レトロ・モダンな商店街が魅力!ロンドン南部の町サリー州「ライゲート」
レストランや旅の行き先を決めるとき、実際に行ってきた、見てきた食べてきた、という口コミ情報ほど頼りになるものはない、と常々思っていますが、それが友人や知人、家族といった近しい人からのものの場合、さらに期待は高まります。
ロンドンから30kmほど南下したサリー州にあるライゲート(Reigate)は、友人に教えられた小さな町で、あまりにも気に入ったので今回3度目の訪問です。
昔といまが交錯する商店街
ライゲートには大きな公園や城跡など、自然を楽しむ見どころも満載ですが、特におすすめなのはアパレルや文具、花、インテリア雑貨、レストランやパブといった飲食店が立ち並ぶ商業エリア。
ほかの町によくあるメイン通りと比べて、個性的な建物が多く、個人で営む小さな商店から大手スーパーや本屋、床屋から各種ブランド店まで、新旧問わず伝統的な造りを模した建物に入居しています。(古いものは、昔からのものをそのまま使用!)
これは景観を損なわないため、周りとの調和をとりわけ意識する、特に欧州によく見られる傾向なのではないかと考えています。レンガ造りや白壁に黒木枠の壁面など、イギリスらしさが随所に見られるデザインが多いです。
それら伝統的で落ち着いたたたずまいの建物に混じって、ときおり真っ黄色に塗られた壁や路面のポップな立て看など、古くは中世までさかのぼる歴史的な雰囲気と、モダンで活発な商業的な様子が入り混じり、たいへん魅力的です。
町歩きに最適な距離
この、どこを切り取っても心躍るメイン通りは、時計台を中心に左右グルっとひと回りすると、ウィンドーショッピングだけの場合、30分もかからず見て回れます。
おしゃれすぎるパブを起点にのんびり歩みを進めると、早速日本人にはどうしても気になるものを発見!
「韓国日本料理店」ことミソ・レストランの看板が、チューダー調(関連記事)の建物にぴったりマッチ! 普段目にする「ブーツ」薬局や、若者に人気のアクセサリー店、リサイクル・ショップといったおなじみ商店も、すべてライゲート仕様です。
教会にはコミュニティ・センターも併設され、子供向けサークルのチラシが窓に貼ってあったりと、地元住民の生活感を感じることもできます。
多国籍なレストランも豊富
夢中になって各店舗をのぞき、歩き疲れても大丈夫。日本食チェーンの「Wagamama」からエスニックなレバノン料理に老舗パブまで、ライゲートには迷うほどの選択肢が揃っています。
この日は気取らずフレンチを楽しめる、カジュアル・レストラン「CÔTE」でコース・ランチを食べました。チェーン店だけあり、子供椅子やおむつ替え室まで完備しているので、赤ちゃん連れはもちろん友人同士や家族連れ、カップルなど、にも人気のお店です。。
ボールたっぷりの健康そうなトマト・スープやクリーム・チキン、デザートのチョコレート・ムースまで、味とサービスも安定しています。4度目のライゲート訪問は地元レストランか、小さいながらも醸造場つきのパブでビールなんかもいいな、と早くも次の計画に夢を膨らませてしまいました。
◼️CÔTE・住所: 41 Bell Street Reigate RH2 7AQ・アクセス: 電車Reigate駅より徒歩13分・営業時間: 月~金曜日12:00〜22:00、土・日12月24日9:00~22:00、12月26日10:00~21:00、1月1日12:45~21:00、12月25日休み・URL: https://www.cote.co.uk/restaurant/reigate/
筆者
イギリス特派員
パーリーメイ
2017年よりロンドン南部で家族と暮らしています。郊外ならではのコスパのよいレストラン、貴族の邸宅、城めぐり、海沿い情報などが得意です。
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