台風16号によるマニラ洪水

公開日 : 2009年09月28日
最終更新 :
筆者 : 美恵子

25日金曜日の深夜から降り続いた雨。

本当に一晩中、強い雨がザーザー降っていました。

そして、26日土曜日の午前中には雨を降られていた雲は、

台風16号(Kensana)に変わり、ここマニラのあるルソン島を横切って、西へと抜けていきました。

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今回の台風は、さほど強風が吹いたわけではないけれど、

とにかく大量の雨を降らせ、首都圏とはいえ、道路や下水・排水の

整備がまったくといっていいほど進んでいないマニラには、

大打撃の大雨となりました。

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マニラを流れるパシッグ川も水位があがり、一部河川沿いへ溢れだして

周辺の道が水没する被害が出ています。

ここフィリピン、とにかく雨期はしょっちゅう台風が直撃します。

というか、フィリピン周辺で台風が発生して、

各地へ進んでいくという感じ・・・。

マニラへ住み始めてまだ1年。

なんども台風襲来には合ったし、なんどもマニラの洪水には遭遇。

首都とはいえ、本当によく水没(洪水・浸水)する街です。

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パシッグ川に架かる橋の上には、水没を逃れようと、

台風通過中から、多くの車が橋の上に避難を始め、過ぎ去るまで

停車されたままでした。

(橋を渡る車は、橋の両サイドの道が水没しているので極少)

台風16号によるマニラの洪水、

20年ぶりとも40年ぶりともいわれる大洪水らしいですが、

多くの在マニラ日本人が住むエリアのマカティは、マニラで1番

整備されているビジネス・住宅エリアでもあるので、被害は他地域に

比べると、大きくないように思います。

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浸水した道を進んでいく、バイクやトライシクル(サイドカー付きバイク)

もこんな状況はなれたもの、注意を払いながら、それでも進んでいきます。

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庶民の貴重な足となっているジプニーも、

車体の1/3を水につかりながら、走行中。

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台風、洪水の週末が明けた28日月曜日。

地元のローカルの学校は、小中高校とも1週間の休校になっている所が

多いらしい。

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駐在日本人の子女が通う、インターナショナルの幼稚園や学校も

月・火の2日間の休校が決定。

ビジネス街のマカティの街中を見渡してみても、

いつもブーブー元気に走るジプニーの姿がほとんどなく、

交通量もびっくりするくらい少なく、名物の渋滞の面影まったくなし。

マニラは、洪水の被害にあったあとの復旧にも時間がかかります。

溜まった水を排水する整備が遅れているので・・・。

また、マニラの郊外に住む人々の家は、浸水したり、

また停電で電気が復旧しなかったり、日常生活に大きな影を

落としています。

もうしばらく、この洪水騒動は続きそう。

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