世界で最も「セルフィー」の多い街・マカティ/パシグ

公開日 : 2014年03月15日
最終更新 :
筆者 : Okada M.A.

いつでもどこでも皆んなでセルフィー。

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CNNによりますと、イギリスのオックスフォード辞典の「2013年を代表する単語」、いわば英語圏の2013年流行語大賞に、写真の自分撮りを意味 する「selfie(セルフィー)」が選ばれたそうです。http://www.cnn.co.jp/fringe/35040204.html

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←マニラの世界遺産(サン・オーガスティン教会)で「セルフィー」

「セルフィー」の定義は、「自分で自分を撮影した写真。またはスマートフォンやウェブカメラで撮影してSNSに掲載したもの」となります。いわば、ちょっと前に流行った「プリクラ」のシールではなく、SNSへの貼り付け版といえるでしょうか。

さてそのセルフィー、「世界で最もセルフィーの多い街」が、我がマニラ首都圏の街、マカティ市+パシグ市エリアであると、タイム誌が作るtime.comで発表されました。

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マカティの街: マカティは商業・金融の中心街であり、高級住宅街でもある。因みに私はマカティでは数少ない庶民の下町在住。

これは人口10万人あたりのセルフィーの数で換算し比較するもので、世界のベスト5は以下の通りです。

1位 マニラ・マカティとパシグ: 258セルフィー

2位 ニューヨーク・マンハッタン: 202セルフィー

3位 フロリダ・マイアミ: 155セルフィー

4位 カリフォルニア・アナハイムとサンタ・アナ: 147セルフィー

5位 マレーシア・ペタリンジャヤ: 141セルフィー

なんとダントツの一位で、アメリカの、いかにもの3エリアを押えての首位。凄いです。

しかし、考えると、この背景にはいろいろなものが見えてきます。スマホの高い普及率、それを支えるマニラ首都圏の経済の好調さ、フィリピン人の友好的なホスピタリティ、また、フィリピン人のプライバシー軽視の感覚と見栄っ張りさ、元々セルフ・ポートレートが大好きなナルシストさ、国際的な出稼ぎの多さの割に多いホームシック、英語の得意さから来る国際的なコミュニケーション能力、etc.etc.

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フィリピンではSIMカード使用で簡単にスマホを始めることが出来る。購入も複雑な手続きは必要なく、写真のような仮設の店から気軽に買えてすぐに利用出来る。

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マニラの好調な経済の象徴のエグゼクティブな多目的エリア: イーストウッド。IBMやシティバンク、フィリピンの最大手のディベロッパー、メガ・ワールドなどのビルが見える。他に世界最大のコールセンター、アクセンチュアやDell、ヒューレット・パッカードなども。

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マニラには、ポートレート専門のイラストレーターが仮設の店を出しているショッピング・モールも多い。自分や家族と一緒の「肖像画」を自分の家に飾る訳。

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本屋の中心は英語で書かれた本。フィリピン語の著書はマイナー。

ま、しかしここは、開けっ広げのおおらかな明るさ、ということで理解しましょう。南太平洋西端でしかも、アジアで唯一の、かつてスペインが盟主だったラテン系なのですから。

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