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イギリス/ロンドン4特派員ブログ パーリーメイ

イギリス・ロンドン4特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。


去年は我が家にとってイギリスで迎える、初めてのクリスマスでした。11月半ば頃になると、気の早い家では既に家に電飾を飾り始め、師走に入ると競うように他の家もそれに追従し、色も白や赤、黄色、青、緑、紫など住宅街もあっという間に色とりどりのライトで埋め尽くされます。玄関のドアには大きなリースを飾り、庭には巨大なサンタやツリーのバルーンを出しておいたり、部屋の中からも外に見えるよう、窓際に電気キャンドルのセットを置いたり、各家想い想いにクリスマス気分に浸っています。

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子供達が通う学校でも、12月に入るとまずはキリストの生誕を祝う Nativity という劇を演じ、それを皮切りに普段の制服ではなく、私服で着飾ってクラスのクリスマス会、親も参加する放課後に行われるクリスマス フェアと続きます。また、校内には手製のポストが現れ、そこに宛名とクラス名を記入したクリスマスカードを投函すると、上級生達が配達してくれてとても便利です。これら一連の関連行事を経て終業式に向かうので、12月になるとイベント続きなのと、もう少しで冬休みなのとで、親までソワソワ浮かれ気分になります。

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学校を離れると、去年は観光気分でロンドン都心部まで出て、ピカデリー サーカス Piccadilly Circus のメジャーなイルミネーションを見てきましたが、二年目の今年はより地元に密着した、近所の市民が歩いて行くような、教会で行われるクリスマスツリー祭り Christmas Tree Festival を覗いて来ました。

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ホールに足を踏み入れると、素敵なステンドグラスを正面に、大小様々な種類のクリスマスツリーが!キャンドルの光のような、暖かいオレンジの電灯の下で、それぞれ趣向を凝らしたオリジナリティー溢れる25のツリーが展示されていました。参加団体は地元のボーイスカウトや学校、病院、商店、教会、慈善団体などから成るので、それぞれの活動をアピールする為、ニットだけでオーナメントを用意したり、寄付している食品を展示したり、商品のシャンプーといったヘアケア用品の空き箱をツリーに吊り下げたりと、こんなにも多くのツリーを一同に見るのも初めてながら、デザインも奇抜で見た事のない物ばかりでした。

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それもそのはず、これはツリーの大会なので、お祭りの最後には来場者から募ったお気に入りのツリーが三点、表彰されるのです。ツリーの他にはお祭りの定番、フェイスペインティングのコーナーがあったり、サンタさんが記念撮影をする為に鎮座する館などがありました。

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イギリスのクリスマスに欠かせない、ホットワイン ( mulled wine )とミンスパイ ( mince pie )を片手にそれらのツリーを眺めていると、鐘の音が聞こえてきました。地元のハンドベル クラブによる演奏が始まりました。その後も休憩を挟んで、学校の生徒達によるクリスマスキャロルの合唱が続き、クリスマス本番を前に一足早い穏やかなクリスマス気分を味わう事が出来ました。

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St Mary’s Sanderstead
アクセス: 国鉄 Purley Oaks 駅より徒歩約10分


2018年12月 9日

秋ももう終わり師走に入りましたが、イギリスでは日本と同じように、先月頃からインフルエンザのワクチン接種が呼びかけられます。ただし、大人は普通に注射ですが2歳から18歳までの子供は両鼻に注入するスプレー型となっています。4歳からですと、息子の通う学校では病院まで連れて行かなくても、学校で実施して貰えるのでラクです。幼稚園児はどうなんだろう、と気にはなっていましたが、特に注意を払う事なく日々を過ごしていたら、かかりつけ医からご丁寧に案内のメッセージが携帯に入ってきました。

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(c) NHS


イギリスは在住者の医療費(大人は診察費のみ)も無料なのですが、子供のインフルエンザのワクチンまでタダとは!と嬉しく早速問い合わせてみると、


「あ〜、スミマセン・・さっきも別の方から問い合わせあったんですけど(そりゃあるよね、問い合わせろって書いてあったんだから。)もうストックが切れちゃって、次いつ入荷するのかわからないのでまた連絡します。連絡なかったらまた問い合わせてくれませんかぁ?」


と言われ、やはり海外っぽい展開。そして、海外での「後程ご連絡します」を私はあまりアテにしないので、特に期待もせず放置していたら、これがちゃんと後日来たんです。まぁ、「する」と言っていたんだから、本来は当たり前なのかもしれませんが、こと海外においてはその場で起きなかった事は、後日も起きないと覚悟して生活をしてきたので、イギリスはその点、勿論日本よりは何かとユルいですが、意外に色々な場面でフォローアップがあります。

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(c) NHS


ユルいと言えば、このワクチンを受ける一週間前に、別の予防接種をさせに病院に連れて行きました。二種類同時接種で、一つは既に日本で追加接種も済ませてきたものなので、必要ないと言っておいたにも関わらず、国から厳しく管理を徹底させるようお達しでもあるのか、その日、私が記録となる母子手帳のコピーを持参せず、接種済みの証明が出来なかったので、どちらも打っておいた方が確実に病院側は証明できると踏んだのでしょうか、


「随分前のやつだから、もう一回打っとけばいいよ。影響?問題ないヨ!」と言われ、まぁ、確かに年単位の間隔は空いているのでいっか、と受けさせました。「ついでにインフルエンザのワクチンも今日やっとくヨ!」と翌週、再度連れてくる必要がなくなり、その辺は融通が利いて助かるなと思いました。(私ももっと心配しろヨ!って感じでしょうが。)因みにもう一つの予防接種も、日本で受ける時期と違ったのですが、「イギリスはこの年齢で受けるから」と、ユルいイギリスにしてはやけに固執しているような雰囲気でしたので、今後受けそびれるのも困るので打たせました。日本の方からは、そんなにいい加減でどうするの!とお叱りを受けそうではありますが・・。

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出典: NHS


鼻スプレー式ワクチンの事前説明も、日本の場合、未承認ワクチンなので重大な副作用が生じても国からの補償はありません、なんて怖いことが書かれているのですが、イギリスでは承認、推奨もされているので、

「副反応で熱出たりするけどね〜、もうね、ゼーンゼン問題ナイからサ!」

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ってなノリでした。今のところ、特に副反応は出ていません。なお、大人用のワクチンは有料で病院以外でも、薬局大手のブーツ Boots 等で受ける事ができます。今年は12.99ポンド(約1949円)だそうですが、費用はかかる機関、薬局によって異なります。針を刺さなくて良いスプレー式だなんて、子供には嬉しい方法ですね。注射が済んだら日本では製薬会社からのシールを貰えたりしますが、こちらでも表彰状のような紙を貰えました。


2018年12月 1日

娘が産まれて以来、夫の誕生日会は毎年娘との合同開催となり、すっかり影が隠れてしまいました。それを反省した訳ではないですが、今年は外でもしっかり祝おうと思い、フレンチとジャパニーズの異色のコラボレーションを展開する、ビストロ ミリー Bistro Mirey というレストランを予約しました。

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到着すると日本人マネージャーさん自らがドアを開けて、お出迎えしてくれました。この日はシェフおまかせ7コースを注文し、更に各コース毎にチョイスされた日本酒あるいはワインが一人30ポンド(約4500円)で出されるというドリンクのコースも追加しました。日本酒一杯が安いもので6ポンド(約900円)なので、5杯分ついてこの値段なら中々お得、あるいは妥当なんではないでしょうか。女性の場合、そもそもそんなに呑めるのか、という事の方が重要かとは思いますが。

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こじんまりとした店内には日の丸の国旗や日本酒が置いてあったりと、随所にイギリスでは見慣れない日本製品がありましたが、中でも目についたのが、出来上がった料理を運ぶエレベーターのようなもの。これって外国にもあるのでしょうか。少なくとも私は海外で見かけた事がないので、こんなところにも日本を感じて懐かしかったです。そもそもロンドン郊外に住む我が家としてみれば、店員が日本人で日本語を話しているというシチュエーションからして非日常的なので、子供達も「日本語だよ」と驚いているくらいでした。

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食事は言わずもがなどれも美味しく、味噌バターや味噌チョコレート味のアイスクリームなど、日本でも変わり種のメニューが多く、正にフュージョン料理です。客層も、我々以外にイギリス人家族、フランス人御一行、日本人駐在ファミリーと、現地のお客さん、和とフレンチそれぞれの国の客層もしっかり掴んでいます。

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7コースとは少々多すぎるのでは?と、日本人なら腰が引けてしまいそうですが、そこはさすがの日本人経営、一皿ずつが程良い上品さなので、全てのコースを無理なく消化出来ます。特に魚料理が出汁が効いていて薄味で、日本らしさが出ていたと思います。この頃には、日本酒だけでなくワインを選ぶ事も出来たのですが、和に飢えている我々はその後もオール日本酒で制覇しました。女性は普通こんなに飲まないかもしれないので、驚かれたかもしれません。

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デザートの前にはチーズプレートまで出て、これまたコースとしては珍しいです。最後はお待ちかね、フランス菓子、ヌガーのデザートです。今回当日に頼んだにも関わらず、お誕生日プレートを用意して下さって、しっかり期待に応えて頂きました。久しぶりの和を感じる食事、存分に味わい尽くしました。


Bistro Miley
住所: 98 Lillie Road, Fulham, London SW6 7SR
アクセス: West Brompton または West Kensington 駅から徒歩7分
営業時間: 月曜から水曜 17:30〜23:00 木曜から土曜 10:00〜23:00 日曜 10:00〜22:00 毎日 16:00〜17:30は一時閉


2018年11月26日
2018年11月12日
2018年11月11日
2018年11月 6日
2018年11月 2日
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  • 特派員プロフィール
  • ロンドン4特派員

    ロンドン4特派員
    パーリーメイ
    現在海外在住二ヶ国目、イギリスのロンドン南部、クロイドンに2017年より家族で住んでいます。初めて暮らす土地、慣れない頃の初歩的な過ちや素朴な疑問を交えながら、フレッシュなうちにお届けします。ロンドン都心部とは違った、郊外ならではのホッコリするような地元ネタを中心にその他の地域、国々の旅ネタも満載します。息抜きは、おウチでタイ語ヨガ(タイ語のヨガ番組を観ながらするヨガ)です。 DISQUS ID @disqus_FJ7ATyjbdg

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