マニラのエコパーク

公開日 : 2009年09月01日
最終更新 :
筆者 : 美恵子

フィリピンは、「エコ」とは縁のない国のような印象。

だって、排気ガスをブーブー吐き出して走るジプニーが大量に道路を走るし、

普通自動車だって車検とかないし、そもそもお手製の車が走るくらいだから

排気ガスの観点からも、エコな感覚はないと思っている。

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マニラで生活して驚いたのは、

日本ではあれだけゴミの分別にうるさいのに、こちらでは

すべてのゴミはぜんぶ一緒の袋に入れて、ポイってところ。

せめてと思い、プラスチックと燃えるゴミにわけて袋に入れていても

ゴミを集める人が、一緒にいれて回収している姿を見て、分別はやめた。

日常生活のなかから、“エコ” には関心がないのかしら? と

思っていたここフィリピンですけど、

そのまんま、こんな名前の巨大公園を発見しました。

「エコパーク」

正式名称は、

「LA MESA ECOPARK」 ラ・メサ・エコパーク

マニラ首都圏の北東に位置するケソン市にあります。

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マニラで子育てしていると、週末に子供を連れて遊びに行く場所に

けっこう困ります。 たいていショッピングモール巡りになることが多くて。

子連れで行く “公園” 自体がほとんどありません。

どうして? と思って、在住歴の長い人に聞いてみると、

広い公共の場所があると、ぞろぞろを人々が住み着いてしまう可能性が

あるんだとか。 貧困層の人も多いこの国で、たちまちそこは、公共の広場

というより、住み家に変わってしまうというのです。

なるほど、納得。

たしかに同じケソンにある「フィリピン大学」の構内にも、

住み着いている人々の小屋がたくさんありました・・・。

そんな中、広大な敷地で、こんなにもキレイに整備されている公園って、

ほんとうに貴重な存在。  しかも、エコパークと銘打っているんだもの!

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フィリピン国内外の大企業がスポンサーとなって

このエコパークを保存・維持しているよう。

ダム湖周辺の敷地を改善して、さまざまな取り組みをスポンサーが

展開している感じの作りです。

そして、なにより嬉しいのが、家族で来て遊べるアトラクションも

多いということ。 ロッククライミング、屋外プール、サイクリング、

湖の綱渡りに、乗馬、バーベキューなどなど・・・。

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乗馬 50ペソ〜

ボート乗り 100ペソ/30分

釣り 80ペソ/1k

自転車レンタル 50ペソ/1時間〜

プール 80ペソ(3f〜) 40ペソ(〜3f)

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子供にとっても、大人にとっても、空気がきれいで、

緑の中を思いっきりお散歩できるこの環境は、マニラではとてもありがたい。

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実際にどこまで「エコ」なのか、

難しいことは抜きにして、のびのび1日過ごせるこの公園の存在は、

在住者にとっては、貴重な場所だな、と思います。

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日本人の多く住むマカティ市からは車で40分くらいかかるので、

しょっちゅう行ける場所ではないけれど、

マニラの雑踏に疲れたときには、おススメの公園ですね。

よかったら、ぜひ。

LA MESA ECOPARK

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