フィリピンを走る自動車

公開日 : 2009年10月15日
最終更新 :
筆者 : 美恵子

フィリピン名物ともなっているジプニー。

ブーブー大量の排気ガスを撒き散らしながら走り、

停留所がないから交差点だろうとおかまいなしにどこでも停車し、

車両整備していないから、ウインカーやブレーキランプの点灯なし。

つまり、けっこうワルな存在。

でも、マイカーがない人にとっては、大切な移動の手段。

くるま1.jpeg

そのジプニー、“アメリカ軍が置いていったジープを改造した乗り物”

が始まりとこのことだけど、マニラ郊外ではジプニー工場もあるし、

つまり、現在では ジプニーをフィリピンで製造しているってこと。

フィリピンには自国の自動車メーカーはないけれど、

自動車を製造する(解体して改造)ノウハウはあるってわけで・・・。

で、気になるのが、

フィリピン各地でよーくみるコレ。

あきらかに“自作”の自動車。

くるま2.jpeg

一見、クライスラーのジープなデザインだけど、

薄い鉄板に覆われたボディーや、溶解してくっつけた丸出しのつなぎ目、

なんだか ジプニーの弟かよっ という風貌。

ジプニーほど大量ではないが、

この自作自動車、けっこう数は多い。

自動車製造のことは詳しくはないけれど、

たぶん製造の基準ってあると思うが、おそらくその辺クリアしてなさそう・・・

ジプニーのエンジンは、中古のISUZUのエンジンが人気だと聞きました。

廃車になった車が、エンジンなり部品なりを再生され

お役に立っているっていうのは悪いことじゃないけど・・・。

くるま3.jpeg

車検とかの制度がここフィリピンにあるのかどうか知りませんが、

そんな車両整備検査がもしあったら、かなりの車はパスしないだろうなぁ。

だって、ドアがないんだもん。

しかし、フィリピン人は、

あるものを使って “創造する能力” には長けているのかもしれない。

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