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フランス/リヨン特派員ブログ マダムユキさん

フランス・リヨン特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2020年11月30日

【コロナに負けない】お店が再開して、リヨンの町が人であふれた


【コロナに負けない】お店が再開して、リヨンの町が人であふれた

【フランス リヨン便り n°45】


皆様、こんにちは。リヨン在住のマダムユキです。


2020年11月28日土曜日から、衣料品店、書店、花屋、美容室、ギャラリー、楽器屋、芸術関連の商店など、これまで生活必需品の対象外となっていた商店が営業を再開しました。10月30日から実施されているロックダウンは解除されていませんが、外出証明書を携帯すれば、自宅から20km圏内、最大3時間まで外出が可能となります。1年で最も大切な家族行事のクリスマスまで4週間をきり、フランス人はうずうずしていたこと間違いなし。リヨンの町なかがどんな様子なのか、興味津々で散策してみました。


仕事を終えてオフィスを出たのが16時過ぎ。日が暮れるのが早いので急いでプレスキル(ソーヌ川とローヌ川に挟まれた中州でリヨン最大の商業区域)へと向かいました。
途中、ローヌ川に架かる橋を渡るとき、紅葉の木々が立ち並ぶ河岸を眺め、ふと足を止めました。5月11日、最初のロックダウンが解除された日もこうしてローヌ川の河岸を眺めたことを思い出したからです。河岸の散歩道を歩く人たちを見るとなぜか心が和むのです。とても平和な光景だからでしょうか。


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プレスキルのメインストリートであるレピュブリック通り(Rue de la République)に到着すると、買い物袋をさげた家族連れ、カップル、友達同士が......。「わあ」と声をあげてしまいたくなるほどの人出でした。


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16時30分を過ぎていました。パティスリーやスイーツ系のお店の前に行列がみられます。そうだ、おやつの時間だ。「Aux Merveilleux de Fred」は、1982年、フランス北部、ベルギーとの国境に近いアズブルック(Hazebrouck)という町にパティシエのフレデリック・ヴォカン(Frédéric VAUCAMPS)さんが創業したメレンゲとブリオッシュが大人気のパティスリー。リヨン店は、ため息がでるほど見事なシャンデリアと清潔感あふれるオープンキッチンがひときわ目を惹きます。ガラス越しにパティシエがテキパキと作業している様子を見ていたら、「仕事ができる喜び」が伝わってきました。


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お気に入りのショコラティエ「フィリップ・ベル(Philippe Bel)」のショップの前を通りかかりました。しばらく来ていなかったのでとても懐かしくて、思わず写真に収めました。


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レピュブリック広場(Place de la République)に面したプランタン百貨店やユニクロもオープン。大型店舗が営業を再開すると町がいっそうにぎわいます。


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リヨンの高級ブティック通りとして知られるプレジダン・エドゥアール・エリオ通り(Rue du Président Edouard Herriot)からレピュブリック広場に移転した「エルメス(Hermès)」のリヨン店。なんと入店を待つ人たちの行列が......。衛生プロトコールにより、客ひとりあたり8平方メートルのスペースを確保しなければならないので入場制限が行われていますが、それでも驚いたのが、外国人観光客でなくリヨン人がエルメスを買いに来て並んでいることです。新型コロナウイルスのパンデミックでフランス経済は戦後最悪の落ち込みを記録し、リセッション(景気後退)入りしたと報道されていました。一方、ロックダウンで外出できないため、貯蓄が高まっていることも話題になりました。小売店の営業再開と同時に高級ブランド店に行列ができるのですから、消費者購買力の底堅さを感じました!


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夕暮れ時のジャコバン広場(Place des Jacobins)はとてもすてきです。中央にある噴水と大理石の彫刻は1881年から1885年にかけて造られたもので、リヨンを代表する4人のアーティスト、建築家のフィルベール・ドゥロルム(Philibert Delorme、1514-1570)、彫刻家のギヨーム・クストゥ(Guillaume Coustou、1677-1746)、彫刻家のジェラール・オードラン(Gérard Audran、1640年-1703年)、画家のイポリット・フランドラン(Hippolyte Flandrin、1809-1864)の彫像が置かれています。
ジャコバン広場に面して瀟洒な建物がたちならび、高級ブランド「ランセル(Lancel)」やプレタポルテの人気店「パブロ(Pablo)」、ネスプレッソブティックなどが店を構えています。


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ジャコバン広場とベルクール広場を結ぶエミール・ゾラ通り(Rue Emile Zola)にはおしゃれなブティックが連なっています。フランス製ハンドメイドの高級子供服「ボンポワン(Bonpoint)」、婦人服の「Ba&Sh」「クローディ・ピエルロ(Claudie Pierlot)」「ザディグ・エ・ヴォルテール(Zadig & Voltaire)」、高級食材店の「メゾン・マルヴァル(Maison Malleval)」などなど。そして、小さなショップですがいつも行列ができるアクセサリー店「アトリエ・ダマヤ(Atelier d'Amaya)」。アトリエ・ダマヤでは、メダルに刻印してパーソナライズできるアクセサリーが人気を呼んでいます。確かに、大切な人への思いを刻んだメダルアクセサリーはクリスマスプレゼントにぴったりかも......。


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気がつけばすっかり日が沈んでしまいました。エミール・ゾラ通りからベルクール広場に抜け、そこから地下鉄で帰宅しようと思っていたのですが、この日、国会で審議中の治安法案に反対するデモが行われていました。ベルクール広場がデモの最終地点のため、ベルクール広場へと抜ける道が警察の警備隊で封鎖されていました。仕方なく、エミール・ゾラ通りを引き返してレピュブリック広場に戻ると、広場の中央にある噴水がライトアップされ、光の町リヨンらしい、イルミネーションの夜景が目の前に現れました。懐かしさで心が躍り、ひととき、コロナ禍にあることを忘れさせてくれました。


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11月28日から実施されている規制緩和の第一段階は12月14日まで続きます。感染状況が改善されれば、12月15日から外出禁止が解除され、地域間の移動や旅行が可能となります。家族・友人で集まって、クリスマスを祝うことも可能です。映画館、美術館、劇場も再開が可能となるかもしれません。ただ、レストラン・バーなどの飲食店は、衛生措置の徹底を行ってもなお、マスクの装着、社会的距離、密室空間、滞在期間などの点において、感染リスクがどうしても高い場所であることから、1月20日まで引き続き閉店となります。


11月28日の新規感染者数は1万2580人でした。11月7日に記録した8万6852人をピークに、感染者数は減少傾向にあります。ウイルス感染を前に一進一退が続いていますが、忘れてはならないのは、こうして町歩きを楽しんでいる間も、医療従事者は感染者の治療・看護にあたっていることです。病院のひっ迫した状況と医療従事者の疲弊を軽減するために、私たちにできることは、感染を回避すべく予防策を継続することです。耳にたこができるほど繰り返されていますが、「手指の消毒」「マスク着用」「三密の回避」を心がけていきましょう。


北半球では日に日に寒さが増していきます。皆様もくれぐれもお身体をご自愛くださいませ。

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    マダムユキさん
    リヨン在住20年。リヨン第二大学で美術史専攻。中世からルネサンス期の美術品・絵画・建築を得意とする。ワインとビールが生活の友。フランス現地手配会社を経営する。フランス リヨンの文化・芸術・建築を中心に、リヨン情報をお届けしたい。ツアー情報などのお問い合わせはこちら
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