全米・カナダ邦人安否確認システム
先日、内陸部のチノヒルズ付近を震源とするマグニチュード5.4の地震がロスアンゼルス一帯で発生しました。この日、私は自宅にいたのですが、突然、激しい縦揺れ、続いて横揺れが30秒ほど続き、久しぶりにびっくりしました。
幸い、大けがをする人もなく、大事にはいたらなかったようなのですが、場所が海外ということで、日本の友人、知人からもたくさん安否を気遣うメール、電話をもらいました。
旅行者の方の場合は、可能な限り、自宅に1本の電話をいれてあげると、留守宅のご家族も安心されるのではないでしょうか。
ちなみに本当に大きな災害、テロ事件が発生した時のために、外務省で「全米・カナダ邦人安否確認システム」というのを採用しているのをご存知でしょうか?
これは、在留邦人、旅行者が多い全米、カナダ地域を対象としたもので、利用法は、被災地にいる旅行者が、コインなどの持ち合わせがなくても、無料で公衆電話などから個別の伝言をデータセンターに残し、それを留守宅の家族が直接聞くことができるようになっているもの。優先回線なので、特に一般の電話がつながりにくくなっている際にも有効です。(非常時のみ稼働で、平常時は利用できません)
システムの電話番号
●全米・カナダからは通話料無料
その他の地域からは米国までの通話料有料
1-866-903-2674(ANPI)
1-866-904-2674(ANPI)
1-866-905-2674(ANPI)
●通話料有料(上記フリーダイヤルにつながらない場合に使用)
1-718-313-9150
(注:日本からかける際は、上記番号の前に「各国際電話会社の接続番号」(001など)が必要です)
●被災地から伝言を残す方法
1)上記番号に電話し、自宅の電話番号(注)と生年月日を個別のパスワードとして入力。
2)名前とメッセージを録音する(30秒まで)。
(注:複数の電話番号をお持ちの方は、あらかじめ、家族にどの番号を入力するか伝えておくと良いでしょう)
●家族が伝言を聞く方法
1)上記番号に電話し、旅行者から指定されている電話番号(自宅など)と生年月日を個別のパスワードとして入力。
2)音声メッセージが再生される。(日本からかける際は有料通話になります)
上記サービスについて詳しい情報は、こちらを参照ください。
携帯電話などですぐ連絡がとれない時に非常に効果を発揮する
良いサービスだと思いますので、旅行の際は、ぜひこの電話番号のことを
思い出してください。
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