リヨン名物菓子パン「ブリオッシュ・プラリーヌ」のレシピ ~プラリュリーヌ風~
リヨンの名物菓子パン、プラリーヌを混ぜ込んだブリオッシュを作ってみました。
今回は Pralus(プラリュ)というお店のPraluline(プラリュリーヌ)風のレシピをご紹介します。
ブリオッシュ・プラリーヌとは
プラリーヌというアーモンドを赤やピンクで色付けした砂糖でコーティングしたお菓子です。
これを砕いて、ブリオッシュ生地にたっぷり入れて焼いたのが「ブリオッシュ・プラリーヌ」です。
⇒【リヨン名物】真っ赤なアーモンド砂糖菓子「プラリーヌ」
大きく分けて3つのレシピ
ブリオッシュプラリーヌは、スイスとの国境に接するサヴォワ地方で作られているBrioche St. Genix(ブリオッシュ・サン・ジュニ)がリヨンの街で広まったのが始まりだそうで、リヨン近郊のロアンヌ市のパティスリー「プラリュ」のスペシャリテとしても有名です。
ブリオッシュ・サンジュニの老舗であるパティスリー「ガトー・ラビュリー」の方は、オレンジフラワーウオーターで香り付けしたブリオッシュ生地に、丸いプラリーヌがそのまま包まれています。(※写真はブリオッシュ・サンジュニですが、「ガトー・ラビュリー」のものではありません。)
パティスリー「プラリュ」の方は、パンとケーキの間のような生地に、砕いたプラリーヌがまんべんなく生地に練りこまれていてるのが特徴的です。
リヨンの街中でよく見る「ブリオッシュ・オ・プラリーヌ」は、ブリオッシュ・サンジュニとプラリュの中間って感じで、ふっくらブリオッシュ生地に砕いたプラリーヌが包まれています。
≪Praluline(プラリュリーヌ)風≫レシピ
Brioche aux pralines roses comme une Praluline®
今回は、プラリュのオリジナル商品「プラリュリーヌ」風のレシピで作ります。
少し驚いたのが、強力粉ではなく薄力粉で作ることと、水や牛乳が一切入らないということです。バター1個まるまる使います。
それではレシピをご紹介します。
材料
薄力粉 500 g (フランスで作る場合は type 45を使う。)
バター 300 g
卵 5個
塩 10 g
砂糖 50 g
ドライイースト 20 g
砕いたプラリーヌ 250 g
大きいの4つくらいできたので、日本人サイズにはこの半量で作るのがおすすめです。
当たり所が悪かったのか、プラリーヌを買ったばかりの木の麺棒で叩いたら少し凹みができました。なんて固いんだ!次回は砕いてある方を買うことにします。
作り方
1、プラリーヌ以外の材料を混ぜて、生地を15〜20分練る。
2、軽くまとめて容器に入れ、ラップをふんわりかけて60分一次発酵。
3、ガス抜きして、容器に入れて冷蔵庫で一晩寝かせる。
4、翌朝生地を伸ばして、砕いたプラリーヌを包んで伸ばして練り込む。
5、分割してベンチタイム。(生地が冷えてるので1時間以上置いてやっと膨らんできた。)
6、ガス抜きして、きれいに成形。(これをする事で、生地の中の空気の穴がきめ細かくなり、やらないと大きな空洞ができて、パンがパサつきやすくなってしまうそうです。)
7、170℃のオーブンで20分。(焼きたりないようなら160℃に下げて、プラス5〜10分。)
外はサクッと、中はふんわりしっとり。
大成功でした。翌日にはパサッとしてしまうので、一度にたくさん作るのには向いてないと思います。
見た目がかわいかったので、サンジュニ風にごろごろのプラリーヌを上にのせて焼いてみましたが、とても食べづらかったです。パティスリーの食べやすい小粒プラリーヌでなければ、砕いて使った方が食べやすいと思います。
プロのプラリーヌの練りこみ方
伸ばした生地の真ん中に、砕いたプラリーヌを入れて包みます。
包んだら軽く上から抑え、麺棒で伸ばします。伸ばしてたたみ、また伸ばしてたたむを4~5回繰り返して、最後は丸めて完成。
プロの包み方 https://youtu.be/AOqkHz7N9XE
最後に、プラリュのプラリュリーヌについての番組です。
後半にシェフが生地を練るところがあるので、ぜひ見てみてください。
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