フィリピンでの台風と絆
既にテレビなどで報道されている通り、現在、フィリピンの南部ミンダナオ島では
死者・行方不明 1,000人以上という大きな台風被害が報告されています。ミンダナオ島はここ首都マニラから1200キロ南にあるフィリピンで2番目に大きな島で、面積は約95,000平米で、北海道の約1.2倍のほどです。
ミンダナオにはフィリピン第二の都市である「ダバオ」があり、古くから日本人が
移住しており、ダバオには日本人団体が設立した私立大学もあるほど、
日本との関わりが深い町です。
このブログでもお伝えしている通り、クリスマスはフィリピン人にとって非常に大切な時期です。
それだけに、こんな時期に沢山の命が奪われるなんて、、、
とやりきれない思いでいっぱいです。
1995年、日本は阪神大震災に見舞われました。当時世界各国から支援やボランティアが
集まり、復興という大きな目標に向かってともに活動をしました。
ひと段落着いたとき、日本の若者たちは
「あの時のお礼に・・・」
と、どんどん海外に出て積極的にボランティア活動などに参加するようになったと聞きました。
内向きといわれる今日より少し前の話です。
今年3月、日本で東日本大震災があったとき、決して豊かな国ではありませんが、
医療チームの派遣や救援物資の申し出をしたフィリピン政府。
そして、誰も
「日本は裕福な国だから援助はいらないでしょう」
なんて言わず、フィリピン人・日本人を問わず街中でも様々な募金活動が行われました。
そして今、フィリピンにはマレーシア、オーストラリア、インドネシア、カナダから資金や物資が届けられており、日本政府も緊急援助物資を送ることを決め、物資は近日中にシンガポールから届くとのこと。
本日のこちらの邦字メディアであるNNAのコラム「テイクオフ」が印象的でした。 「今年は日本も大きな災害に見舞われた。その日本で恒例の「今年の漢字」に選ばれたのは「絆」。2位以下には「災」「震」「波」が続くが、何より「絆」という前向きな言葉が選ばれたことに意味がある。」
本当にその通りだと思います。
今年、日本にそしてフィリピンに起こったことは非常に悲しいことではありますが、
この絆で今現在、そしてこれから来るであろう困難なときを乗り越えていきたいと思います。
いつも読んでいただいてありがとうございます。おかげさまで
これからもこの「絆」を見守ってください。
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