派員

ふじはる

おいしい香港グルメを求め日々を過ごしています。

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