マニラの8月の風物詩、それはバギヨとバハ(台風と洪水) 八月お題
マニラでは四月が真夏の盛りで、六月に入ると雨季が始まり、八月は台風のシーズンとなります。台風はフィリピン語で「バギヨ」といい、フィリピンの東南東の太平洋上で生まれ、洋上で水蒸気をタップリ含んでフィリピン上陸と共に一気に吐き出すように大雨を降らせ洪水を引き起こします。洪水はフィリピン語で「バハ」。
今回は、この二つを季語にして俳句でマニラのこの季節を表現してみます。
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− 余は麻仁羅(マニラ)の過客(かきゃく)にして、過ぎ越し行く時もまた旅人なり。
西太平洋上に生活を浮かべ、タマラウ(水牛)の口とらえて老いを迎えるものは、日々旅にして、旅を栖(すみか)とするノマドなり。今はただ麻仁羅の細道を行く。−
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フィリピンの 辰巳に産まる バギヨの子
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あまつさえ 生後三日で バギヨ来し
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バギヨ来て バンブーハウス いと涼し
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バギヨ吹き アナハウの屋根 おもしろき
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停電の 合図と知るや 家鳴風
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バハ来れば 稼ぎ時なり トライショー
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一味なり 貧富の差なし バハの中
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街路樹は 障害物と 見つけたり
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バギヨ日は 倍払いあり BPO
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公共と バハは言わせぬ コミューター
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