スペイン巡礼の道-2

EL CAMINO DE SANTIAGOとはスペインのガリシア地方のサンティアーゴ・デ・コンポステーラのカテドラルを目指して各地より巡礼の旅をする道の事を言います。特にどこらら始めないといけない等という決まりはありませんが、短い距離を巡礼する人でも普通は300km前後、スペイン国内を出発地点として長い距離なら1000km前後も歩く人がいます。1日歩ける距離は大人で平均20-30km位みたいです。この巡礼の道の各町、各村にはアルベルゲといって宿があり1泊300ペセタ～1000ペセタ位で、ベットやシャワーが使用できます。夕方のアルベルゲには4時～5時頃には次々と巡礼者が集まってきて、まったく知らない人同士ですが、同じ巡礼者仲間ですので楽しい会話ができる一時となります。中にはベットに座り込み足の手当てをしている人が少なくもありません。いろいろな事情で巡礼をする人がいるでしょうが、理由の一つとして現代での生活から少し離れて自分を見つめ直したりというのが 中でも多いみたいです。朝7時～8時（まだ暗いです）にアルベルゲを出発して次の目的地まで6～8時間歩くのです。地域ごとで景色は変わりますが、中には険しい山や、また他の場所では一面の平原で羊飼いのいるような一本満ちを次ぎの村を目指して歩くのです。私は10/7日のパンプロナ～10/15日のレオンまで、この巡礼の道のTV番組製作で旅をしていましたが、現代人には忘れられた、人間として重要な何かを取り戻す事ができるような道がこのEL CAMINO DE SANTIAGOではないかと、ふと思いました。このTV番組は2時間に及びスペイン巡礼の道を紹介していくので興味のある方は御覧になって下さい！日本で放送されるスペインは通常、アンダルシア地方やバルセロナが一般的ですが、この番組ではスペイン北部の映像が楽しめるので今までとは違った印象を受られると思います。放送日/11月19日（金曜日）デジタル衛星放送の旅チャンネルで21：00より2時間です！スペイン情報をマドリッドより発信中！！巡礼旅行に参加したいなら、連絡下さい！！SPAIN - GUIDE. COMhttp://www.spain-guide.com/

パンプロナの町に入る手前にある橋です。昔の巡礼者も渡ったまんまの橋です。パンプロナの町は闘牛が町中を走り回る祭りで有名です。