LAのトイレ事情

公開日 : 2010年01月26日
最終更新 :

アメリカの公共のトイレ(restroom)でびっくりするのは、その大きさ。個室も広いし、トイレ自体のスペースが広い。というのは、アメリカでは障害者の権利が日本よりずっと保護されていて、新しいビルを建設する際には、必ず車椅子で入れる広さにし、ドアの開閉も簡単にしなければならないなど規制があるから。

そういうわけで、アメリカのトイレは一般に広々としているので、その点はいいのだけれど、慣れないと居心地が悪いのは、妙にスカスカした上下のスペース。ドアや壁の下が60センチくらい空いているので、隣の人も足元も丸見え!

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犯罪防止や、誰かが閉じ込められた時の救助のことを考えて、上下にすきまを作っているようなのですが、場所によってはドアの開閉部にも、余計なすきまがあって、トイレに座って用を足している際、並んでいる人の顔が見えちゃったりして、かなり気まずい(汗)。

その他日本と違うのは、「音姫」のようなトイレの音を消す装置や、暖かい便座、ウォシュレットなど、もちろんありません(一部、高級ホテルの客室にはウォシュレットが最近導入されつつあるようですが)。日本と同じように、トイレの音を消すために用を足すために水を流してしまうと、その後、タンクに水がたまるまでに時間がかかったりして、なかなかトイレを出れないので注意。

ところで、ロスアンゼルス空港をはじめ、カリフォルニア各地では、トイレには必ず薄紙でできた便座用カバーがあるのですが、これはカリフォルニア以外の土地ではめったに見かけません。(空港や都市部のホテル別)なので、衛生が気になる人は、携帯用のウェットティッシュやシートを持参したほうがいいかも。

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また、バーやレストランなどのトイレに入ると、時々、トイレ常駐の係員のおばさんがいることがあります。彼女たちは、トイレ使用後、手を洗った客にすすっとペーパータオルを渡すのが仕事なので、お財布を持っていたら1ドル程度渡すのがマナーです。

その他、場所によっては、トーケン(TOKEN)という、小さなコインを入れないとドアが開かないトイレや、鍵をもらわないと入れないトイレ(特にカフェ。お客さん以外が使用するのを防ぐため)などもあります。

実は私、トイレがとっても近いので、買い物や観光で歩きまわる際は、必ずトイレチェックを欠かしません。ありとあらゆるところでトイレを使用しているのですが、LAにある公共トイレのお気に入りは、ロデオドライブのビバリーウィルシャー(フォーシーズンズ)ホテルのトイレ。また、ザ・グローブなどモールに入っている高級デパート、バーニーズ・ニューヨークのトイレもゴージャスで素敵です。お近くに行った際は、ぜひお試しください。

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◎女性用トイレでは、生理用品、男性用トイレでは、コンドームの自販機が置かれている場合もアリ。

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