台風16号によるマニラ洪水
25日金曜日の深夜から降り続いた雨。
本当に一晩中、強い雨がザーザー降っていました。
そして、26日土曜日の午前中には雨を降られていた雲は、
台風16号(Kensana)に変わり、ここマニラのあるルソン島を横切って、西へと抜けていきました。
今回の台風は、さほど強風が吹いたわけではないけれど、
とにかく大量の雨を降らせ、首都圏とはいえ、道路や下水・排水の
整備がまったくといっていいほど進んでいないマニラには、
大打撃の大雨となりました。
マニラを流れるパシッグ川も水位があがり、一部河川沿いへ溢れだして
周辺の道が水没する被害が出ています。
ここフィリピン、とにかく雨期はしょっちゅう台風が直撃します。
というか、フィリピン周辺で台風が発生して、
各地へ進んでいくという感じ・・・。
マニラへ住み始めてまだ1年。
なんども台風襲来には合ったし、なんどもマニラの洪水には遭遇。
首都とはいえ、本当によく水没(洪水・浸水)する街です。
パシッグ川に架かる橋の上には、水没を逃れようと、
台風通過中から、多くの車が橋の上に避難を始め、過ぎ去るまで
停車されたままでした。
(橋を渡る車は、橋の両サイドの道が水没しているので極少)
台風16号によるマニラの洪水、
20年ぶりとも40年ぶりともいわれる大洪水らしいですが、
多くの在マニラ日本人が住むエリアのマカティは、マニラで1番
整備されているビジネス・住宅エリアでもあるので、被害は他地域に
比べると、大きくないように思います。
浸水した道を進んでいく、バイクやトライシクル(サイドカー付きバイク)
もこんな状況はなれたもの、注意を払いながら、それでも進んでいきます。
庶民の貴重な足となっているジプニーも、
車体の1/3を水につかりながら、走行中。
台風、洪水の週末が明けた28日月曜日。
地元のローカルの学校は、小中高校とも1週間の休校になっている所が
多いらしい。
駐在日本人の子女が通う、インターナショナルの幼稚園や学校も
月・火の2日間の休校が決定。
ビジネス街のマカティの街中を見渡してみても、
いつもブーブー元気に走るジプニーの姿がほとんどなく、
交通量もびっくりするくらい少なく、名物の渋滞の面影まったくなし。
マニラは、洪水の被害にあったあとの復旧にも時間がかかります。
溜まった水を排水する整備が遅れているので・・・。
また、マニラの郊外に住む人々の家は、浸水したり、
また停電で電気が復旧しなかったり、日常生活に大きな影を
落としています。
もうしばらく、この洪水騒動は続きそう。
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