和アフタヌーン・ティーが人気「おのでら(ロンドン)」で贅沢ランチ

公開日 : 2020年03月01日
最終更新 :

イギリスには「itsu」「わさび」「Wagamama」など、いわゆる「現地化した和食」のレストラン・チェーンが展開しており(関連記事)表通りや、駅構内、ショッピング・センターなどそちこちで多くの店舗を見かけます。

メニューは thai udon に始まり pork bulgogi bento、Pumpkin Katsu Curry Yakisoba、pork belly, panko apple + sriracha hirata(平ら?!) steamed buns など、基本的に「日本食レストラン」と銘打っておきながら中華や、韓国、タイなどの東南アジア料理が入り混じった、エスニック料理で成り立っています。(上記3つのチェーン店メニューより抜粋)

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日本人や和食通の外国人が本格的な日本料理を楽しむには、やはりロンドンの中心部へ向かう必要があります。「銀座おのでら」は、その名の通り本店を銀座に構え、ニューヨークやパリなど世界の主要都市に高級レストランを展開するグループです。ロンドンには、日本大使館や日本食レストランが多く集まるグリーン・パーク駅と観光客でにぎわうピカデリー・サーカスの間に店舗を構えています。

高級感あふれる店内

店内は広く、1階はバー・カウンター、地下がダイニング・エリアとなっています。照明がグッと落とされた高級感溢れる地下は、メインのテーブル席以外に鉄板焼きと炉端焼き、寿司カウンターがそれぞれ別にあり、個室もあるなどゆったりとした造りになっています。

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各種アルコールの品揃えにもこだわりがあり、入り口脇には膨大な数の日本酒やワイン・ボトルが並んだショーケースが鎮座しています。

幅広い品揃えの本格和食メニュー

メニューは江戸前寿司を得意とした寿司料理や鉄板焼き、しゃぶしゃぶ、そのほか稲庭うどんや茶そばなどの一品料理に加え、ヴィーガンや、ベジタリアン、ハラル料理まで揃っています。

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さすがは世界展開しているだけあり、宗教上の理由などで食べられない食材がある外国人などに配慮されたメニュー構成となっています。実際店内は、平日の昼間という時間帯からスーツを着た日本人のビジネスマンのほかに、外国人同士あるいは日本人に接待されていると思しき外国人のお客さんが見られました。

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なかには、それぞれの前に白ばかり4つものワイングラスが置かれ、飲み比べをしているようなグループもありました。本格和食とワインのマリアージュも人気の秘訣といえそうです。

おトクなコースランチ

この日は2種の前菜とメイン料理、あるいは前菜を1種にする代わりにデザートがつくコースランチを頼みました。前菜、デザートはそれぞれ数種類から選べるようになっており、値段はメイン料理によって異なります。

お寿司も捨てがたいですが、せっかくなので海外では寿司以上に普段食べることのない、鰻丼(Eel Donburi 28 ポンド[約4200円])を注文しました。前菜は白身魚のカルパッチョ。ザクロの赤い実が差し色の美しい盛りつけです。

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タイミングを見計らい、よくトレーニングされたスタッフがメインの鰻丼を運んできました。丸いシックな器の中央に置かれた鰻丼は、ご飯とともに上の蒲焼まできれいに丸く整えられており、これまで出合ったことのない新しい姿でした。

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添えられたベビーリーフの赤い葉脈と緑の葉が茶色い蒲焼に映え、揚げゴボウのサクサクとした食感が意外にもマッチして新鮮です。

女性にとって選べるデザートはうれしい悩みどころですが、きなこのブラマンジェと迷った末、雪見だいふくが好きなので「本日の餅アイスクリーム」を頼みました。この日は抹茶で、久しぶりに日本の味をしみじみ味わいました。

カフェ・メニューも充実「和アフタヌーン・ティー」

アラカルトのデザート・メニューも充実しており、鉄板焼きメニューのひとつとして fireball ice cream という聞くだけでワクワクするものがあったり、各種デザートにはおすすめの日本酒やワインが併記されているなど、「おのでら」ならではのこだわりが垣間見えます。

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週末にはソーホーと中華街にある、行列のできる人気茶屋「辻利茶舗」とコラボしているアフタヌーン・ティーが人気で、家族連れなど平日とは違った客層でにぐわうとのことです(土日14〜16時限定)。ほかにハイ・ティーや抹茶、煎茶といった各種のお茶、カクテルなどドリンクも充実しているので、カフェ目当てに利用してみるのもおすすめです。

■Ginza Onodera・住所: 15 Bury Street, St. James's

London SW1Y 6AL・営業時間: 月-土 Lunch: 12:00〜14:30、Dinner: 18:00〜22:30/日 Lunch: 12:00〜15:00、Dinner: 18:00〜22:00・最寄駅: 地下鉄 Green Park、Piccadilly Circus・URL: https://www.ginzaonodera.uk/

筆者

イギリス特派員

パーリーメイ

2017年よりロンドン南部で家族と暮らしています。郊外ならではのコスパのよいレストラン、貴族の邸宅、城めぐり、海沿い情報などが得意です。

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